江戸川乱歩推理文庫第65巻(講談社)
『乱歩年譜著作目録集成』



【初版】1989年5月8日
【定価】500円(税込み)
【乱歩と私】「乱歩と私」中島河太郎


【紹介】
 明治二十七年十月、三重県名張町に誕生した乱歩は、祖母に溺愛されながら幼年期を過す。美少年に仄かな憧れを持った少年時代。大学入学のため上京、海外探偵小説を読み耽る一方、翻訳も試みる。この頃に得た知識や経験が後の乱歩を支える。
 他に「著作目録」を併録。乱歩ファンには必読の資料満載の最終巻。(裏表紙より引用)

【収録作品】

作品名
江戸川乱歩年譜
初 出
 中島河太郎による書き下ろし
内 容
 江戸川乱歩『探偵小説四十年』に記載されたものに準拠し、取捨を加え、その後は適宣追補した。作家的業績については「江戸川乱歩著作目録」に執筆。生年である明治二十七年から昭和六十三年までを記載。

作品名
江戸川乱歩著作目録
初 出
 1979年11月「江戸川乱歩全集 第15巻」刊行の際に中島河太郎が作成したのものに訂補。
内 容
「江戸川乱歩作品と著書年度別目録」は著作・著書だけではなく随筆、評論、エッセイ、序文、テレビ・ラジオ出演、テレビ・ラジオ・演劇化、講演、玩具なども記載。昭和五十四年度まで。
「追記」は、「探偵作家クラブ会報」執筆分を記載。
「江戸川乱歩既刊随筆評論集目録」は過去に出版された随筆評論集とその収録タイトルを記載。
中島河太郎による「解題」では、一部代作について触れられている。

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