加納一朗『探偵 現代の科学捜査をさぐる!』


加納一朗 『探偵 現代の科学捜査をさぐる!』
(若木書房 ものしり100シリーズ2)




『探偵 現代の科学捜査をさぐる!』


 『探偵 現代の科学捜査をさぐる!』

 著者:加納一朗
 (加納一朗:SF、ミステリなど多数執筆)

 発行:若木書房 ものしり100シリーズ2

 発売:1974年10月5日初版

 定価:580円(1978年9月20日 第3刷時)




 推理小説を読むと、名探偵や名刑事がいっぱい出てくる。そんなとき、探偵や刑事は、ほんとうはどんなふうにして、事件を調べたりするのだろう……と思ったりする。
 この本では、推理小説の名探偵やトリックのほかに、いまの科学捜査の方法などをたくさんとりあげた。
 きみが推理小説を読む上でも、ニュースや、新聞雑誌の記事を読む場合でも、ああ、あれだな……とそのことばや方法が思いうかぶだろう。そして、もし、きみたちのまわりに推理色を働かせなければならない事件が起きたらこの本の項目のどれかが、きっと効用できるだろう。

(裏表紙より)


【もくじ】
 推理小説と名探偵
 推理小説の奇抜なトリック
 現代の科学捜査と推理
 探偵雑学を身につけよう
 推理テストに挑戦


 紹介文にもあるとおり、推理小説の名探偵やトリック、現代の科学捜査、それから現代の犯罪に関する豆知識などを紹介し、最後にクイズ13問で締めくくっている。
 「ものしり100シリーズ」とあるとおり、上記の事柄が合計100個収録されている。シリーズの性格上、章分けが難しかったようだ。そのため、なんとなく散漫な印象を与える。とりあえず色々な事柄をこれでもか、これでもかと並び立てているだけのようだ。収録されている内容も、他の本で収録されているものばかりで、これだったら『名探偵入門』の方をお勧めしたい。収録されているクイズも、他の著書で見かけることのできるものばかりであるし、何より今までの名探偵やトリック、科学捜査の内容とは全く関係のない問題ばかりである。
 どうでもいいが、表紙にもクイズがある。どこにも解答が載っていないのはなぜなんだろう?

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