作品名 | 暗黒星 |
初 出 | 『講談倶楽部』昭和14年1月-12月号。 |
粗 筋 |
紹介文参照。
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感 想 |
事件の設定や犯人像はワンパターンだが、明智が冒頭から登場して悪戦苦闘するのはやや珍しい。しかも小林少年まで駆り出しているのにである。乱歩の筆に力が無く、ネタ切れ感がありありである。
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備 考 |
作品名 | 地獄の道化師 |
初 出 | 『富士』昭和14年1月-12月号。 |
粗 筋 |
事故で道路に放り出された石膏像には、人間の死体が塗りこめられていた。やがてその死体は野上みや子と判明するが、今度はその妹・あい子が謎の道化師に狙われる。みや子の婚約者であった白井は明智小五郎に依頼をするが、すでにあい子は誘拐されていた。
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感 想 |
乱歩自身は「犯人の意外性の構成は、ややうまくできていたのではないかと思う。あまり私の癖の出ていない、「何者」などの系統に属する作品」と評しているが、犯人像も目新しいものではなく、事件の動機も異常なもの。残念ながら「何者」の緻密な出来には足元にも及ばない。
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備 考 |