山田風太郎賞



【山田風太郎賞】
 KADOKAWAと角川文化振興財団が主催主催。山田風太郎の独創的な作品群と作家的姿勢への敬意を礎に有望な作家の作品を発掘顕彰する作家および作品に贈られる。毎年9月1日〜翌年8月31日までに発表された小説作品の中から選ばれる。受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円が授与される。

第1回(2010年)
受賞 貴志祐介 『悪の教典』  サイコホラーであり、超弩級のエンターテインメント。はっきり言って、殺人鬼の話だし、最後は大量殺戮を行うのだから、内容としてはひどいのだが、それでもページをめくる手が止まらないというのは、それだけ読む者の目を惹き付けるだけの内容があるということ。本当にこういう人物がいるんじゃないかと思わせるところに、見事なリアリティがある。ある意味悪夢に近い、強烈な印象を与える、そして忘れられない作品だ。
第2回(2011年)
受賞 高野和明 『ジェノサイド』  590ページの大作ながら一気に読み進めてしまうストーリー。手に汗握る先の読めない展開、わかりやすく咀嚼されているため思わず読み込んでしまう学術的なストーリーの補強部分、極限に追い込まれた人間たちのドラマ、大きな不安とそれ以上に輝かしい未来を感じさせるラストなど、エンタテインメントとして超一級品。ためらうことなく傑作と言える作品である。
第3回(2012年)
受賞 冲方丁『光圀伝』(角川書店) 未読
第4回(2013年)
受賞 伊東潤『巨鯨の海』(光文社) 未読
第5回(2014年)
受賞 荻原浩『二千七百の夏と冬』(双葉社) 未読
第6回(2015年)
受賞 佐藤正午『鳩の撃退法』(小学館) 未読
第7回(2016年)
受賞 塩田武士『罪の声』(講談社) 未読
第8回(2017年)
受賞 池上永一『ヒストリア』(KADOKAWA) 未読
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