小野寺紳 原作『すいりクイズマスターズ』
(永岡書店)
『すいりクイズマスターズ』
原作:小野寺紳
1959年生まれ。パズル、なぞなぞ作家。パズル作家、岡田光雄の事務所でパズル・なぞなぞ制作を行う。クイズ本、パズル本の著書多数。『マジカル頭脳パワー!!』等のテレビ番組で問題監修を行っている。
まんが:たかや健二
1955年、千葉県生まれ。1977年、漫画家デビュー。1980年、『スペーサー・バン』で第2回藤子不二雄賞を受賞。代表作『3D甲子園 プラコン大作』『かっとび!童児』など。藤子・F・不二雄のチーフアシスタントを務めたことがある。
発行:永岡書店
発売:2000年10月10日 初版
定価:650円+税(初版当時)
【目 次】
プロローグ 名探偵登場!!
名探偵実力ようせいこうざ1 記おく力アップ
第1章 へんそうの名人 ちょうだい四郎編
名探偵実力ようせいこうざ2 すいり力アップ
第2章 ネコのような身のこなし ミス・ヌスミ編
名探偵実力ようせいこうざ3 かんさつ力アップ
第3章 さいごの大物 ビッグ・バン シャーク編
そつぎょう問題①~⑤
世界的な美術品泥棒・アート・スティール・ファミリーがロンドンの大英美術館から『考える足』を盗んだ際、日本にある美術品を盗むという犯行予告を残した。小学校でミステリークラブを作っている次元カイと観月ハルカは、近所の屋敷にアート・スティール・ファミリーからの謎の手紙が届いたとのニュースを見て忍び込んだはいいが、警察に見つかるも、自称名探偵・冴田トシローの口利きで捜査に加わる。
小学生が謎解きに参加するあたりは『名探偵コナン』の影響があるのかなと最初思ったが、よく考えてみるとこの手の推理クイズにはよくある話だった。
小学1・2年生向けと表紙に書かれているが、推理クイズはもうちょっと上級生向け。推理クイズ自体は昔からあるものだが、ストーリーとうまく絡み合っているため、一冊の漫画として読んでも結構面白い。意外な拾い物だった。まあ、「ミス・ヌスミ」などのネーミングセンスはどうかと思うが。
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