二発の弾丸の謎を解け
【問 題】
ピストルの発射音は立て続けの2発だった。そして一人の男がバルコニーで死んだ。
死体には弾丸が、1発ぶち込まれていた。直ちに出動したパトカーが、あたりをうろついていた男を捕らえてみると男は、ピストルを持っていた。
ピストルは32口径で、たしかに弾丸が発射されてまもない硝煙反応があった。
ところが死体から出た弾丸は、45口径から発射されたものだった。
さあ、これはどんなトリックによるものか。
【解 答】
バルコニーの男に向けて木の陰に45口径のピストルを撃鉄を起こしてセットしておき、その引き金を狙って32口径で撃ったのです。それで音は2発したわけです。32口径に撃たれた引き金は、45口径を発射させ被害者をぶち抜いたわけです。
【覚 書】
なんでこんな面倒くさいことをする必要があるんだろう。こんなことをしたら、当たらない可能性が高くなるだけなんだと思うが。それ以前にピストル、壊れないか? 下手すりゃ暴発して、自分が死ぬことになるぞ。
※解答部分は、反転させて見てください。
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