無期懲役判決リスト 2020年度





 2020年に地裁、高裁、最高裁で無期懲役の判決が出た事件のリストです。目的は死刑判決との差を見るためです。
 新聞記事から拾っていますので、判決を見落とす可能性があります。お気づきの点がありましたら、日記コメントなどでご連絡いただけると幸いです(判決から7日経っても更新されなかった場合は、見落としている可能性が高いです)。
 控訴、上告したかどうかについては、新聞に出ることはほとんどないためわかりません。わかったケースのみ、リストに付け加えていきます。
 判決の確定が判明した被告については、背景色を変えています(控訴、上告後の確定も含む)。

What's New! 3月18日付で最高裁第三小法廷は、中野稚也被告の一・二審無期懲役判決(求刑同)に対する被告側上告を棄却した。判決が確定する。



地裁判決(うち求刑死刑)
高裁判決(うち求刑死刑)
最高裁判決(うち求刑死刑)
2(0)
4(2)
4(0)

【最新判決】

氏 名
中野稚也(29)
逮 捕
 2017年12月6日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗致死、昏睡強盗、窃盗他
事件概要
 長崎県諫早市の自営業中野稚也(わくや)被告は、実質経営していたスナックの従業員と共謀。2017年4月8日未明、睡眠薬を混入した酒を飲ませて昏睡状態になった客の男性会社員(当時37)から約3万円を奪い、吐いた物を喉に詰まらせ窒息死させた。
 男性客は事件当日、同じビルの下の階の店にいたところ、アルバイト少女に誘われてスナックに行った。男性客はスナックを数回訪れたことがあった。
 その他、中野被告らは3月26日、スナックで客の男性(当時23)に睡眠薬を混ぜた酒を飲ませて昏睡させた上でキャッシュカードを奪い、近くのコンビニエンスストアの現金自動預け払い機(ATM)で100万円を引き出した。
 3月28日、スナックで客の男性(当時21)に睡眠薬を混ぜた酒を飲ませて昏睡させた上でクレジットカードを奪い、店の端末を使って約10万円を決済した。
 長崎県警は12月6日、強盗致死容疑で中野被告、店長の男性Y被告、従業員の女性、アルバイト少女(当時17)、建設作業員の少年(当時17)ら5人を逮捕した。27日、別の昏睡強盗と窃盗容疑で中野被告ら4人を再逮捕し、1人のアルバイト少女(当時19)を新たに逮捕した。2018年1月17日、別の昏睡強盗事件の容疑で5人を再逮捕した。
 5月8日付で長崎地検は、強盗致死容疑で逮捕されたY被告、従業員の女性、建設作業員の少年について不起訴にした。また1件について中野被告ら4人の昏睡強盗罪についても不起訴にした。
裁判所
 最高裁第三小法廷 林景一裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年3月18日 無期懲役(被告側上告棄却、確定)
裁判焦点
 
備 考
 3月のこん睡強盗並びに窃盗容疑で起訴された元店長のY被告は2018年5月18日、長崎地裁(小松本卓裁判官)で懲役3年6月判決(求刑懲役6年)。控訴せず確定。
 強盗致死容疑で逮捕されたアルバイト少女は、同非行内容で長崎家裁に送致された。
 強盗致死容疑で逮捕され不起訴となった従業員の女性に対し、中野稚也被告は不当と長崎検察審査会に訴えた。2019年4月24日付で長崎検察審査会は「昏睡強盗の共犯であることを自覚しており、加担した犯罪行為により尊い人命が失われている」などとして「不起訴不当」の議決をした。

 2019年5月23日、長崎地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。2019年11月22日、福岡高裁で被告側控訴棄却。



