桂米丸

 1925年、神奈川県生まれ。1946年、五代目古今亭今輔に入門。1949年、四代目桂米丸を襲名し真打。1976年、社団法人落語芸術協会の三代目会長となる。1999年に会長職を勇退、顧問になる。2002年、最高顧問就任。新作落語一筋で、1992年に紫綬褒章、1998年に月勲四等旭日小綬章を受章している。2019年9月まで寄席の定席出演。生没記録の確かな落語家としては史上最高齢である。2024年8月1日、老衰のため死去。99歳没。死没日付をもって従五位に叙された。
 『お笑いスター誕生!!』では、1980年4月の第1回から番組終了まで審査員をつとめる。確認はしていないが、すべての回で審査員を務めていたと思われる。グランプリ等では賞状を読み上げていたので、審査委員長の立場にあったようだが、確認はできていない。
 審査員としては常識的なコメントに終始していた。というか、褒めるところは褒め、首をひねるところもやさしくという感じで。数少ない落語には、ちょっと厳しかったようだが。
 アマチュアで出演していた徳永良治を誘い、弟子にしている。後に桂竹丸として真打に昇進した。
 特番では京唄子との漫才を披露しているが、さすがにこれは今ひとつであった。