村上久『検事の現場検証』(中公文庫)


発行:1986.3.1



 元最高検察庁検事、千葉地検検事正であり、出版当時公証人である筆者の検事時代の体験記。人権尊重などを謳っているのはいいのだが、綺麗事を言っているようにしか見えないのは私の偏見だろうか。失敗例なども書いているが、“負”の部分は全く書かれていない。当然だろうが。雅樹ちゃん誘拐殺人事件や小松川女子高生殺人事件などで検事側からの視点が書かれているのが目を引く程度。

 本書は1982年に発売された『凶悪犯罪とその捜査』(立花書房)の改題増補版である。

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