【2020年度 これまでの無期懲役判決】

氏 名
宮口義弘(60)
逮 捕
 2016年4月15日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗殺人、死体遺棄
事件概要
 埼玉県春日部市の不動産コンサルタント・宮口義弘被告は約200万円の借金返済を免れるため、2016年2月3日頃、春日部市に住む知人の無職男性(当時73)を窒息させて殺害し、遺体を自分の車の荷台に隠した。5日頃、遺体を群馬県藤岡市の空き地に埋めた。
 男性は一人暮らしで、2月5日に福祉関係者が訪ねたが、室内に姿がなく、連絡を受けた男性の長男が2月12日、春日部署に行方不明者届を提出。埼玉県警は事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を開始。交友関係から宮口被告に話を聞いたが、説明に不審な点があったため、関係先を捜査したところ、藤岡市の空き地に掘り返した場所があり、地表に手が出ているのを4月8日に捜査員が発見。県警は15日、宮口被告を死体遺棄容疑で逮捕した。6月9日、強盗殺人容疑で再逮捕。
裁判所
 さいたま地裁 田尻克己裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年1月8日 無期懲役
裁判焦点
 差し戻し裁判員裁判。
 2019年12月9日の初公判で、宮口義弘被告は一審と同じく強盗殺人罪について、「そのようなことはしていない」と否認。死体遺棄罪については「運搬したが土に埋めてはいない」と一部否認した。
 冒頭陳述で検察側は、「被告が男性を乗せた車内に男性の血痕が付着していた。鼻や口に巻かれた粘着テープは被告が購入し所持していたもの」と指摘。事件当日に男性の携帯電話を使って自身に電話をかけ、「男性が死亡したのに生存していると見せかける偽装工作をした」と述べた。そして宮口被告が男性との「証拠上認められる最終接触者」であり、死体遺棄場所に「相当時間とどまっていた」などと指摘した。弁護側は男性を殺害したのはヤンと名乗る男1人で、土に埋めたのはヤンとその仲間たちと主張。宮口被告は遺体の運搬を手伝ってしまったとして、強盗殺人罪について無罪を主張し、死体遺棄罪については一部を否認した。
 17日の論告で検察側は、生存した被害者と最後に接触したのは被告であり、遺体の口などに巻かれていた粘着テープは被告が事前に購入したものと指摘。借金返済を言い逃れができないと考え、殺害を決意したとして「確定的殺意に基づく残忍な犯行」と述べた。
 同日の最終弁論で弁護側は、粘着テープなどは「犯行の準備行為ではなく、仕事のために買ったもの」と主張。被害者を乗せた車を処分しなかった点などから「あえて証拠を残すような行為には疑問が残る」などとして、男性を殺害して遺体を埋めたのは、ヤンと名乗る男とその仲間であるとした。
 最終意見陳述で宮口被告は「私は殺害していない。適切な判断をしてほしい」と述べた。
 判決で田尻裁判長は変更前の訴因で審理した上で、借金の返済を先延ばしにしていた被告が、露見する可能性の高いうそをついて追い込まれていた状況や、被害者の鼻や口に巻かれた粘着テープや、遺体を埋めるのに使うくわを被告が購入したことなどを挙げ、殺害と死体遺棄の実行犯であるとともに強盗殺人の故意を認定。そのうえで「借金の返済を免れるために男性を殺害した動機は身勝手で強く非難されるべきだ」と述べた。
備 考
 2018年2月6日、さいたま地裁の裁判員裁判で一審懲役10年判決。強盗殺人の成立を認めず、傷害致死を適用した。2019年2月8日、東京高裁で一審破棄、地裁差し戻し。一審の裁判官が証拠調べ終了後、検察官に単独または氏名不詳者との共謀による犯行とするよう訴因変更を促したうえで変更を許可した一方、弁護人の弁論再開請求を却下したと指摘。「弁護人の反証の機会を奪うもので極めて不当」と非難。審理をやり直す必要があると結論付けた。
 被告側は控訴した。

氏 名
平野達彦(45)
逮 捕
 2015年3月9日(現行犯逮捕)
殺害人数
 5名
罪 状
 殺人、銃刀法違反
事件概要
 兵庫県洲本市の無職、平野達彦被告は2015年3月9日午前4時ごろ、自宅近くに住む無職の男性(当時82)宅で、男性と妻(当時79)の胸などをサバイバルナイフで複数回刺して殺害。7時ごろ、近くに住む嘱託職員の男性(当時62)方で、男性と団体職員の妻(当時59)、母親(当時84)をサバイバルナイフで刺して殺害した。
 同居していた長女(当時32)が110番通報。洲本署員が倒れている男女3人を発見、まもなく死亡が確認された。7時45分ごろ、同署員が近くにいた平野被告の服に血がついていたため職務質問したところ、関与を認めたため、この3人に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕した(後に容疑は殺人に切り替えられた)。その後、先に殺害された2名の遺体が発見された。

