『推理クイズ 名探偵ケンぼう』
著者:木村研
(木村研:1949年鳥取県生まれ。漫画家。『捕物クイズ』(曙百科)、『家族クイズ遊び』(ひばり書房)など。「かめとおたまじゃくし」で第七回共同創作童話集入賞。「たんじょう日においで」で同九回入賞。他絵本などの著書あり)
発行:曙出版 あけぼの入門百科
発売:1979年6月20日
定価:550円(1979年当時)
「名たんていケンぼう」は、少年少女新聞で四年近く連載している探偵クイズです。
新聞では、殺人事件などはあつかっていません。でも、ケンぼうの解決した事件には、殺人や凶悪なものもたくさんありました。
そこで、一冊にまとめるにあたって、新聞には載らなかったものも多くとり入れてみました。
探偵の基本は“たしかな観察力・注意してものをみる力・知っておくべき一般常識”を、日ごろから、しっかり身につけておくことです。
本書は、探偵入門書として、その基本をマスターできるように問題を学校方式でまとめました。
また、推理・そう査に役立つ用語事典や名探偵事典も加えておきました。
みんなで楽しみながら、頭のトレーニングをしてください。
【もくじ】
第一章 適性テスト
第二章 入学編
第三章 進級・暗号編
第四章 進級・アリバイ編
第五章 卒業編
第六章 チャレンジ編
他に「世界の名探偵」「息抜きコーナー」「ケンぼうの探偵豆事典」がある。
本のタイトルは『推理クイズ 名探偵ケンぼう』だが、少年少女新聞でのタイトルは「名たんていケンぼう」らしい。
掲載紙を見てもわかるとおり、小学生向けのクイズが中心で、観察力や一般常識を問われる問題が中心である。他の推理クイズ本で見られる問題もちらほらある。
推理クイズの入門書としてみれば、それなりの本と思われる。小学生ぐらいの子どもが最初に手に取る分にはいいだろう。逆に大人から見たら物足りなさを覚えるクイズばかりである。
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