獅騎一郎『クイズの王様』


獅騎一郎 『クイズの王様』
(廣済堂文庫)




『クイズの王様』


 『クイズの王様』
  知力増進の秘密兵器

 著者:獅騎一郎
(1931年、東京生まれ。衆議院速記者養成所卒後、毎日新聞社勤務。その間、ミステリー映画のシナリオ作家として活躍。またパズル作家としての著書も多数ある)

 発行:廣済堂文庫

 発売:1992年7月20日初版

 定価:447円(初版当時)




 諸君、元気かね?――なに、元気じゃあないだと? なになに、オチコンデいるだと? なになになに、原因は、最近ちっともおもしろいパズル本に出くわせないせいだと?
 うむ、それはちょうどよかった。きみはシアワセだといえるのだった。
 なんといっても、この『クイズの王様』に出くわせたのだからな。
 これ一冊で、しおれていた君は、みるみる、元気いっぱいの花を咲かせ得ることだろう、なにしろこの本には、本格派のパズルから、いまや主流となりつつあるギャグ、ナンセンス、ジョーク、ユーモアのパズルがギッシリつまっておるのだからな。
 一度、この本を手にしたからには、もう難問、奇問、珍問の魅力にとりつかれて、手離せなくなってしまっている自分自身を発見して、愕然とすることであろう。
 そして、読み終えたあと、カタイ頭から、柔軟な発想、やわらかい頭脳、ひらめき思考……を身に付けた、君自身を発見することであろう。
 それが作者の、最大の願いであり、ネライでもあるのです。

(まえがきより引用)

【目 次】
 第1章 ひらめきクイズ
 第2章 推理・暗号クイズ
 第3章 本格的頭脳クイズ


 書き下ろし本とあるが、収録されているクイズは作者自身がかつて発表したクイズや、ほかの作者のクイズ本で収録(いわゆる古典のクイズ)されているものがほとんどである。特に目新しいものはない。


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