『お笑いスター誕生!!』 名鑑【し-2】


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名 前
笑パーティー
初出場
 1983年6月4日(第3期グランプリシリーズ)
実 績
 4週勝ち抜き。銅賞獲得。
 第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
 第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ第3位。
 第3回オープントーナメントサバイバルシリーズ準優勝。
 第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ優勝。
 第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
 第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ第3位。
 第7回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
ジャンル
 コミックバンド、コント。
プロフィール
 ばんきんや:1950年代生。東京都出身。
 松元ヒロ:1952年10月19日生。鹿児島県出身。
 石倉チョッキ:本名石倉直樹。1957年8月26日生。愛知県出身。
 ばんきんやは別バンドでコミックバンドをしていた。松元ヒロは元々パントマイマー。デビューは1975年。石倉は桑沢デザイン研究所卒業。
 初登場時は結成約1年。
ネ タ
(1週目合格 No.163 1983年6月4日放送)

 白いタキシードに蝶ネクタイのばんきんや、登場。
ばん「緊張するなあ。明日は私の30周年リサイタル。よくぞ30年続いたものだ。まさに私の総決算とも言える。ところで、マネージャーの松元はどこ行ったんだ。おーい、松元」
 マネージャーの松元、舞台脇から登場。ばんきんやのまわりを一周し、最後は“壁”のパントマイムをやり、ドアを開いて「おお、先生」
ばん「おまえ、見えているんじゃないのか。まあ、いい。君が私のマネージャーについてどれくらいになる?」
松元「はい、1ヶ月です」
ばん「そうか。早いものだな。仕事は慣れたか?」
松元「先生のおかげで、慣れました」
ばん「そうか。ところで、少し明日の練習をしようと思うんだが」
 松元、懐からさっと譜面を出す。
ばん「おお、用意がいいねえ。うーあー」
 ばん、おもむろに譜面を逆さまにする。恐縮する松元。うたいだすばん。
ばん「♪……(詩不明 海外のものだったので) あ、あ、」
 ばん、声が詰まる。松元、さっと胸から喉スプレーを取り出し、ばんの口へ一吹き。
ばん「君は有能だねえ。では♪~」
 手を広げ、気持ちよさそうに歌うばん。そこへ煙草を挟む松元。ばんはおもわず煙草を口に持っていき、パッとライターを出す松元。
ばん「気が利くねえ……って、ちがうだろ。(松元を突き飛ばす)歌手は煙草は吸わないんだ。喉をやられたらどうする?」
松元「はい、申し訳ありません」
ばん「ところで、コーラスは来ているんだろうな。明日が本番だから練習しないと」
松元「はい、呼んでおります。石倉君!」
 石倉、黙って登場。直立不動のまま。
松元「石倉君は二期会(漢字不明)の」
ばん「おお、コーラスで有名な二期会か」
松元「いえ、その下請けの子供会(?)から来ました」(こけるばん)
ばん「まあ、いい。練習しよう。ワン、ツー、スリー、♪~」
 微動だにしない石倉。
ばん「なんなんだ、こいつは。松元!」
松元「お待ち下さい。石倉君。コーラスだよ、コーラス」
 うなずく石倉。再び歌い出すばん。「♪~」そこへ石倉、無表情に魔法を掛けると、動かなくなるばん。
松元「コーラスだよ、石倉君。おや、コーラス、凍らす。凍ちゃったよ」
ばん「何をするんだ、一体。君、後を着いてくればいいんだ、後を」
 うなずく石倉。再び歌い出し、舞台を歩き回るばん。「♪~」その背中を着いてゆく松元と石倉。
ばん「君まで後を着いてきてどうする!」
松元「はい、どうもすみません」
ばん「もう1回練習だ。ワン、ツー、スリー」
 いきなり歌い出す石倉。続く松元。見事なハーモニー。とまどうばん。
 結局1曲歌いきり、拍手喝采。
 そこへばんが「僕を弟子にして」
 二人「冗談じゃないよ」
(2週目合格 No.164 1983年6月11日放送)

 ばんきんやがメンバーを募集。そこへ現れたのは、ドラマーの石倉とベーシストの松元。「六十万円」ときき、早速契約書に判子を押すが、よく聞くと、「煮ても焼いても文句は言いません」という文章と、「年六十万円」という給料。
 音楽をしようとすると、オチはばんきんやの浪花節。

