戦後の主な事件を年代別に紹介した本。さらに有名事件の真実を追ったレポート、東京マーダーマップ平成版、実際事件の殺人調査報告書、有名犯罪本や有名犯罪者の紹介(これが秀逸!)、法医最終鑑定人石山法医学博士、遠藤誠弁護士インタビューなど、内容は多岐に渡っている。
主な事件の紹介と書いたが、事件そのものの紹介を短く簡潔にしているため、紹介数はかなりあり、調べ物としては最適である。有名犯罪本や有名犯罪者に対する考察も鋭く、勉強になる部分も多い。
犯罪もののムックとしてはベストといってもよい。ぜひとも手元に置いておきたい一冊である。ただし、年代等に誤り(誤植?)が多いことと、多くの事件では仮名が用いられているため、注意が必要である。
<リストに戻る>