スパイの独り言


【問 題】
 スパイ93号は2か月にわたる任務を終え、久しぶりに隠れ家にやってきた。地下の一室であり、壁が分厚くて電波がまったく届かない。外へ光が漏れないところが気に入っている。久しぶりに入った部屋は埃だらけだった。今日はもう遅いので掃除は明日やることにし、とりあえず任務の報告書を作ることとした。パソコンに電気を入れ、作成の準備に入る。寒くて手がかじかむので、部屋の隅にあった電気ストーブのスイッチを入れた。仕事の前に喉をうるおそうと、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、飲み干した。そして椅子に座り、仕事を始めようとしたが止め、独り言を言うのだった。
「この部屋には最近、誰かが入ったようだ。おそらく、俺の情報を引き出そうとしたに違いない。もしかしたらパソコンにその痕跡が残っているのかも。調べないといけないな。よほど用心深いやつらしく、部屋に入った後、痕跡を残さないように埃を均等になるように元へ戻したのはさすがと言えるが、一つだけミスをしているぜ」
 スパイは何から部屋に誰かが入ったと見破ったのだろうか。それとも仕事に疲れて世迷言でも言っているのだろうか。


【解 答】
 もちろんスパイは正気だ。電気ストーブを付けたが、ニクロム線から埃が焦げる匂いがしなかったので、誰かが最近、ストーブを使ったと気づいた。ということは、敵が部屋に入ったのだ。

【覚 書】

 これも海外の推理クイズだと思うんですけれどね。目に見えない手掛かりという点で、割と好きなクイズです。

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