木乃実光『クイズ探偵局』
(黒崎出版 カラー版入門百科)
『クイズ探偵局』
木乃実光
1928年、東京都生まれ。1947年頃から少年誌を中心に、マンガやクイズ物を手がける。なぞなぞや絵本の第一人者であり、著書は200冊を超える。代表作は「ぴょこたん」シリーズ、「めいろえほん」シリーズなど。2012年没。
絵:木乃美光、鹿野さとる、セイ・吉田、川崎哲雄
発行:黒崎出版 カラー版入門百科
発売:1968年10月20日 初版
定価:320円(昭和45年5月10日、5版当時)
みなさんは「探偵ごっこ」や推理小説が、大すきでしょう。自分が名探偵になって犯人を追いかけたり、命のあぶないかわい子ちゃんを悪人から助けだしたり、それからそれへと空想はひろがり、自分の推理で、なぞがスルスルとけちゃう、まるで世界一の名探偵の気もちになりたいでしょう。それをクイズに生かして、みなさんのオツムの推理力をためしてみるのが、この本です。どうぞ、ズバズバあてて名探偵の気分にひたってください。(「著者のことば」より)
【もくじ】
1、クイズ探偵局①
2、クイズ探偵局②
3、クイズ探偵局③
4、クイズ探偵局④
5、クイズ探偵局⑤
6、クイズ探偵局⑥
7、いじわる110番
8、はてな文字と絵文字クイズ
9、妖怪なぞなぞ
10、いじわる探偵局
11、迷路とパズル
12、ものしりクイズ
クイズ作家、絵本作家として著名な木乃美光が、1969年に出版した一冊。1967年に秋田書店から『クイズ教室』正続を出版して売れ、続いて黒崎出版から声がかかったと思われる。同シリーズからは他に『クイズ・パズル教室』『なぞなぞ博士』が出版されている。
本書はタイトルの通り探偵が出てくるし、泥棒やスリなどの犯罪者も出てくるのだが、クイズの方は絵解きクイズや迷路、なぞなぞといった内容がほとんどで、推理小説に出てくるようなトリックを扱ったクイズは出てこない。
題材が探偵ものというだけで、小学生向けのクイズ本である。
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