第3回紅白大合戦の個人ネタ見せを稽古場でやったときのこと。
　第6回オープントーナメントサバイバルシリーズで最低得点を記録したのに、まんぼうはなぜかメンバーに選ばれた。
　それでもはりきってトップバッターとしてネタ見せに挑んだものの、いつものしょうもないネタ。
　特に「バロムワンのボップ」とかいうひとりよがりのネタが赤尾PDの気に障ったみたいだった（赤尾PDは、こういう自分だけの世界でのネタみたいなものをすごく嫌っていた）。
　赤尾PDの顔がみるみる赤くなり、ネタ終了後まんぼうにきつーいダメ出し。
　ぐうの音も出ないほど絞られて、まんぼうの顔がみるみる青くなり、そして赤くなっていった。こんなときピン芸人は可哀相です。
　そして赤尾PDから、「こんなんじゃ番組に出せないんで、お前がネタをやってるときに白組メンバー全員でお前をとりかこみ、全員ハリセンを持たせて突っ込むというのはどうだ」という残酷なアイディアまで持ち出された。
　それ以降赤尾PDの機嫌が悪くなったので、ネタ見せではまんぼうをトップに持ってくるなという暗黙のルールが敷かれた。