作 者 |
泡坂妻夫(あわさか・つまお) 1933年、東京生まれ。稼業の紋章上絵師を継ぐ一方、アマチュア・マジシャンとして活躍。昭和51年、『DL2号機事件』で幻影城新人賞に佳作入選。探偵亜愛一郎を登場させる。平成2年『陰桔梗』で直木賞。 (作者紹介より引用)
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作品名 | 『乱れからくり』 |
初 出 |
1977年12月、幻影城刊。
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粗 筋 |
大迷路を庭に有する「ねじ屋敷」。この怪物建築物を建てた奇人の後裔という馬割家に奇禍が相次ぐ。隕石が当たっての急死、睡眠薬の誤飲による事故死。不可思議な銃殺……。男勝りの探偵宇内舞子と、新米助手の勝敏夫が馬割家に秘められた謎の解明と「ねじ屋敷」の秘密に迫る。 (粗筋紹介より引用)
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感 想 |
過去の泡坂作品と比べると、一番作り物くさい舞台であるのに、一番リアリティがあるというのも面白い話かも。いずれにしても、泡坂らしい凝った本格ミステリ。傑作です。
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備 考 |
第31回(1978年)長編部門。
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