 平野被告は父親と祖母との3人暮らし。母親は淡路島内で別居していた。神戸市の私立高校を2年で中退し、実家に戻るなどしていた。
 2005年9月、平野被告は淡路島内で物品を壊したとして警察官に保護され、島内の病院に措置入院した。退院後の2009年7月、最初に殺害された男性の孫の男性と平野被告のオートバイの騒音を巡って口論となった。2010年7月、平野被告の母親が「インターネットへの書き込みを巡って近隣トラブルを起こした」と、洲本健康福祉事務所と洲本署に相談。12月、最初に殺害された男性の親族をネット上で中傷したとして名誉毀損容疑で逮捕されるも、精神障害のため、明石市内の病院に措置入院した。妄想性障害と診断され、2013年秋の退院後は明石市内に住んでいたが、医療機関での受診は2014年7月で最後となった。しかし両親は10月、「ネットでの中傷をしている」と相談。母親は洲本健康福祉事務所にも「息子が金の無心に来るかもしれない。以前にテーブルを蹴るなどしたことがあり、怖い」と話した。相談は両事務所に少なくとも7回あり、洲本健康福祉事務所は明石健康福祉事務所への相談内容と合わせ、同署に「母親が不安がっている」と伝えたという。
 洲本事務所は、平野被告の家族らから2005年以降に計5回、近隣トラブルなどの相談を受け、家族を介して支援していた。2014年10月の相談後も明石、洲本両事務所は内容を共有し、県警洲本署に協力を依頼。受け入れ先の病院を調整していた。しかし20日、明石事務所が問い合わせると、母親は「姿を見せなかった」と答えた。明石事務所は平野被告に面談し、健康状態に問題はないと判断。母親からの相談は途絶え、洲本事務所も追跡の電話や訪問はしなかったという。
 平野被告は2015年1月、洲本市の実家に戻った。平野被告は自宅に閉じこもり、会員制交流サイトのフェイスブックやツイッターなどに本名で登録し、被害者や近隣住民を批判する書き込みを繰り返していた。また、米軍や政府への批判も書き連ねた。
 2月14日、最初に殺害された男性の孫の男性が自宅近くで平野被告と口論になり、写真を撮られた。男性の娘が15日、自宅を訪れた県警洲本署員に不安を訴え、その後も連日、二つの別の駐在所を訪問。「写真を勝手にインターネットに掲載されたら犯罪になるのか」と相談し、地元でのパトロールの状況を確認した。20日、駐在所ではなく、洲本署を直接訪れた。「何とかできないか。犯罪にあたるなら捕まえてほしい」と訴えるも、対応した刑事課員は「写真を撮られただけでは事件化は難しい」と回答した。刑事課員がこの際、「何かあったら110番してください」と告げたところ、21日、男性が「(平野被告が)自宅付近を徘徊している」と110番通報。署員が駆けつけたが、平野被告の姿はなく、接触できなかった。一家は、平野被告が「ツイッター」に写真を掲載したのを確認し、家族が28日に駐在所を訪問。写真撮影やネット上の中傷行為について「人権侵害にならないのか」「事件化してほしい」と求めたり、「自宅周辺を徘徊している」と通報したりしていた。署は「写真を撮られただけでは難しい」と応じ、付近のパトロールを強化するなどしていた。署は平野被告本人への警告も提案したが、被害者側は望まなかった。3月2日には、親族が洲本市役所の人権推進課の窓口を訪れ、相談。市は弁護士の無料法律相談を紹介。3日には洲本署を訪れ、同署が捜査を始めた。親族は4日、弁護士の無料法律相談に訪れて相談していた。
 結果として、2月14日から3月3日まで9回、男性や親族は洲本署に相談していた。すべてデータベースに入力されていたが、県警によると、同署単独の取り扱い事案だったため、広域相談指導係のチェックから漏れたという。同署はパトロールのほか、駐在所員が2月15、16両日に平野被告宅を訪問したものの、父親に「(妄想性障害のため)ふさぎ込んでおり、入院させようかと思っている」と言われて本人に会えていなかった。また、繰り返し相談はあったが、被告の行為に暴力や殺害をほのめかす言動がなかったため、同署が凶悪性は低いと判断したとみられ、人身安全関連事案対策係にも報告されていなかった。また保健所は、平野被告は洲本市に戻っていることを知らなかった。

