蜘蛛の巣の謎
【問題】
江戸の時代、岡っ引き平吉の名推理である。
ある夏の朝のこと、子分の七五郎が平吉に知らせてきた。
「親分、ゆうべ、大黒屋の蔵から千両箱が消えてしまった」
平吉は七五郎と一緒に大黒屋に出かけ、蔵の様子を調べた。蔵の扉にはがっちりと錠がかかっており、こじ開けられた様子はない。大黒屋に聞くと、鍵は大黒屋だけが持っていて、寝ているときも身に付けたままとのこと。では一体、盗人はどこから蔵に入ったのだろうか。
ふと、平吉は蔵を見上げた。蔵には一つだけ明り取りの窓があり、鉄格子が一本外れているのが見えた。
「親分、あの窓には蜘蛛の巣がびっしり張っているから、あそこから忍び込めば、蜘蛛の巣は破れていなけりゃおかしいですよ」
「七五郎、違うぞ。やっぱり盗人はあの窓から入ったんだ」
あなたはどう思いますか。
【解答】
【覚書】
藤原宰太郎の本にはよく出てくるクイズ。密室というよりは理科のクイズといった方が正しいが、藤原自身がちゃんと調べて書いたかどうかは疑問(苦笑)。