新潮ミステリー大賞


【新潮ミステリー大賞】

 公募による長編推理小説新人賞。新潮社主催、東映後援。最終候補作品は東映が優先的に映像化する権利を保有し、映像化が検討される。


第1回(2014年)
大賞 彩藤アザミ『サナキの森』 未読
最終候補作 九頭竜正志『さとり世代探偵のゆるやかな日常』 未読
第2回(2015年)
大賞 一條次郎『レプリカたちの夜』 未読
第3回(2016年)
大賞 生馬直樹『夏をなくした少年たち』 未読
第4回(2017年)
大賞 受賞作なし
第5回(2018年)
大賞 結城真一郎『名もなき星の哀歌』 未読
第6回(2019年)
大賞 受賞作なし
優秀賞 村木美涼『箱とキツネと、パイナップル』 未読
第7回(2020年)
大賞 荻堂顕『擬傷の鳥はつかまらない』 未読
第8回(2021年)
大賞 京橋史織『午前0時の身代金』 未読
第9回(2022年)
大賞 寺嶌曜『キツネ狩り』 未読
第10回(2023年)
大賞 受賞作なし
最終候補作 大神晃『天狗屋敷の殺人』  舞台こそ平成21年であるが、横溝正史のオマージュと思われるシーンが次々と出てくる。ただ、横溝らしいおどろおどろしさは感じられない。謎やトリックの方だが、二番目の事件のロジックはかなり考えられたもの。ここで少しは持ち直すかと思ったら、三番目の事件の物理トリックが何回読んでも頭に入ってこない。平成に横溝らしさを復活させようとした努力は買うけれど、残念ながらまだまだ力不足。
(最終候補作は刊行されたもののみ記載)


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