
日本文芸社 にちぶん文庫
発売:1996年7月25日初版
定価:495円(初版時)
推理小説を読む楽しみの一つは、その作品の舞台になった土地を紙上で観光旅行できることです。そこが珍しい土地や名所旧跡であれば、いっそう旅情をかきたてられて、怪事件の謎の渦中に巻き込まれます。
書店の棚にずらりと並んでいる推理小説のタイトルを眺めながら、さて、今度はどこの土地へミステリー旅行に出かけようかと、ちょっと思案して選ぶのも、なかなか楽しいものです。
(「まえがき」より抜粋)
=もくじ=
第1章 消えたシュプール[北海道・東北編]
第2章 黄門さまは名探偵[関東編]
第3章 チューリップ畑の死体[東海・北陸編]
第4章 紀州犬に追われて[近畿編]
第5章 ふぐ料理にご用心[中国・四国編]
第6章 台風一過の朝[九州・沖縄編]
にちぶん文庫から出版された「殺人ファイル」シリーズ第三弾。北は北海道から南は沖縄まで都道府県ごとに分けて、それぞれ特徴ある風物や特産品などをトリックに利用した推理クイズを集めたもの。各章のタイトルは、その章の中にある推理クイズから付けられたもので、特に意味はない。いくつかの問題では正夫というツアーコンダクターが探偵役を務めている。
この47都道府県ごとに推理クイズを出すというスタイルはすでに『名探偵に挑戦 第3集』でやっており、目新しいものではない。問題も相変わらず過去の作品からの転用が多い。
まえがきに「次回は世界一周の海外ツアーへご招待します」とあるが、第4集は出版されていない。