 2015年3月30日、先の2名の殺人容疑で平野被告は再逮捕された。
 神戸地検は、刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置を神戸地裁に請求し、認められた。4月9日から8月31日まで実施され、神戸地検は9月8日、「刑事責任能力があると認めた」として、平野被告を殺人容疑で起訴した。
裁判所
 大阪高裁 村山浩昭裁判長
求 刑
 死刑
判 決
 2020年1月27日 無期懲役(一審破棄)
裁判焦点
 2018年9月28日の控訴審初公判で、弁護側は、一審判決には責任能力に関して事実誤認があるなどと主張した。村山浩昭裁判長は職権で精神鑑定の実施を決めた。検察側は一審で十分な鑑定をしていると異議を申し立てたが、裁判長は退けた。鑑定人の精神科医が出廷し、来年1月末までに結果を提出することを了承した。
 2019年7月17日の第2回公判で、平野達彦被告の精神鑑定をした医師の証人尋問が行われ、「薬剤性の障害という鑑定は誤っている」と指摘。被告が「電磁波攻撃から身を守る」などと主張した動機について「被害妄想しか考えられない」と指摘。被告は被害者から攻撃を受けているという妄想を抱いていたとして、「事件当時は被害妄想が圧倒的に影響していた妄想性障害だった」と主張した。妄想と本来の人格についての、どちらがどの程度事件に影響したかは「はっきりと分けては言えない」とした。一方、一審時の鑑定医の証人尋問もあり、薬剤性の精神障害だったと改めて主張。「妄想の著しい影響があったが、普段の人格が全く機能していなかったとは言えない」と述べた。
 9月18日の第3回公判で、犠牲者の遺族4人が意見陳述し、厳罰を求めた。事件で母と兄夫婦を奪われた女性は「人を殺していいはずがないし、刑を減らされるような事情とはとても思えない」「被告や(被告の)親族から謝罪はおろか、一本の連絡もない」「私たちの家族を戻してほしい」などと声を詰まらせ、死刑判決を求めた。
 30日の第4回公判で、弁護側は新しい鑑定結果を踏まえ、「心神喪失または心神耗弱の状態だった」と主張。検察側は「被害者が寝ている時間帯を選ぶなど、合理的に行動していた」と指摘し、結審した。
 判決で村山裁判長は、起訴前後の鑑定結果について、控訴審に証人出廷した担当医の証言が一審段階では「明らかに妄想が活発化した形跡はない」としたのに、二審では妄想の活発化を認めるなど意見が食い違っていることなどを挙げ、「責任能力の判断の点で重大な変更で、信用性に大きな疑問がある」と指摘した。二審で新たに実施した精神鑑定の担当医の「犯行時の被告の妄想性障害は活発だった」との証言を重視。「妄想でしか動機を説明できず、病気の影響はきわめて大きい」とし「被告は重い妄想性障害で被害妄想が悪化し、攻撃性などが極めて高まっての犯行。犯行を思いとどまる能力が著しく減退していた」と判断して心神耗弱状態だったと認定した。ただ、犯行前に殺人の方法についてインターネットで検索していたことなどから、「制御能力は保持されていた」とした。
備 考
 地元の洲本保健所には、平野被告が洲本市に転居したことや通院をやめたことなどの情報が伝わっておらず、何の対応もできなかった。事件後、兵庫県の「精神保健医療体制検討委員会」は提言をまとめ、2015年12月16日、井戸敏三知事に提出した。今後は、現行の保健所と県警の連携体制を拡充し、自治体や医療機関なども含めるべきだと指摘。自傷、他傷の恐れがある精神障害者の治療が途切れないよう、関係機関がチームで支援することを求めた。市町の相談業務義務化も盛り込んだ。
 平野被告に対する県の対応について、田中究(県立光風病院長)座長は記者会見で「基本的に不十分。被告が治療を中断しなければ事件は起こらなかった」と結論づけた。
 兵庫県は洲本市の事件を受けを2016年4月、医師ら5人前後でつくる専門家チームを設けて県内13保健所に配置し、退院後も患者を訪問し、家族らの継続支援を行い、9月までに44人の患者をケア。措置入院の解除の是非などを医師に助言する第三者機関も2017年1月に新設した。厚生労働省はこうした取り組みをモデルケースとするが、県は十分に正規職員を追加配置できず嘱託職員で対応するなど問題も残っている。
 政府は再発防止策を盛り込んだ精神保健福祉法の改正案を2017年2月28日に閣議決定し、国会に提出。患者の入院中から行政側が医療機関と協力して退院後の支援計画を作成するようにし、計画の期間中に患者が転居した場合は移転先の自治体に計画の内容を通知することを柱としている。

 2017年3月22日、神戸地裁(長井秀典裁判長)の裁判員裁判で求刑通り一審死刑判決。
 判決文「裁判所ウェブサイト」内のPDFファイルが開きます。リンク先をクリックする前に、注意事項をご覧下さい)
 被告側は上告した。検察側は上告せず。

氏 名
芥川誠(60)
逮 捕
 2016年10月14日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗殺人
事件概要
 愛知県北名古屋市の無職、芥川誠被告は2016年8月26日、当時交際していた女性の友人だった、一宮市のパート従業員の女性(当時62)宅を訪れ、女性の首をひもで絞めるなどして殺害、指輪など47点(時価約298万円相当)と現金2,000円、商品券15枚(計15,000円分)を奪った。殺害された女性は20年以上前に夫を亡くし、その際に高額の遺産や保険金を受け取っていたとみられ、独り暮らしだった。芥川被告は交際していた北名古屋市の女性宅に転がり込み、交際女性を通じて被害者女性と知り合った。
 8月30日午後、夫の法要で女性宅を訪れた近所の寺の副住職が遺体を発見。首に圧迫した痕があったことから県警は殺人事件と断定し、捜査を進めた。10月14日、芥川誠被告を強盗殺人の疑いで逮捕した。
裁判所
 名古屋高裁 堀内満裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年1月30日 無期懲役(被告側控訴棄却)
裁判焦点
 2020年1月14日の控訴審初公判で、弁護側は一審の事実誤認を指摘した。検察側は控訴棄却を求め即日結審した。
 判決で堀内満裁判長は、「犯行前日に貴金属の売却を買取店に伝えていて、金品を奪う目的だったことが推認できる」などとした。
備 考
 2019年10月7日、名古屋地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。

