アリがたかるハンカチ


【問 題】
 ある病院から、アルコールと致死量の劇薬が盗まれた。その近くに犯人のものと思われるハンカチが落ちていた。
 探偵の助手「このハンカチ、アリがたかっていて妙なんです」
 その後、劇薬のみ見つかり、犯人の狙いはアルコールとわかり、アリバイの有無から容疑者が3名割り出された。
 1アル中の患者。2糖尿病の患者。3骨折の患者。
 さて犯人は。


【解 答】
 2番。そんなもんわからない奴いるか。

【覚 書】
 いちおう小学生向けなので、糖尿病を知らない子供もいるかもしれない。
(以上、三甲みつお様より頂きました。有り難うございました)

 この推理クイズ、藤原宰太郎のクイズ本ではよく見かけますね。よっぽど自信があるのかな。それとも、わかりやすい推理クイズのつもりなのかな。他の人の推理クイズ本でも見かけるので、多分外国の短編当たりに元ネタがあると思います。
 元ネタが判明しました。鮎川哲也の短編「蟻」とのことです。短編集『囁く唇』(角川文庫)に収録されています。
 さらにその元ネタが判明。ヘレン・マクロイ『家蠅とカナリア』(創元推理文庫)が最初と思われます。ここでは蟻ではありませんが。

 ※解答部分は、反転させて見てください。
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