日本推理作家協会賞受賞作全集 第21巻
『風塵地帯』三好徹
- 初版:1995年11月15日
- 定価:600円(本体583円)
- 解説:郷原宏
- 底本:不明(記載なし)
収録作品
| 作者 |
三好徹(みよし・とおる) 1931年、東京生まれ。読売新聞社の記者だった昭和35年、最初の推理長篇『光と影』を発表。新聞記者物やスパイ物のほか、歴史小説や歴史ドキュメント、人物伝も多い。43年『聖少女』で直木賞を受賞。 (作者紹介より引用) |
|---|---|
| 作品名 | 『風塵地帯』 |
| 初出 |
1966年9月、三一書房より書き下ろし刊行。 『風は故郷に向かう』(1963)、『風に消えた男』(1965)、『風葬戦線』(1967)と並ぶ「風の四部作」の第三作。 |
| 粗筋 |
私は特派員として政情不安なインドネシアに着任した。ところが、現地で再会した日本人カメラマンが殺されたのにつづいて、現地人の助手カルティカも殺された。私は殺人容疑で留置されてしまう。誰が見方で誰が敵なのか? 見知らぬ土地で、私は活路を見いだせるのだろうか? (粗筋紹介より引用) |
| 感想 | スパイ小説の第一人者である三好徹の代表作。巻き込まれ型のスパイサスペンスとしての完成度が高く、当時のインドネシア情勢を背景に、国家の思惑に翻弄される個人の無力さと悲劇が描かれる。緊迫感とリアリティが強く、今読んでも色褪せない。 |
| 備考 | 第20回(1967年)受賞。 |