凶器を探せ!
【問 題】
狭いアパートの一室に、こそ泥のサムとハリーが共同生活をしていました。ある日、二人はちょっとしたことで喧嘩をしてしまいました。そしてとうとう、怒ったサムがハリーに大怪我をさせてしまったのです。
知らせを聞いて駆けつけた警官が部屋に入ってみると、すでに何か固いもので頭を殴られたハリーが、気絶して倒れていました。
「一体何で殴ったんだ」とサムに聞いても、サムは何も答えません。部屋の中には、凶器の使えるようなものはビール瓶1本見あたりません。ただ、へこんだパイナップルの缶詰の空き缶が一つ、転がっているだけでした。まさか、こんな軽い空き缶で大の男を殴り殺せるとは思えません。
隣の部屋の人の話によると、サムは警官が来るまで一歩も部屋から出なかったし、また窓から外へ凶器を投げ捨てた様子もありません。
いったい、サムはどんな凶器でハリーを殴り倒したのでしょうか。
【解 答】
サムはパイナップルの缶詰のかんでハリーを殴り、その後中身を食べて空き缶にしてごまかしたのだ。
【覚 書】
“おとなしい凶器”パターントリックの一つ。しかし、実際には警察の鑑定でばれてしまうでしょうけれど。
※解答部分は、反転させて見てください。
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