作品名 | 乱歩随想 |
初 出 |
未完の随筆・評論を中島河太郎が編んだもの。
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目 次 |
探偵小説時代 探偵小説壇繁盛期 本物の探偵小説 ポオと通俗的興味 世界的に稀有の作家 四つの写真 楽屋噺 小酒井博士と探偵小説 「黄金仮面」エスペラント訳出版に際して 旧探偵小説時代は過ぎ去った 「殺人鬼」を読む トリックを超越して 幼虫 騎士道的探偵小説 ヒッチコックのエロチック・ハラア 透明の恐怖 わが青春の映画遍歴 フランケン奇談 あとがき「江戸川乱歩全集」(桃源社版) 付録 |
感 想 |
未完随筆集。「楽屋噺」は昭和4年の「世界探偵小説全集」江戸川乱歩集跋に収録された作品(「二銭銅貨」「二廃人」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「踊る一寸法師」「鏡地獄」「陰獣」「虫」)の自作解説。どちらかと言えば作品にまつわる裏話が多い。 しかし本書で一番注目すべきは、「あとがき「江戸川乱歩全集」(桃源社版)」。乱歩の大人物の作品の自作解説が載せられており、乱歩が自作についてどう思っていたかがわかり、非常に興味深い。 |
備 考 |