(藤原宰太郎:推理クイズ作家として数々の著書を執筆)
発行:廣済堂出版 豆たぬきの本
発売:1984年9月30日初版
定価:380円(初版時)
有名な名探偵シャーロック・ホームズの物語を読んで、いちばん感心するのは、ホームズ探偵のすばらしい推理力です。どんなにむずかしい事件でも、彼は注意ぶかく、しかも科学的に調べて、手がかりになる証拠を見つけると、あっとおどろくような推理をはたらかせて、犯人のトリックを見やぶります。まったく、すばらしい名探偵です。
さて、そこで、きみたちにも、こんな頭のいい名探偵になってもらおうと思って、前作の『謎の犯行現場』につづいて書いたのが、この本です。犯人さがしや、ふしぎなトリックのクイズが、いっぱいあります。なぞをとく手がかりは、すべて問題編の絵か、文章の中にありますから、じっくり考えたら、かならずなぞはとけます。
さあ、きみは、何問とけるかな? 頭をフル回転させて、完全犯罪のトリックに挑戦してください。
(まえがきより)
キミは名探偵になれるか!
つぎからつぎへと
謎の怪事件が連続発生!
ホシをさがせ
アリバイをくずせ
トリックをあばけ
謎をとくカギは必ずどこかにある
するどい推理と観察で
事件もズバリ解決だ
さあ、キミの頭脳をフル回転させて、
完全犯罪のトリックに挑戦しよう!
(裏表紙より)
【もくじ】
第一捜査 犯人をさがせ!-いどんでくる犯人のベールをはがす
第二捜査 アリバイをくずせ!-犯人を追いつめるポイントはこれだ
第三捜査 トリックをあばけ!-ズルがしこい犯人には負けられない
第四捜査 真実はひとつだ!-事件解決のカギはかならずみつかる
第五捜査 脳細胞をみがけ!-頭の回転の早さが名探偵の絶対条件だ
推理クイズが全44問。私立探偵段五郎および山田警部が探偵役の中心となっている。この頃流行った豆本の一冊。『謎の犯行現場』が好評だったのか、その第2弾という形で作られた。
推理クイズに統一したテーマがあるわけではなく、推理クイズそのものも過去のクイズの焼き直しがほとんどである。