 ちなみに最初の頃、松元さんはベースが全然弾けなかったので、ばんさんが必死に教えたそうです。
(3週目合格 No.165 1983年6月18日放送)

ばん「ロック&ジャズと称しまして、色々なナンバーを紹介したいと思います」
ばん「メンバー紹介です。ベース、松元ヒロ」
 松元、ドラムの音に合わせて踊り、顔を色々替えて、最後は歌舞伎役者のパントマイム。
ばん「続きまして、ドラムを紹介いたしましょう」
 石倉、ドラムをソロで叩きまくる。
ばん「せっかく格好良く紹介しようとしたのに、ばたばたしていたら、口を出せないじゃないの」
石倉「はい、わかりました」
ばん「ドラムは、今や世界的に有名になりました、ヤマハのドラム」
石倉「(ずっこけながら)ちょっと、ちょっと、そりゃないじゃないですか」
 石倉がセンターに入り格好良く決めようとする。
ばん「ドラムは、石倉チョッキ」
 松元が、ドラムを一叩き<カン>。
 石倉がずっこける。
 そのあと、ばんのあおりを受けて、石倉はなぜかアントニオ猪木の真似。
 ばんが石倉を叩いた後、ばんがスローナンバーのバラードをひきながら
ばん「先ほどから、うちのメンバーを紹介しているにもかかわらず、みなさんの視線が、どういうわけか、私の方に、私の方に集まってきます。いや、それでいいんですよ。やはりわかるんですね。スターって」
ばん「松元君、椅子」
 ばんが椅子に座ろうとすると、松元がポーズを決める。
 やりとりをいくつか繰り返した後、ようやくばんが椅子に座る。
 ばんのギターの元、松元と石倉が喧嘩を始め、靴で殴り合ううちに、いつのまにかフラメンコを踊り出す。

 ショーで30分くらいのネタをやるときの、バンド紹介ネタを持ってきた感じ。5分では短すぎて、笑いが今一つ。審査員からもやり慣れていると言われていたから、多分いつもやっているネタだったと思う。
(4週目再挑戦不合格 No.181 1983年10月8日放送)

石倉:新人歌手
松元:プロダクション社長
ばん:人気作曲家

 独立してプロダクションを作った松元が、新人歌手を連れて、人気作曲家のばんのところにやってくる。ばんは作曲だけでなく、作詩まで作ったのだが、人気曲をつぎはぎして作った曲だった。
 譜面を見て練習するが、感情が無い、才能が無い、とばんは酷評。自らレッスンするが、わけのわからないふりや歌い方。歌詞も洒落ばかり。
 曲は途中で終わっており、残りは家に帰って作って、と言われてできるか、と言われておしまい。

 ばんばかり達者で目立ち、残り二人が今一つと言われて不合格。
第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦 93点〇 No.197 1984年2月11日放送)

有名ファッションデザイナー:ばんきんや
ファッションショーのディレクター:石倉チョッキ
司会:松元ヒロ

 開演前のファッションショー。舞台をチェックするばん。しかし、来るはずだった司会の久米○は仕事で来られなくなった。ディレクターを責めるばんであったが、石倉は知人の司会者を手配していた。おどおどと登場する松元。早速練習することとなった。
 ばんがドラムを叩く(幕が開くときによくある音楽)と、なぜか両手をおどろおどろしく持ち上げる松元。実は松元、お化け屋敷のバイトが長く、おもわず幽霊の真似をしてしまうとのこと。怒るばん。必死に止める石倉。さらに練習を続けるが、なぜか両手が持ち上がる。
 いくつかのやりとりの後、石倉がファッションモデルの役割をして、司会の練習をすることとなった。なかなか快調な司会の松元。ところがどんどんお墓や線香の話へ。実は松元、テレビなどの司会をやったことはなく、ほとんどは葬儀関係の司会しかしたことがなかったのだ。怒るばん、止める石倉。
 必死の練習も虚しく、松元の支離滅裂な司会ぶりは止まらない。嘆くばん。そこへ幕が開く。ところが、客席には誰もいない。
ばん「あ、チケットが1枚も売れなかったから、今日は中止!」
二人「いい加減にしろ!」

