『秘密の
キミは発想に勝てるか
著者:奥成達とその一味
(奥成達:1942年東京生まれ。詩人、ジャズミュージシャン、作家。マンガ、ギャグ、テレビ界から、音楽、詩の世界まで、幅広い人脈を持つ。その多彩な顔触れを集めて“奥成達とその一味”と名乗り、あらゆる知的遊びを研究し続けている)
発行:KKベストセラーズ ワニの本
発売:1989年10月5日初版
定価:730円(初版当時)
ひそかにオフィス・ラブを進行中の二人が、社内で誰にもバレないように合図をかわす。単身赴任のお父さんが、家族に毎晩きまった時間に3回電話を鳴らす……。「暗号」などというと、大げさに考えがちだが、ちょっとしたサイン、合図は身のまわりにあふれている。
おなじみ野球のブロックサイン、証券取引所の株式売買のサイン、テレビ局でつかわれる「NG」「OK」「キュー」のサイン、手話などなど……。これら身のまわりにあるサインから、歴史上実際に使われた軍事暗号まで、あらゆる“秘密の暗号(サイン)”を、クイズやゲームで楽しもう!というのがこの本。
また、世界の暗号やサインの面白話、蘊蓄も満載。
難問、奇問の連続に、頭をひねって思わず吹きだすことうけあいだ!
【目 次】
Part1 男と女のLOVEサイン学入門
Part2 暗号レターの作り方教えます
Part3 言葉いらずのジェスチャー・サイン
Part4 合図が決め手の意地悪ゲーム
Part5 歴史に残る暗号通信の謎
Part6 知って(得) 世界の記号・サイン集
Part7 探偵気分で殺人ゲームに挑戦
Part8 試験によく出る暗号推理問題
色々な世界での暗号を紹介、クイズにした一冊。暗号といっても、知識がないと解けないもの、業界の隠語からヒントをもとに解く暗号まで様々なものが紹介されている。色々な知識を得ることが出来るという点で、結構面白い本かもしれない。
Part7がいわゆる推理クイズもの。ここに出てくる問題は、色々な推理クイズに出てくるようなものばかりである。ということは、既存の推理暗号クイズものばかりとなるのだが。ただPart7の最後にある「かる〜く遊べる探偵暗号ゲーム」は暗号のない推理クイズも含まれており、こちらの方が難しい。
まあ、手にとって損はしないだろう。意外な発見があるかもしれない。
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