なぞの毒殺事件
【問 題】
大会社のM社長が殺された。どうやら毒殺されたらしい。さっそく警察が現場に駆けつけた。社長の机の上にあった薬瓶、水差し、茶碗などを調べたが、どれからも毒を混入した痕は発見されなかった。殺される直前まで、社長はこの部屋で手紙を何通か書いていたという。机の上には、既に出す予定だった葉書や封筒、書きかけの便せんや万年筆が転がっていた。社長の部屋は密室だったので、犯人が毒を入れたものを持ち去ることは出来ない。また、毒は即効性なので、部屋に入る前に毒を飲ませたというわけではない。風邪薬のカプセルに毒を混ぜるという方法もあるが、風邪薬は液体の飲み薬だったので、薬に仕掛けたのなら毒薬が残っているはずだが、そんな様子もない。となると社長が部屋に入る前に、犯人はなにかに毒を仕掛けたはずだ。一体、何に毒を仕掛けたのだろう。
【解 答】
犯人は、切手の裏に毒薬を仕掛けたのである。切手はなめて貼るものだ。そこに犯人は目をつけたのである。
【覚 書】
本来は絵解き問題なのですが、あえて文章だけにしてみました。文章だけにすると、ちょっと分かりづらいかも知れません。よくある問題でしょうが、最初に考えた人はすごいと思います。結構盲点でしょうね。
※解答部分は、反転させて見てください。
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