江戸川乱歩推理文庫第55巻(講談社)
『探偵小説四十年3』



【初版】1988年3月8日
【定価】480円
【乱歩と私】「鬼の側面」山村正夫


【紹介】
 新聞・雑誌などの切り抜きを自ら丹念に収集し、保存した「貼雑帳」を資料に、折々の交友関係、創作の経緯、家庭内の出来事を克明に綴った乱歩の回顧録。
 本篇は、日本の歴史にとって最大の激動期であり、乱歩にとっても思いもよらぬ危機に直面した昭和十一年から二十二年までを収録
(裏表紙より引用)


【収録作品】

初 出
「探偵小説三十年」のタイトルで『新青年』昭和24年10月号〜昭和25年7月号まで連載。廃刊に伴い中断。『宝石』に掲載誌を移し、昭和26年3月号〜昭和31年1月号まで掲載。引き続き「探偵小説三十五年」と改題され、『宝石』昭和31年4月号〜昭和35年6月号まで連載。昭和31年度まで執筆したが、新たに昭和35年度までを書き下ろし、昭和36年7月、桃源社より千部限定出版で『探偵小説四十年』のタイトルで刊行。
目 次
 甲賀・木々論争(昭和十一・十二年度)
 隠棲を決意す(昭和十三・四・五年度)
 末端の協力(昭和十六・七年度)
 愈?協力に励む(昭和十八・九年度)
 戦災記(昭和二十年度)
 探偵小説復活の昂奮(昭和二十一年度)
 探偵作家クラブ結成(昭和二十二年度)
感 想
 その名の通り、江戸川乱歩自身が書いた乱歩の探偵小説四十年史である。まさか3から読む人はいないだろうが、1から読むことを勧める。本書は主に戦争の時期に当たっている。暗黒で愚かな戦争の間、作家たちはどのように振り回されたのかも書かれていて興味深い。
備 考
 

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