頭のいいこそ泥
【問題】
ある夜、こそ泥は裏通りの事務所に忍び込んだ。金庫を開けると、そこには大量の1万円札が。早速頂き、封筒に入れたこそ泥だったが、ガードマンが見回ってきたので、封筒をポケットにしまい、急ぎ部屋を出た。
こそ泥を見つけたガードマンは、急いでこそ泥を追いかける。すたこらすたこら逃げたが、そこにぶつかったのはおまわりさん。追いついたガードマンは、彼をどろぼうと訴える。おまわりさんは早速彼を身体検査するが、お金はどこからも出てこない。事務所の中にもないし、途中の道路や車にもない。結局、証拠不十分でこそ泥は釈放され、家に帰ってきた。
ところが二日後、こそ泥は盗んだ金をしっかりと手にしていた。いったい、この頭のいいこそ泥は、どこにお金を隠していたのだろう。
【解答】
※解答部分は、反転させて見てください。
【覚書】
これまた超初級推理クイズネタである。文章よりも、漫画にした方が、わかりにくいに違いない。実はこの問題の発展バージョンもあるのだが、それはいずれ。
オリジナルの元ネタ判明。ダン・J・マーロウの短編「二度目の証言」でした。ただ、本作品が日本で紹介されたのは『ハヤカワ・ミステリマガジン』1976年12月号とのこと。このクイズが載っていた『あなたは名探偵』(学研)は1971年12月に出版されている。ということは、藤原宰太郎は原著で読んだということ? それともそれ以前に邦訳されていた?
札束ではなくて凶器のバージョンが、土屋隆夫『危険な童話』やマージェリー・アリンガム『ある朝、絞首台に』にあります。