テディ山本『探偵クイズ・ゲーム』


テディ山本 『探偵クイズ・ゲーム』
(西東社 シミュレーション・ブックス11)




『探偵クイズ・ゲーム』


 スーパーカーを追え!!
 『探偵クイズ・ゲーム』

 作:テディ山本
 画:田中秀夫
 クイズ出題:獅騎一郎

 発行:西東社 シミュレーション・ブックス11

 発売:1985年5月31日初版

 定価:580円(初版当時)




 1985年に日本向けに製造されたたった10台のフェラーリ・テスタロッサ。その1号車が日本に入り、一般に公開された。その夜、テスタロッサが盗まれる。テスタロッサが走るのを偶然見かけた探偵、遠藤平祐は拉致されるが、何とか逃げ出すことができた。そして遠藤は自ら盗まれたテスタロッサの捜索を始める。

 1980年代に流行ったシミュレーション・ブックスシリーズの一冊。冴えない探偵がテスタロッサ盗難事件の謎を追うが、ストーリーとはほとんど関係ない形でクイズが41問収録されている。
 シミュレーションものとしては、さして複雑な謎等があるわけでなく、面白いとは思えない。クイズの方は暗号やパズルなど、今までの獅騎一郎作品で見ることのできるものばかりで、新味はない。

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