『トリッククイズ』
著者:山口琢也
(おもに少年雑誌を中心に、ギャグ、クイズ、パズルなどを出題。著書は10冊以上になる)
発行:若木書房 おもしろクイズランド9
発売:1978年7月初版
定価:460円(ただし、1981年6月20日、第3刷時)
この本は、トリックを中心とした、推理クイズを集めたものです。トリックとは、犯人が自分の犯行をかくすために構築したり、また、計画的犯行の場合は、誰かを殺したり、おとしいれたりするためにつくられるもので、トリックをみやぶることは、推理のダイゴ味でもあります。
近頃の推理小説では、このトリックも二重、三重に構築されていて、解明するのもかなりむずかしくなっていますが、しかし、冷静になってとり組めば、かなりなところまで肉薄できるはずです。
このクイズも、はじめから答を見ないで、ありとあらゆる不審な点や可能性を検討してみてください。
楽しさは倍増するはずです。
全部で61問。カバーイラストは篠田ひでお(しのだひでお)。イラストには北見健一の名前もある。まえがきは異なっているが、イラストも含め、『続 ウルトラ探偵クイズ』とほぼ同じ内容。問題が6問入れ替わっている。実現不可能なものを入れ替えたと思われる物もあるが、そうではなさそうな物もあるので、入れ替えた基準は不明。
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