作品名 | 海外探偵小説作家と作品3 |
初 出 |
『海外探偵小説作家と作品1』参照。 「黒い家」はクイーン「神の灯」の抄訳。原作の半分ほどに縮め、「旬刊ニュース」21年6月上旬号から4回にわたって連載。 「魔の森の家」はカーの同短編の翻訳。「クイーンズマガジン」昭和31年7月創刊号掲載。 |
目 次 |
ポー Edgar Allan Poe デュ・ボアゴベ Fortun? Du Boisgobey ポースト Melville Davisson Post ポストゲイト Raymond Postgate ホームズ H.H.Holmes(antholny Boucher) マクドナルド John Ross Macdonald(Kennerth Millar) マーシュ Ngaio Marsh ミラー Margaret Millar メイスン Alfred Edward Woodley Mason ライス Graig Rice ロースン Clayton Rawson ロックリッジ Frances "&" Richard Lockridge ワイルド Percival Wilde 黒い家 THE LAMP OF GOD 魔の森の家 THE HOUSE OF GOBLIN WOOD |
感 想 |
『海外探偵小説作家と作品1』参照。
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備 考 |
3の解題では、乱歩の訳書について触れられている。 実際に訳したのはクイーンの「黒い家」(原題「神の灯」)とカー「魔の森の家」。 昭和4年の平凡社版「世界探偵小説全集」にあるドイル「ホームズの冒険」「恐怖の谷・妖犬」は井上勝喜、同年の改造車版「世界大衆文学全集」の「ポオ・ホフマン集」、5年の春陽堂版「世界探偵小説全集」のガボリオ「首の綱」も代訳。7年の平凡社版「江戸川乱歩全集」の最終巻第十三巻「ポオ傑作集」(「黄金虫」など六篇)は渡辺温。5年の平凡社版「世界猟奇全集」のゴーチェ「女怪」は井上勝喜。 23年講談社「名探偵ルコック」、38年講談社「少年世界名作全集」のポー「黄金虫」、30年ポプラ社「暗黒街の恐怖」(マッカレー「双生児の復讐」を少年ものに改作)、「怪傑ドラモンド」、ランドン「灰色の幻」、31年クロフツ「海峡の秘密」、32年カー「曲った蝶番」を「動く人形の謎」としてポプラ社から、同年ミルン「赤い館の怪事件」を講談社から、33年フリーマン「名探偵ソーンダイク」(少年少女世界探偵小説全集」を講談社から、38年オルツイ「紅はこべ」(少年少女世界名作文学全集)を小学館から、39年に「鉄仮面」(世界名作全集)を講談社から、48年にサッパー「魔人大作戦」(世界名探偵シリーズ)とクロフツ「怪船771号」(同)をポプラ社から刊行。 本書では写真、資料に戸川安宣に謝意を表している。 |