天知仁『推理捕物クイズ110番』(梧桐書院 新書版)


『推理捕物クイズ110番』

『推理捕物クイズ110番』

著者:天知仁

天地仁(あまちひとし):クイズ作家。詳細は不明。

 発行:梧桐書院 新書版
 初版:1980年11月
 定価:680円(当時)

 たとえば、あなたが学校から帰ってきて、玄関に見なれないクツが一足あるとします。もちろん、だれか客があったということですが、そのクツのヒモの結び方、かかとのへりぐあいで客の性格がわかり、底についたドロを調べれば、どこからきたかもだいたいわかります。
 このように、いくつかのことがらから、ひとつの結論をだすのを「推理する」といいますが、これは決して、小説やドラマのうえだけでなく実際の生活にもなかなか役立つものです。その力をやしなう力に、少しはなれと、この本を書きました。ドラマのラスト近くで、「真犯人はきみだ!!」と指さす名探偵のダイゴ味を十分味わってください。

(まえがきより)

【もくじ】
 第1章 東部警察捜査メモより
 第2章 スパイ混戦事件簿より
 第3章 大江戸捕物控帳より
 第4章 推理作戦解読メモより
 ほかにもの知りコーナー、クイズコーナーがある。

 一応章立てにはなっているが、特定の名探偵役は存在しない。
 他の著書と同様、ちょっとした推理が必要なクイズと、簡単な知識を必要とするクイズが中心である。唯一無二の解答が存在するわけではなく、こういう解き方がありますよといったクイズもある。
 まえがきにも触れられているが、ようするに観察力を養うことを目的とした推理クイズ本である。小学生にはそれなりに需要がある本だろう。大人から見たら物足りないと思われてもしょうがない。もっとも大人の方が固定概念にとらわれて、かえって解けないクイズがあるかもしれないが。

【その他の推理クイズ本作品リスト】に戻る