日本推理作家協会賞受賞作全集 第53・54巻
『カディスの赤い星』(上)(下)逢坂剛
- 初版:2002年2月20日
- 定価:上下巻とも819円+税
- 解説:池上冬樹
- 底本:『カディスの赤い星』(講談社文庫)
収録作品
| 作者 |
逢坂剛(おうさか・ごう) 1943年、東京生まれ。66年中央大学法学部卒業。広告代理店勤務時代の1980年、オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。スペインが舞台の冒険小説、警察小説、心理分析ミステリー、西部劇など作品多数。 (作者紹介より引用) |
|---|---|
| 作品名 | 『カディスの赤い星』 |
| 初出 | 1986年、書き下ろし刊行。ただしデビュー前には既に仕上がっており、知り合いの編集者に渡したがなかなか読んでもらえなかったという。 |
| 粗筋 |
それは来日したギター製作家の相談だった。二十年前に工房を訪ねてきた日本人ギタリストを探してほしいという。わずかな手掛りをもとに、男はマドリードへと旅立ったが……。スペイン現代史の謎を背景に、PRマンの恋と冒険を壮大なテーマで描く1300枚。直木賞同時受賞作。(上巻) サントスとダイヤが埋められたギター「カディスの赤い星」を追ってスペインに渡った漆田は、ラモスの孫娘フローラの属する反体制過激派集団のフランコ総統暗殺計画に巻き込まれる。スペイン内戦が人びとの生きざまに落とした光と影を背景に国際冒険小説は俄然展開を早める。(下巻) (粗筋紹介より引用) |
| 感想 | 再々々読くらいになるだろうか。何度読んでも面白い。 読み返すたびに新たな発見があり、冒険小説の醍醐味がひしひしと伝わってくる名作である。 もう、言葉にするのが難しいほどの面白さ。 「すっごく面白い」――その一言で充分だと思う。 |
| 備考 | 第40回(1987年)長編部門。第5回日本冒険小説大賞、第96回直木賞も同時受賞。 直木賞と協会賞の同時受賞は史上初。 |