作 者 |
加納一朗(かのう・いちろう) 1928年、東京生まれ。昭和35年、SF『錆びついた機械』を宝石に発表。SF・推理に多数の作品がある。異色の明治探偵譚である『にごり絵殺人事件』などの明治物も特徴的。『推理・SF映画史』は労作。 (作者紹介より引用)
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作品名 | 『ホック氏の異郷の冒険』 |
初 出 |
『野性時代』(角川書店)昭和58年2月号に一挙掲載。昭和58年8月に角川文庫より刊行。
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粗 筋 |
陸奥宗光が極秘に認めた文書が鹿鳴館の一室から消えた。公開されれば深刻な国際問題となる。この極秘文書漏洩事件の解決を依頼されたのは開業医の榎元信と謎の英国人ホック氏。だが、事件の鍵を握る人物が殺され、二人に危難が襲いかかる。はたして文書は無事取り戻せるのか。 (粗筋紹介より引用)
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感 想 |
これを読んだのは何回目かな。英国の著名な名探偵、S・H氏が登場するパスティーシュものの最高峰。とにかく読みましょう。大傑作です。ホームズ嫌いな私だが、パスティーシュ、パロディは好きなんだよな。ひねくれていることは自覚している。
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備 考 |
第37回(1984年)長編部門。
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