土門トキオ『迷宮突破! 60秒の推理ファイル パート3 見えるものが真実とは限らない』(汐文社)


『迷宮突破! 60秒の推理ファイル パート3 見えるものが真実とは限らない』

『迷宮突破! 60秒の推理ファイル パート3 見えるものが真実とは限らない』

著者:土門トキオ
 (土門トキオ:東京都生まれ。藤子不二雄賞受賞後、「つっぱりロック」(別冊コロコロコミック)でデビュー。漫画の他、なぞなぞ、だじゃれ、迷路などの児童書を執筆。代表作には「おすしかめんサーモン」シリーズ(Gakkenn)がある。推理クイズ関連の著書も複数ある)

 装丁イラスト:へびつかい

 発行:汐文社
 発売:2025年3月17日初版(書籍には月までしか表示されていないので、出版案内を参照)
 定価:1,600円+税

 推理やなぞ解きなど頭をフル回転させて、難題をやっと解き終えたときの快感はたまらないですね!
 この本にはそんな事件がたくさんつまっています。
 学校や身近なところで起きた事件、はたまた殺人事件など、さまざまな問題が出題されています。
 あんたは問題の文章やイラストを注意深く観察して、おかしなところがないかじっくり考えてください。
 そして、ひらめきで犯人のしかけたトリックをあばきましょう。
 この本を読み終えたとき、あなたは名探偵です!  

(「はじめに」より引用)

 全3巻の3冊目。十文字刑事が探偵役として登場するが、全てのクイズに登場しているわけではなく、特に学校などで起きた日常の事件については登場しない。
 クイズは全部で28問。他に推理力テストが4問、観察力テストが2問、最後に「十文字刑事からの挑戦状」が1問ある。
 クイズは事件の状況やイラストから容疑者の嘘を見抜くもの、同じく犯人の偽装を見破るもの、複数の容疑者の中から事件の状況やイラスト、ダイイングメッセージ、証言より犯人を当てるもので占められている。暗号物もいくつかあるが、トリックが使われているものはない。推理力テストは暗号、観察力テストはイラストから嘘を見抜くものである。
 構成や内容は『迷宮突破! 60秒の推理ファイル パート1 目の前にある手がかり』『迷宮突破! 60秒の推理ファイル パート2 仮説の落とし穴』と変わらない。【参考文献】として似たようなクイズ本、推理クイズ本が挙げられていることもあり、見たことのある問題も多い。
 もっともそれは長年推理クイズ本を見てきたから言えることであり、初めて読む小学生には十分楽しめる一冊だろう。

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