氏 名
板橋雄太(35)
逮 捕
 2013年12月7日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗殺人、窃盗、傷害、覚醒剤取締法違反
事件概要
 柏市の無職、板橋雄太被告は共犯M・K被告、A・Y被告と共謀し2013年2月22日午前6時50分ごろ、柏市に住む会社員の男性(当時31)の自宅アパート前駐車場から乗用車を盗んだ。そして逃走を阻止しようと立ちふさがった男性を殺意を持ってボンネットに乗り上げさせた上、急加速後に減速して振り落とし、頭を強打させて6日後に死亡させた。そしてM・S被告とM・M被告は盗品と知りながら男性の車を袖ケ浦市内の中古車解体作業所(ヤード)に運搬した。
 現場周辺の防犯カメラに、男性の車ともう1台の車が逃げる様子が映っており、県警は自動車窃盗グループによる犯行とみて捜査。男性の車が袖ケ浦市にあるヤード(自動車解体場)に運ばれたことを突き止めたが、車は既に解体されていた。その後も千葉県や埼玉県で自動車盗が相次いだことから、捜査線上にこの自動車窃盗グループが浮上。県警は10月15日、埼玉県春日部市で9月に起きた別の自動車窃盗事件でA・Y被告を逮捕。A・Y被告は調べに対し、事件発生時に男性の車を運転していたのは板橋被告だったと説明。県警は、現場に残ったタイヤ痕などから板橋被告が約50mにわたり車の急発進と急ブレーキを繰り返し、ボンネットに乗り上げた男性さんを振り落としたとみて、強盗殺人容疑での逮捕に踏み切り12月7日、板橋被告、M・K被告、A・Y被告(二人は窃盗容疑)を逮捕した。板橋被告は事件後、松戸市から柏市に引っ越していた。同日、M・S被告を、12月8日、M・M被告を逮捕した。
 逮捕された5人のグループは計十数人で構成され、県内や周辺の都県で自動車盗を繰り返していた。
裁判所
 東京高裁 後藤真理子裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年2月13日 無期懲役(被告側控訴棄却)
裁判焦点
 弁護側は、車を運転したのは板橋被告ではなく、車の運転者にも殺意はなかったと主張した。
 判決で後藤裁判長は、仲間の供述や被告との手紙のやりとりから、被告が運転したと認定した。
備 考
 窃盗で逮捕されたM・K被告は懲役5年が確定、A・Y被告も懲役3年6月が確定している。盗品等運搬容疑で逮捕されたM・S被告、M・M被告は不明。

 2015年7月9日、千葉地裁の裁判員裁判で、求刑無期懲役に対し、一審懲役6年判決。2016年8月10日、東京高裁で一審破棄、差し戻し判決。2017年3月8日、被告側上告棄却、差し戻しが確定。
 2019年2月26日、千葉地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。

氏 名
佐竹秀樹(33)
逮 捕
 2017年3月11日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗殺人他
事件概要
 長崎県佐世保市の露天商アルバイト、佐竹秀樹被告は2017年11月10日午後7時半ごろ、佐世保市にある廃業した自動車解体会社で、元経営者の男性(当時66)から借りた15万円の返済を免れようと、包丁で背中と首を刺すなどして殺害し、事務所内にあった現金約150万円を奪った。男性は5年ほど前に廃業したが、車を担保にした金銭の貸し付けや自動車保険の代理業務を個人的に営んでいた。男性はハトレースが趣味で、会社の敷地内で知人らとハトを飼っており、当日もハトの世話をしていた。
 同日午後8時半ごろ、敷地内の未舗装の地面に血を流してあおむけに倒れている男性を、訪れた知人男性が見つけた。
 長崎県警は11日、佐竹被告を強盗殺人容疑で逮捕した。
裁判所
 最高裁第二小法廷 三浦守裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年2月17日 無期懲役(被告側上告棄却、確定)
裁判焦点
 
備 考
 2019年3月15日、長崎地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。2019年9月27日、福岡高裁で被告側控訴棄却。

