『ヨコジュンの大推理狂時代』
著者:横田順彌
(通称ヨコジュン。1947年佐賀県生まれ。法大法学部卒。ハチャメチャSFの第一人者として活躍。また、日本古典SFの研究家として知られ、『快男児押川春浪』(會津信吾氏と共著)で第9回日本SF大賞を受賞。日本SF作家クラブ会員)
発行:ベップ出版
発売:1990年2月14日
定価:757円(初版時)
このたびは、本書をお買い上げ下さり、誠に有難うございます。えーと、いま、立ち読みしているあなた、すみやかに、この本を持ってレジへ走るように。……はい、ご苦労さま。
で、この本は、とにかく面白いから、期待してほしい。21篇の素晴らしいストーリーを、堪能してもらえることはもちろん、作者であるわたくしが、あなたの推理力=インテリジェンスを、おせっかいにも試してあげようというオマケも付いてる、「グリコキャラメル」のような小説集なのである。
21のお話には、それぞれ難易度を示し(やさしい方から順に、C、B、A、特Aとした)、あなたの推理力=インテリジェンスを、あなた自身で知る目安をもうけた。<解決篇>を読む前に、当てずっぽうでもよいから、あなたなりの<答え>を導き出してもらいたい。それでは、また、のちほど。
パズル雑誌「クロスワードキング」(大陸書房)に連載された『ウルトラ推理<パズル>小説』(1987年8月号〜1989年4月号)を、加筆のうえ、1冊にまとめたもの。
解答篇は迷路になっており、そちらは大林のぼるが作成している。
問題傾向は、『犯人はダ・レ・ジ・ャ事件簿』と全く変わらない。ということで、ダジャレで苦しんでください(笑)。
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