『推理捕物クイズ110番』
著者:天知仁
(あまちひとし:クイズ作家。詳細は不明。)
発行:梧桐書院 新書版
発売:1980年11月
定価:680円(当時)
たとえば、あなたが学校から帰ってきて、玄関に見なれないクツが一足あるとします。もちろん、だれか客があったということですが、そのクツのヒモの結び方、かかとのへりぐあいで客の性格がわかり、底についたドロを調べれば、どこからきたかもだいたいわかります。
このように、いくつかのことがらから、ひとつの結論をだすのを「推理する」といいますが、これは決して、小説やドラマのうえだけでなく実際の生活にもなかなか役立つものです。その力をやしなう力に、少しはなれと、この本を書きました。ドラマのラスト近くで、「真犯人はきみだ!!」と指さす名探偵のダイゴ味を十分味わってください。