氏 名
落合和子(44)
逮 捕
 2015年4月23日
殺害人数
 1名
罪 状
 強盗殺人、死体遺棄
事件概要
 栃木県足利市の化粧品販売員、落合和子被告は2015年3月25日、知人で群馬県板倉町に住む40代の女性会社員と共謀し、群馬県内かその周辺で、足利市に住む同業他社の化粧品販売員で知り合いの女性(当時84)の首を絞めるなどして殺害。現金約50万円を奪い、群馬県館林市の川に遺棄した。被害者の女性は落合被告と会う前に自分の口座から現金50万円を下ろしていた。また、女性会社員も自分の預金数十万円を下ろしていた。落合被告は消費者金融などから数百万円の借金があり、奪った金を含む約94万円を同日と翌日、借金の返済に充てていた。
 4月2日、被害者の女性と同じ日に行方不明になった女性会社員の車が千代田町の駐車場で見つかり、車内に被害者の血が付着した衣服や指輪が残されていた。
 4月15日、館林市日向町の多々良川で被害者の遺体が発見された。遺体は頭に枕カバーのような布袋がかぶせられ、首にマフラーのようなものが巻かれていた。翌日、県警が館林署に捜査本部を設置し、被害者を司法解剖するも、死因は特定されなかった。
 6月26日、千葉県我孫子市の利根川で女性会社員の遺体が発見された。7月8日に身元が判明した。死因は水死だった。
 2018年1月24日、群馬県警は死体遺棄容疑で落合被告を逮捕。2月14日、強盗殺人容疑で再逮捕。
裁判所
 最高裁第一小法廷 池上政幸裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年3月3日 無期懲役(被告側上告棄却、確定)
裁判焦点
 5裁判官全員一致の結論。
備 考
 2018年12月21日、前橋地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。2019年10月10日、東京高裁で被告側控訴棄却。

氏 名
勝又拓哉(37)
逮 捕
 2014年6月3日
殺害人数
 1名
罪 状
 殺人、商標法違反、銃刀法違反
事件概要
 栃木県鹿沼市の無職、勝又拓哉被告は2005年12月1日午後2時50分ごろ、栃木県今市市(現日光市)で下校途中の小学1年の少女(当時7)を車で連れ去り、「1日午後2時38分ごろから2日午前4時ごろまでの間」(二審の途中までは翌2日午前4時ごろ)、「栃木県か茨城県内とその周辺」(二審の途中までは「約65km離れた茨城県常陸大宮市の林道」)で胸を数回刺して殺害した。
 帰宅した母親が家にいないことに気付き、1日午後5時ごろ、警察に届け出た。遺体は2日午後2時ごろ、狩猟の下見で訪れた男性らが遺体を見つけた。栃木・茨城の両県警が合同捜査本部設置。遺体の付着物から採取されたDNA型は当初、有力な手掛かりとみられていたが、当時の栃木県警の捜査幹部のものが誤って付着したことが2009年に判明。物証が乏しく捜査は難航した。警察庁は2007年7月、は本件を最重要未解決事件の一つとして、公費による懸賞金「捜査特別報奨金」(1年間)の対象に指定。2013年8月に6度目の更新をしている。
 勝又拓哉被告は2014年1月29日、高級ブランドの「ルイ・ヴィトン」に似た商標付きショルダーバッグを販売目的で所持していたとして、商標法違反の疑いで母親とともに現行犯逮捕された。起訴拘留中に少女の連れ去りへの関与を認める供述をした。6月3日、合同捜査本部は勝又被告を殺人容疑で再逮捕した。死体遺棄罪は3年の時効が成立している。
 また勝又被告は2014年1月29日午後、鹿沼市の自宅に駐車中の乗用車に、刃渡り約7.2cmのナイフを所持し、同日、母親と一緒に販売目的で、計206点の偽ブランド品を所持したほか、2013年9月、偽ブランド品を中国から輸入した。
 勝又拓哉被告は台湾出身の両親の間に生まれ、7歳で台湾から来日。1990年頃〜2000年ごろ、骨董商を営む母親や再婚相手の日本人男性、家族らと当時の今市市に住んでおり、少女の自宅からは約5分の位置にあった。勝又被告は不登校になり、中学校卒業後の2000年頃から鹿沼市で一人暮らしを始め、2009年に日本に帰化した。
 県警は2014年9月10日、勝又拓哉被告の逮捕に結びつく情報を寄せた2人に、公的懸賞金(捜査特別報奨金)300万円と遺族らの寄付による情報提供謝礼金200万円の計500万円が支払われたと発表した。県警は「情報提供者を保護する必要がある」として、名前や懸賞金の分配比率などは明らかにしていない。
裁判所
 最高裁第二小法廷 三浦守裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年3月4日 無期懲役(被告側上告棄却、確定)
裁判焦点
 4裁判官全員一致の意見。
備 考
 母親は商標法違反で2014年6月に懲役1年6月、罰金30万円、執行猶予3年の有罪判決を受けた。
 2016年4月8日、宇都宮地裁の裁判員裁判で求刑通り一審無期懲役判決。2018年8月3日、東京高裁で一審破棄のうえ、改めて無期懲役判決。

