奇怪なヘッドライト


【問題】

 ある夜遅く、スパイ009号が道を歩いていると、前方からヘッドライトを光らせて、車が道の真ん中をフルスピードで走ってきた。
 敵の車かも知れないと判断した009号は、とっさに道の端によけた。この道は、車が二台やっと並んで通れるくらいの狭い道路で、両側は高いコンクリートの塀が続いていた。
 009号は、塀にぴったりとくっついて、車をよけたのだが、車にはねられて、大けがをしてしまった。車は、道の真ん中を走ってきたはずなのに、009号はなぜはねとばされたのだろう。

【解答】

※解答部分は、反転させて見てください。

 一台の車に見えたヘッドライトだったが、実は二台の車が、それぞれ外側のヘッドライトを消して、並んで走っていた。009号は、一台の車と見間違え、はねとばされてしまったのだ。

【覚書】

 こちらも超初級推理クイズネタである。この問題の逆バージョンがあり、ヘッドライトの真ん中にいたのに、はねとばされず、助かったというクイズもある。これは、一台の車に見えたヘッドライトは、二台のオートバイだったというものであり、大藪春彦『汚れた英雄』に、よくこの手のいたずらをカミナリ族がやっているという記述がある。この逆バージョントリックは、確か思考機械の「幽霊自動車」にあったと思う。


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