 この手のネタは、実際に見ないと面白くないだろうなあ。動きがうまく描けなくて、申し訳ありません。
(オープントーナメントサバイバルシリーズ)

ギタリスト:ばんきんや
ギタリストの息子でドラマー:石倉チョッキ
ギタリストの友人で、ベーシスト:松元ヒロ

 ばんとチョッキが演奏をするが、いつもオールディーズだったのでチョッキがドラムをやめようとする。なだめるばんは、なんと武道館コンサートをすることになった、とチョッキに告げ、チョッキは大はしゃぎ。ばんは、サポートとしてベーシスト、松元を呼ぶ。ここで松元がお約束通りぼける。
 ドラムのソロを演奏しろとばんがいい、チョッキが格好良く叩きまくるが、ばんは却下。「情熱を込めて、一つだけ叩けばいいんだよ」。さらに松元にも音を一つしか出させない。
 オチは……忘れた。
第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ決勝 94点〇優勝 No.256 1985年4月6日放送)

CMプロデューサ:ばんきんや
新人歌手:石倉チョッキ
ベテラン俳優:松元ヒロ

(ばんきんやのメガホン以外は一切のセット、小道具はありません)

 プロデューサ、ばんきんや登場。
ばん「1カメ、2カメ、準備いいか」
 そこへ新人歌手石倉が登場。
ばん「おお、石倉君来たか」
 ところが石倉、ばんを通り過ぎてしまう。
石倉「おはようございます!」
 元気よく挨拶をしたはいいが、顔を上げてもばんはいない。ムーンウォークで無理矢理バックし、ばんに挨拶。
石倉「おはようございます」
ばん「何やってんだ」
石倉「初めてのCMなもので緊張しちゃって」
ばん「そうか。何でも有望らしいじゃないか。頑張れな」
石倉「でも、僕なんかに演技ができるかどうか、心配です」
ばん「大丈夫だ。そう思って、ベテラン俳優を呼んである。おい、松元」
 松元が登場。ところが松元もばんを通り越してしまう。
松元「おはようございます」
 顔を上げてもばんはいない。綱をつかみ、引っ張られるパントマイムでばんの方へ。
松元「おはようございます」
ばん「一体何やってんだ、お前は。いいか、今日は君が石倉君を引っ張らなければいけない」
松元「わかっています」
ばん「今日のCMだが、新しいウィスキーだ。ホワイトとブラックの中間を狙って“グレイ”」
松元「いいネーミングですね」
ばん「石倉君が店に入ってくる。そこへ松元、お前が石倉君にグラスを渡す。石倉君はぐいっと飲んでひとこと、『今、お酒はグレイ』と決める。よし、やってみるぞ」
 ムードたっぷりの音楽が流れ、石倉が店に入ってくる。松元、すたすたと立ち寄り、グラスを渡して立ち去っていく。石倉、緊張しながら棒読みで「今、お酒はグレイ」
ばん「カット、カット。今の見なかったことにして。松元、何やってんだ(と頭を叩く)。そんな素っ気なく渡したら、石倉君だって演技できないだろう。何のためにお前を呼んだと思うんだ。お前が引っ張らなくちゃ駄目だろう」
松元「私、演技してもいいんですか」
ばん「当たり前だ。いいか、お前よく新宿行くだろう。そのときの飲み屋の雰囲気でいいんだ。わかったか。ここまでいえばわかるだろう。よし、もう一度、スタート」
 ムードたっぷりの音楽が流れ、石倉が店に入ってくる。松元、オカマの演技でイヤらしくグラスを渡し、体をなで回す。石倉、思わず「今、おかまはグレイ」
ばん「カット、カット、カット。松元、何やってんだ(と頭を叩く)」
松元「新宿2丁目風に。歌舞伎町で」
ばん「そんな余計なことをしなくていいんだ。もっと普通に行け、普通に。石倉君もアドリブを入れていいんだ。松元がちゃんと拾ってくれる。よし、もう一回」
 ムードたっぷりの音楽が流れ、石倉が店に入ってくる。石倉、テーブルにもたれかかる演技を見せる。松元、棒を持って盆にのったグラスを渡そうとして、ばんに叩かれる。
ばん「お前、お座敷バーじゃないんだから。イメージに合わないだろう。いいか、石倉君が今、いい演技をしてくれた。こうやってもたれかかって。そう、ここはバーなんだ。そういえばわかるだろう」
松元「西部劇みたいな感じですね。わかりました。まかせてください」
ばん「よし、もう一度、スタート」
 ムードたっぷりの音楽が流れ、石倉が店に入ってくる。石倉、テーブルにもたれかかり、指を鳴らす。