氏 名
鹿嶋学(36)
逮 捕
 2018年4月13日
殺害人数
 1名
罪 状
 殺人、殺人未遂他
事件概要
 山口県の会社員、鹿嶋学被告(当時21)は2004年10月4日、寝坊したことをきっかけに勤務先で叱られると思って自暴自棄になり、萩市の会社の寮を飛び出し、ミニバイクで東京方面へ出発。5日、広島県内へ入った。廿日市市で偶然見かけた高校2年生の女子(当時17)に乱暴しようと午後3時ごろ、女子高生の部屋がある自宅の離れに侵入。折り畳みナイフを突き付けて脅したが逃げられたため、胸や腹などを繰り返し刺して失血死させた。さらに悲鳴を聞いて母屋から駆け付けた祖母(当時73)の腹などを指して1か月の重傷を負わせた。女子は当日、高校の定期試験のため、普段より早い午後1時40分ごろ帰宅していた。
 母屋から駆け付けた妹の目撃証言などから似顔絵なども公表されたが、捜査は難航。2005年には父親がブログを開設し、情報提供を依頼。2007年3月、遺族が有力情報に懸賞金支払いを決定。2008年3月に捜査特別報奨金(上限額300万円)の対象となった。2010年からは父親も県警と一緒に情報提供のチラシ配りを行った。未解決事件を扱ったテレビ番組などでも取り上げられたが、解決に結び付く有力な証言は得られなかった。
 2018年4月、鹿嶋被告が勤務先の不真面目な同僚を蹴り、暴行容疑で3日に書類送検された。この時に採取された指紋やDNA型などが、廿日市市の事件現場に残っていたものと一致。4月13日、広島県警が殺人容疑で逮捕した。5月3日、祖母への殺人未遂容疑で再逮捕。
裁判所
 広島地裁 杉本正則裁判長
求 刑
 無期懲役
判 決
 2020年3月18日 無期懲役
裁判焦点
 裁判員裁判。
 2020年3月3日の初公判で、鹿嶋学被告は「間違っていません」と起訴事実を認めた。
 検察側は冒頭陳述で、鹿嶋被告は性行為の経験がないことから偶然見掛けた女子高生を乱暴しようと企てたと述べた。弁護人は、鹿嶋被告が家族関係の不和や勤務先への不満から「自暴自棄になっていた」と裁判員たちに理解を求めた。
 4日の第2回公判における被告人質問で、鹿嶋被告は犯行動機について「(性行為の経験がなく)してみたい気持ちがあった。その先の人生はどうでもいいと思い、罪を犯す抵抗感が全くなかった」と語った。鹿嶋被告は逮捕までの約13年半について「捕まらないことに甘え、自首は考えていなかった」と述べた。検察側から被害者を刺した理由を問われ、被告は「1回目は被害者が逃げたことへの怒り。2回目以降は自分の置かれた環境への不満をぶつけ『くそ、くそ』と言いながら何回も刺した。八つ当たりです」と説明した。この日は鹿嶋被告の父親の証人尋問もあり、検察側席の遺族に対し「同じ親として大変申し訳ない」と謝罪の言葉を重ねた。
 5日の第3回公判で、鹿嶋被告の精神鑑定をした医師が出廷。「被告は自分に興味がなく情緒的な発達が乏しかった」「寝坊をきっかけにふるさとを捨てるという極端な行動をとるなど人格的に偏りはあるが精神障害ではない」と話した。
 10日の第4回公判で、女子高生の父親が被害者参加制度に基づく意見陳述を行い、「娘の命を奪い、母親の命も奪おうとした被告に対して死刑を望みます。自分の命で償ってほしい」と述べた。
 同日の論告求刑で検察側は、被告は帰宅中の被害者を見かけ、わいせつ目的で襲おうとしたが、逃げられたことに激高して殺害したと指摘。「被害者に落ち度はない。被告の動機は身勝手で、再犯も懸念される」などとした。そして「強い殺意に基づく残虐で非道な犯行」と断じた。
 同日の最終弁論で弁護側は、被告は当時勤務していた金属加工会社で長時間労働を強いられていたとし、「大きなストレスで極端な意思決定をする特性があった。殺害は突発的な行動だった」と計画性は乏しく十分反省しているとし、有期刑を求めた。
 最終意見陳述で鹿嶋被告は、被害者家族の方を向いて「自分勝手な思いで事件を起こし、大切なご家族の命を奪い傷つけた。これまでご家族の皆さんを苦しめ悲しませてきて申し訳ございません」と頭を下げた。
 判決で杉本裁判長は、「一人の生命を奪い、一人に生命の危険が迫る重傷を負わせた結果はあまりに重大。被害者は自宅でくつろいでいるところを突然襲われており、肉体的苦痛や恐怖感は想像を絶する」と指摘。鹿嶋被告の発達の偏りの影響や計画的な殺害ではなかった点を認めつつも「わいせつ目的が遂げられなかった怒りという動機は身勝手極まりなく、強い非難に値する。長期間逃亡し、遺族や地域社会への影響も甚大だった。事実の重大性を厳粛に受け止めさせ、贖罪の日々を送らせるのが相当」と述べた。
備 考
 

