『ポケットクイズII』 迷探偵 名推理
著者：岡田光雄
（1931年東京都生まれ。クイズ作家として長く活躍。著書多数）
発行：徳間文庫
発売：1985年1月15日
定価：320円（初版時）
さて今回はミステリー篇。名探偵、ドジ探偵、セコいコソ泥そして大怪盗も登場。暗号、トリック、アナグラム、迷路に字謎そして魔法陣。ナンセンスありブラック・ミステリーあり、ミステリークイズ超満載。
仕事に勉強に、家事に育児に、そのほかなんとなく疲れてしまったあなたに絶好の気分転換。もちろん、とっても元気なあなたもたっぷりと楽しめます。
好評ポケットクイズ第二作。
（裏表紙より）
著者はクイズや暗号、迷路など様々なクイズ本を出版しているが、本書はそのミステリー編。あまり読んだことはないが、岡田光雄の特長といえば、ブラックユーモアにみちた問題や解答にあるのではないだろうか。本書でも、岡田光雄らしいブラックとユーモアにみちたクイズ、そして解答となっている。
ミステリー編らしく、一応名探偵らしき人たちも出てくるが、たいていは一編でおさらば。マイホームズ探偵、ソーンダイコン博士、八津川警部、金田一投助、ハニー・バストなど。
既存のクイズ集にあるようなトリックを使った推理クイズもあるが、ブラックユーモアで味つけされているので、読んでいても楽しい。ただパズル系のクイズの方が多いので、そちらが苦手な人にとってはちょっと退屈するかもしれない。
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