赤尾健一

 『お笑いスター誕生!!』演出。番組の企画立案者である。
 日本テレビ入社後、『11PM』『金曜10時!!うわさのチャンネル』のディレクターを務める。1974年、日本テレビ退社後、株式会社日企を設立。数々のヒット番組を制作する。
 『お笑いスター誕生!!』の鬼演出として有名。ちょっとでも気が緩んでいるものにはカミナリが落とされる。
 オーディション会場ではつまらないと「灰皿を投げる」などと芸人から言われていたが、本人はそれは違うと答えている。ただし、赤尾自身もその噂を聞いていて、わざと机の上にアルミの灰皿を置いていたという。激怒されたツーツーレロレロが脱兎のごとく逃げ出したというのも本人は覚えていないという。
 コロッケは初対面で「はじめはヤーさんかなーと思った」というぐらいの堂々たる体格で強面。空手五段、柔道二段、根岸流手裏剣術三段という。
 8週、9週と勝ち抜いてきたものには、たとえ審査員が合格を付けても、この辺でいったん不合格にしてほしいと、要望を出していたという。甘い考えを捨てさせ、厳しさを叩きこむためのムチとのこと。根性があれば、また立ち向かってくるに違いないという。