氏 名
於保照義(70)
逮 捕
 2014年8月15日
殺害人数
 2名
罪 状
 殺人、業務上横領
事件概要
 土木建設会社社長の於保(おほ)照義被告は2014年8月15日午後3時頃から同6時15分頃の間、佐賀市の会社が管理する残土置き場で、在日韓国人で下関市の会社経営の男性(当時76)と知人で無職の女性(当時48)を呼び出し、2人が乗った軽乗用車が到着すると、被告は車から降りる間も与えずショベルのバケットを車の屋根に振り下ろし、さらにバケットとキャタピラで車を挟み込み、穴まで引きずって落とした。穴に土砂を掛け続け、車外に出た男性と、車内にいた女性を生き埋めにして窒息死させた。
 於保照義被告は男性から借金などの名目で計4千万円の返済を求められていた。残土置き場周辺の土地は複数の所有権が絡み合っており、その一部が男性のものだった。於保被告は事件3日前、油圧ショベルの先端を、爪が付いた「スケルトンバケット」に交換するよう従業員に指示。翌日、別の従業員に「お盆過ぎに取引先が廃棄物を持ってくる」として犯行現場となった縦横6〜7m、深さ5〜6mの穴を掘らせていた。
 それぞれの親族から捜索願が出された。2015年7月25、26日、2人の遺体が発見された。
 9月1日、捜査本部は死体遺棄容疑で於保照義被告を逮捕した。22日、殺人容疑で再逮捕した。
裁判所
 福岡高裁 鬼澤友直裁判長
求 刑
 死刑
判 決
 2020年3月18日 無期懲役(検察・被告側控訴棄却)
裁判焦点
 2019年7月29日の控訴審初公判で、於保照義被告は無罪を主張した。一審では一切黙秘していた。
 於保被告は被告人質問で、借金の返済を迫られていたことを認めた上で「(事件当日の)正午頃に(残土置き場に)行った際には穴が開いていて、夕方頃に戻った時には穴が埋まっていた」と説明し、事件とは無関係と主張した。一方、検察側は、一審は刑が軽すぎるとして死刑を選択するよう求めた。
 9月25日の第2回公判における検察側の反対尋問で、於保被告は犯行があったとされる2014年8月15日の行動として、「恒例行事だから」と3カ所の寺に墓参りに行ったと主張。一方、被告の日記に「昨日(15日)は雨で墓参りに行けなかった」と記されている点を指摘されると、「たまたまそう書いた。書き間違いじゃないか」と反論した。当日は雨が心配だったため現場付近には計3回行ったとし、現場の穴はその間に知人が産業廃棄物を持ってきて埋めたと思っていたと主張。2人の死は事故か殺害によるものか見解を問われると、「分かりません」と述べた。
 2020年1月15日の第4回公判で、亡くなった女性の長女が代理人弁護士を通じて意見陳述した。一審では黙秘していた被告が控訴審で自ら無罪主張した点に触れ、「被告が語ったのは一方的な主張と唐突なアリバイ。知りたい事実は何一つなかった」と批判。「母は娘や孫と一緒に年を取る当たり前の幸せを奪われた。被告に極刑を下してほしい」と述べた。
 同日の論告求刑で検察側は、被告の証言は何一つ信用できないと批判。一審判決は軽すぎると、改めて死刑を求めた。
 同日の最終弁論で弁護側は、「直接証拠がない中で、被告が犯人でなければ説明できない事情はない」などとして改めて無罪を主張した。
 判決で鬼澤裁判長は、殺害に使用された油圧ショベルの稼働記録や、携帯電話記録などから被告の犯行と認定した一審の判断について「不合理な点はない」と指摘し、弁護側の主張を退けた。。一方で、被告が被害者男性から多額の借金返済を執拗に迫られ、脅されていたとし、それが犯行を招いた点は否定できないことから、死刑を回避した一審判決は「正当だ」と述べた。
備 考
 2018年8月6日、佐賀地裁の裁判員裁判で求刑死刑に対し一審無期懲役判決。被告側は上告した。




※最高裁は「判決」ではなくて「決定」がほとんどですが、纏める都合上、「判決」で統一しています。

※銃刀法
 正式名称は「銃砲刀剣類所持等取締法」

※麻薬特例法
 正式名称は「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」

※入管難民法
 正式名称は「出入国管理及び難民認定法」



【参考資料】
 新聞記事各種



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