木村研 『捕物(とりもの)クイズ』
(曙出版 あけぼの入門百科 クイズなぞなぞシリーズ)



『捕物(とりもの)クイズ』  『捕物(とりもの)クイズ』

 著者:木村研
(木村研:1949年鳥取県生まれ。漫画家。「少年キング」のレギュラーイラストレーターとして活躍。『捕物クイズ』(曙百科)、『家族クイズ遊び』(ひばり書房)など。「かめとおたまじゃくし」で第七回共同創作童話集入賞。「たんじょう日においで」で同九回入賞。他絵本などの著書あり)

 発行:曙出版 あけぼの入門百科

 発売:1977年4月1日

 定価:400円(1977年当時)





 銭形平次をはじめ、テレビで捕物(とりもの)ドラマが大人気を呼んでいます。なぜ、こんなに人気があるのでしょうか? いろいろな理由があげられると思いますが、その一ばんは、何といっても推理する楽しみにあるといえるでしょう。
 そこで、きみたちにも“親分”になってもらおうと考えて、この本を書きました。頭の回転をよくして、ズバリ一件落着といきましょう。

(【はじめに】より)

【もくじ】
 現場を洗え!! 佐平次親分と豆吉大活躍の巻
 犯人はだれだ!! 勝五郎親分と佐助大活躍の巻
 推理で事件(ヤマ)を追え!! 弥平次親分と三太大活躍の巻
 危機一髪、巻き返しでいけ!! 三次郎親分と銀次大活躍の巻
 頭で勝負だ!! 長二郎親分と六助大活躍の巻
  他に捕物豆知識のコラムがある。

 捕物クイズとあるように、江戸時代当時を舞台とした捕物風の推理クイズ集。各章で親分と子分が入れ替わっているが、特に特徴のある人物が出てきているわけではないので、統一した方がむしろよかったと思われる。
 クイズそのものは、舞台を江戸時代に移しただけで、他は既存の推理クイズと変わらないものが多い。問題そのものも易しく、小学生向けのクイズ集である。

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