ばん「いいよ、いいよ。雰囲気出ている」
 松元、ウィスキーの入ったグラスをカウンターに滑らすが、石倉取り損なう。松元、もう一度グラスを滑らすが、グラスは途中で止まり、カウンターにウィスキーがこぼれる。松元、カウンターに行き、こぼれたウィスキーをふきんで拭いて、グラスに絞り、そのグラスを石倉に渡す。石倉、グラスを飲み干して「今、お酒はグレイ」
ばん「カット、カット、カット。そんな汚いお酒が飲めるか。松元、お前演技が細かすぎる。なんだ、これは。CMがおわっちまうだろうが。どうも音楽がのれないのかな。よし、もっと明るい曲にしよう。石倉君がさっと入ってくる。そして松元、お前がパッとグラスを渡す。いいな、わかったか」
 松元、カウンターをくぐろうとして、ばんに頭を叩かれる。
ばん「松元、そんな細かい演技するんじゃない。よし、音楽、スタート」
 今までと違うアップテンポの曲が流れ、石倉、軽快に入ってくる。テーブルにもたれかかり、指を鳴らす。松元、カウンターをくぐり、盆を手に持って出てくる。
 松元、盆を持って手を回す。さらに反対の手の指に持ち替えクルクル回す。石倉、竹籤を持ち出して盆を受け取り、回し始める。
ばん「いつもより、余計に回しております。……って、何をやっているんだよ、お前ら。いつから浅草演芸場になったんだ、ここは。もっと、明るくやれないかな。映画のように」
石倉「わかった。映画のコットンクラブのようにやればいいんだ」
ばん「なんなんだ、いちいち手を叩かなければならないんだ。そう、コットンクラブのようにやればいいんだ。石倉君、もっと大きな演技をするんだ。よし、もう一度、スタート」
 アップテンポな曲が流れ、石倉、軽快な動きを見せながら店に入ってきて指を鳴らす。松元、盆を持ってカウンターをくぐり、二人並ぶ。
 音楽が変わり、二人で軽快にタップを始める。ばん「よし、よし、いいぞ、いいぞ」。途中からばんも参加、三人でタップを披露。音楽が終わったところでばん、松元の手からグラスを奪い取り、「今、お酒はグレイ」
ばん「いいね、いいね、決まったよ。今のでいいんだ。よし、このCM、俺がやる。お前らは首」
二人「いいかげんにしろ」
第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦 93点〇 No.266 1985年6月15日放送)

大学教授:ばんきんや
大学教授の息子で俳優:石倉チョッキ
対談番組の司会者:松元ヒロ

 松元が司会の対談番組。仲のよい親子が互いのよいところを話し合う。ところが二人は犬猿の仲。父親は俳優、しかもポルノ映画の俳優として脚光を浴びた息子をバカにし、息子は父が著書を出したからテレビに出たがっていると非難する。
 番組中は仲のよい親子を演じているが、CMに入ると本性を現し、喧嘩しまくり。本番の声で急に仲がよくなり、CMの声で喧嘩をするの繰り返し。
 そのうち、松元がCM、本番、CM、本番、と短いスパンで言い出し、訳が分からなくなる。
(後期の特番)
 バンドネタで、ジャンル別ベストヒットを紹介。
 ロックンロール部門はチャック・ベリーの名曲「Johnny B. Goode」。ヒロが歌う。しかし歌ったのは「ジョニーからの伝言」。
 アニメソング部門は「科学戦隊ダイナマン」。きんやが歌う。ワンフレーズ歌った後、一緒に歌おうと客席にマイクを向けるが、誰も歌わない。
 ビデオ部門は「We Are The World」。きんやが歌いながら、チョッキがマイケル・ジャクソン、ヒロがスティービー・ワンダーの真似。続いてチョッキが関係ない猪木や郷ひろみなどの真似をして、きんやに叩かれる。
 懐かしのGS部門は「ブルー・シャトウ」。サビを歌った後、チョッキがフルート。音が出たので客席拍手。ところが途中から曲が「キャンディ・キャンディ」に変わる。
 ラブソング部門「ラブ・イズ・オーバー、酒と泪と男と女、ジュリアに傷心」。前半の2曲では、ヒロがお馴染みのパントマイムでラブシーンを演じる。最後はチョッキの歌で盛り上がる。
第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ決勝 91点3位 No.294 1986年1月18日放送)

