完全犯罪の落とし穴


【問 題】
 横浜市内のホテルで、アベックの心中事件があった。女は死んだが、男は一命をとりとめた。死んだのは有名アイドル歌手、そして助かったのはプレイボーイとして名高い俳優のKであった。
 二人とも睡眠薬を飲んだのだ。
 実はこの心中、邪魔になった女を殺すためにKが仕組んだ偽装心中だったのだ。Kはまんまと殺人計画に成功したかのように見えた。
 ところが、病院で手当を受けて、Kが永い眠りから覚めたとたん、Kは枕元で「あなたは殺人容疑で逮捕します」と刑事に言われたのだ。
 Kは飛び上がるほどビックリした。
 Kは自分の犯行に落ち度はないと思っていた。犯行の時は女にも遺書を書かせて、自分のと二通、枕元にそろえておいたし、睡眠薬もほぼ同じ量ずつ飲んで、万が一にも疑われるような証拠は、何一つ残さなかったのだ。
 それなのに、どうしてこうも早く犯行がばれたのか、彼にはとんと合点がいかなかった。
 では、彼はどんなへまをしたのだろうか。


【解 答】
 Kは病院で手当を受けている途中、殺人計画をすべて寝言で喋ってしまったのだ。それを聞いた医者や看護婦がテープに記録し、警察に届け出たのである。

【覚 書】

 まあ、実際にこの程度の証拠で逮捕されるかどうかは不明なんですが、完全犯罪崩しのネタとしてはとても面白いです。昔、短篇で読んだ記憶があるんですが、どうしても思い出せません。

 ※解答部分は、反転させて見てください。
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