005号の失敗


【問題】

「敵のスパイX8号から、マイクロフィルムをうばいとれ。やむをえない場合は、殺してもよい」
 005号は、本部からこのような指令を受けた。
 そこである夜、X8号が外出した隙を狙って家に忍び込んで探したが、マイクロフィルムは見当たらなかった。
 あきらめて帰ろうとしたら、入り口でばったりX8号と出会ってしまったのだ。
 005号はとっさにピストルを構えて発射した。弾はX8号の胸に命中し、X8号はあっけなく死んだ。
 005号は、急いでX8号のポケットを調べたが、
「しまった! ドラえもんだったら、こんな失敗はしなかっただろうな……」
と、思わず悔しがったのである。
 はて、005号はどんな失敗をしたのだろうか。

【解答】

※解答部分は、反転させて見てください。

 敵のスパイX8号は、胸のポケットにマイクロフィルムを入れていたのだ。ところが、そこに弾が命中したので、小さいマイクロフィルムに穴が開いて、役に立たなくなったのである。

【覚書】

 この問題そのものは、藤原宰太郎の推理クイズ本によく収録されているし、初級問題としては面白いと思うので別に構わないのだが、問題は「しまった! ドラえもんだったら、こんな失敗はしなかっただろうな……」の一文。いくらこの付録本のタイトルが「ドラえもんの探偵クイズブック」だからとはいえ、ドラえもんが人殺しをするような書き方はまずかろうと思うのだが。


【「お馬鹿な推理クイズを求めて」に戻る】