大坪砂男全集(創元推理文庫)



【大坪砂男】
 1904年東京生まれ。谷崎潤一郎の書生、警視庁鑑識課職員などを経て、師事していた佐藤春夫の推薦により「宝石」に発表した「天狗」でデビューを飾る。1950年、「私刑」で探偵作家クラブ賞を受賞。ほか代表作に「零人」「外套」など。1965年没。
(著者紹介より引用)


【大坪砂男全集】
 日下三蔵編。薔薇十字社・出帆社刊『大坪砂男全集』(全二巻)を底本とし、単行本未収録作については初出誌を底本。旧字旧仮名については現代仮名遣いに改める。

巻 数 タイトル 初 版 収録作品
第1巻 立春大吉 2013年1月31日 「赤痣の女」
「三月十三日午前二時」
「大師誕生」
「美しき証拠」
「黒子」
「立春大吉」
「涅槃雪」
「暁に祈る」
「雪に消えた女」
「検事調書」
「浴槽」
「幽霊はお人好し」
師父(ファーザー)ブラウンの独り言」
「胡蝶の行方―贋作・師父ブラウン物語」



「贋作楽屋噺」



「雪ざらし」 薔薇十字社版全集一巻月報 和田周
「大坪砂男のこと」 薔薇十字社版全集一巻月報 谷崎終平
「解説」 薔薇十字社版全集一巻月報 塩澤龍彦
「書評 量産不向きな文体の確立」 窪田般彌



「立春大吉」 北村薫
「編者改題」 日下三蔵
第2巻 天狗 2013年1月31日
第3巻 私刑 2013年1月31日
第4巻 零人 2013年1月31日


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