東京都生まれ。藤子不二雄賞受賞後、「つっぱりロック」(別冊コロコロコミック)でデビュー。漫画の他、なぞなぞ、だじゃれ、迷路などの児童書を執筆。代表作には「おすしかめんサーモン」シリーズ(Gakkenn)がある。推理クイズ関連の著書も複数ある。
汐文社
発売:2024年11月27日初版(書籍には月までしか表示されていないので、出版案内を参照)
定価:1,600円+税
推理やなぞ解など頭をフル回転させて、難題をやっと解き終えたときの快感はたまらないですね!
この本にはそんな事件がたくさんつまっています。
学校や身近なところで起きた事件、はたまた殺人事件など、さまざまな問題が出題されています。
あんたは問題の文章やイラストを注意深く観察して、おかしなところがないかじっくり考えてください。
そして、ひらめきで犯人のしかけたトリックをあばきましょう。
この本を読み終えたとき、あなたは名探偵です!
(「はじめに」より引用)
全3巻の1冊目。十文字刑事が探偵役として登場するが、全てのクイズに登場しているわけではなく、特に学校などで起きた日常の事件については登場しない。
クイズは全部で28問。他に推理力テストが4問、観察力テストが2問、最後に「十文字刑事からの挑戦状」が1問ある。
クイズは事件の状況やイラストから容疑者の嘘を見抜くもの、同じく犯人の偽装を見破るもの、複数の容疑者の中から事件の状況やイラスト、証言より犯人を当てるものがほとんどである。ちょっとしたトリックが使われているのは「ビルで消えた男」ぐらいか。推理力テストは暗号、観察力テストはイラストから嘘を見抜くものである。
イラストや登場人物から見て、読者対象は小学生だろう。問題の内容も易しい。ただ、小学生の注意力、観察力、推理力を養おう、という目的であるのならば、とてもわかりやすくできている。大人でも意外と悩むクイズもあるかもしれない。
近年の子供向けミステリークイズ、すいりクイズは幼年向けが主で、それも暗号やまちがいさがし、パズル系がほとんどであるため、久しぶりに推理を必要とするクイズ集が出版されて嬉しい。