ショートコント

 1分以内の短い時間で行うコント。セット等を必要とせず、すぐに演じることができるため、営業やテレビの顔見せ、ネタ番組用で複数のネタを持っている芸人は多い。
 コントを演じる前に「ショートコント、○○○」とタイトルを言う形を広めたのは、1990年代のウッチャンナンチャンである。

 『お笑いスター誕生!!』当時のウッチャンナンチャンは普通のコントが主流で、ショートコントを披露したことはない。
 ショートコントという名前ではないが、ショートコントという形を最初に広めたのはパート2と思われる。
 パート2は元々普通の漫才を行っていたが、1984年頃から自らのスタイルを「4コマ漫才」と称し、短いコントを次々と披露する形により人気を博し、第2回オープントーナメントサバイバルシリーズで優勝した。
 なお、パート2とウッチャンナンチャンの登場が重なったことは、特番を含めてもない。
 パート2の「4コマ漫才」のスタイルは以下。

二人が舞台に登場。手を叩きながら歌う。
勝也「今日のお越しを」
二人「ありがとう」
勝也「あ、よいしょ」
健四郎「岩おこし」
勝也「あ、そりゃ」
健四郎「粟おこし」
勝也「あ、どっこい」
健四郎「ようお越し」(礼)
勝也「何のこっちゃ」
二人「パート2、4コマ漫才!」
〈Aパターン〉
二人が左右に別れて行進、すぐにUターンして元の立ち位置に戻りながら、 二人「♪チャラ ララララ ラン、チャラ ララララ ラン」(ブリッジは『オクラホマミキサー』のリズム)
(立ち位置に戻って)
勝也「○○○○」(タイトルをいう)
4コマ漫才(ショートコント)を披露後、再び<Aパターン>。
以後、その繰り返し。そして最後。
二人が最初と同様手を叩きながら歌う。
勝也「またのお越しを」
二人「待ってます」
勝也「あ、よいしょ」
健四郎「岩おこし」
勝也「あ、そりゃ」
健四郎「粟おこし」
勝也「あ、どっこい」
健四郎「またお越し」(礼)
勝也「パート2でした」(礼)

<Aパターン>のブリッジは<Bパターン>もたまにある。
<Bパターン>
二人が左右に別れて行進、すぐにUターンして元の立ち位置に戻りながら、
二人「♪チャラ ララララ ラン、チャラ ララララ ラン」
(立ち位置に戻って)
二人「♪チャラ チャチャチャラララ、チャランランラン」(『オクラホマミキサー』のリズム))
と手を組んで踊る。

<Aパターン>のブリッジは<Cパターン>もある。主に最初のコントをやった後にする。
<Cパターン>
健四郎「ま、こういうもんですけれどね」
勝也「わろうても、わらわんでも、次いきます」
二人が左右に別れて行進、すぐにUターンして元の立ち位置に戻りながら、
二人「♪チャラ ララララ ラン、チャラ ララララ ラン」