『うわさのテレビ刑事クイズ』
著者:港大介/泉かずお
(港大介:この頃、何冊かの入門書などを執筆。作詞家の港氏と同一人物かどうかは不明)
(泉かずお:不明)
ひばり書房 ひばりのクイズシリーズ(ファミリィ・ブックス36)
発売:1977年8月31日初版
定価:420円(初版時)
カバー絵 日野日出志
劇画 いばら美喜
本文イラスト 鳥羽洋司/五十嵐純平/まちだ昌之/尾崎みつお/上山ひろ志
殺人現場写真のナゾ、ふしぎな水死体、オカルト殺人事件、霧がよぶ殺人・・など、21件の事件についてのクイズですが、なにより、昔っぽい、乱れたデッサンやへたなイラストが満載です(うまい人もいますが、おおむね変です)。
S様、情報ご提供、有り難うございました。
入手することができました。
テレビで活躍する名刑事ということで番組を紹介している。
刑事くん、二人の事件簿、夜明けの刑事、俺たちの勲章、特別機動捜査隊、非情のライセンス、太陽にほえろ、Gメン75、ザ・ルーキーズ、マニックス特捜網、鬼警部アイアンサイド、刑事トマ、警部マクロード、女刑事ペパー、ザ・マジシャン、刑事コロンボ。
ただし、番組名が紹介されているだけで、その後の推理クイズには何の関係もない。一応最初の数問に関しては、マクロード、コロンボ、マジシャンのアンソニー・ブレイク、ペパーが探偵役になっているが、名前を借りているだけである。
「名刑事になるための条件」「名刑事の道具」「名刑事の変装」という項目もあるが、大したものではない。
収録されている推理クイズは既知のクイズをアレンジしたものがほとんどであるが、途中のイラストで答のヒントを大きく描いたり、見出しで答すれすれの手がかりを書くなど無茶苦茶。怪しさ満載の推理クイズ集であり、珍品といえば珍品だろう。
上に載せたのは、1981年10月9日発行の版。タイトルが『刑事クイズ』に変わり、カバー絵も浜慎二に変わっているが、内容は全く変わらない。
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