 ギターを持ってばんが登場。
ばん「やー困ったな。コンサートが明日だというのに、うちのメインボーカルの石倉が、リハーサル中に大けが。挙句の果てに入院。うーん、うちのバンドは、あいつの派手なアクションとボーカルでもっていたといっても過言ではないからな。それにしてもこんな緊急事態に、メンバーの松元はどこ行っているんだ、まったく。おーい、松元、松元!」
松元「リーダー!」
ばん「松元!」
松元「リーダー!」
 松元、舞台袖から登場。転げていきなり泣き出す。
ばん「ガキじゃあるまいし泣くなよ、まったく」
松元「ハハハハハハ」
ばん「笑うなよ、気持ち悪いな、本当に。何て性格してるんだ、本当に。いいか」
松元「はい」
ばん「せっかくのビッグチャンスがやってきたというのに、俺たちの眼前に、大きな壁が立ちはだかっているのが、お前にはわかんないのかよ」
松元「壁?(壁のパントマイムを始める)ホントだ!」
ばん「ご丁寧な野郎だな、本当に。何もそこまでしなくたっていいだろう。いいか、この事態をどうするんだよ」
松元「安心してくださいよ。実はですね、石倉の代わりを探してきましたよ」
ばん「何言ってんだよ。石倉ほど、ぼけて歌えるタレントなんて、そうはいないんだよ」
松元「それがですね、派手なアクションが得意で、顔が石倉にそっくりなんですよ」
ばん「まさか、お前~」
松元「呼んでみましょうか。石山くーん」
石倉「はーい」
 石倉、登場。
ばん「おお、石倉!」
松元「石山です」
ばん「石山?」
 石倉、パントマイムで扉を開け、開き戸を開き、さらにシャッターを開いて中に入る。
石倉「明けましておめでとうございます」 ばん「なんなんだよ、こいつは」
松元「ただ今、シャッターをやったんですけれどね」
ばん「そんなの全然聞いていないよ、馬鹿野郎」
松元「それだけね、アクションを大事にするやつなんですよ」
ばん「そうかそうか」
松元「実は僕の大学時代の後輩でしてね、今は歌にアクションに全国回って活躍しているんですよ」
ばん「全国」
松元「はい」
ばん「しかしお前が呼んできたんだろう。大したことないんだろ?」
松元「石山君、ちょっと動き見せてくれるかな」
 石倉、側転、でんぐり返し、ガッツポーズを見せる。
ばん「おお!」
松元「拍手がないですけれどね」
 会場、ようやく拍手。
ばん「お前な、すごいの連れてきたじゃないかよ。じゃあ、さっそく練習行こう」
石倉「どんなアクションがいいですか?」
ばん「どんなアクションもなにもねえ、君が主役なんだから。いわばヒーローだよ。それに見合う動きをしてくれればいいよ」
石倉「ヒーローの動き」
ばん「そうだよ、わかるね」
石倉「わかりました」
ばん「早速行くよ」
松元「オーケー(とベースを構える)」
ばん「ワンツースリー」
 音楽が流れ、石倉、アクションポーズ。
石倉「仮面ライダー、変身!」
 ばんと松元、演奏を止めて固まる。
ばん「(松元を呼び出し)なんなんだよ」
松元「仮面ライダーでございます」
ばん「なるほどね、ってそんなこと聞いてないよ。(ここでカットがあったかな、つなぎが不自然)ばっと出てきた瞬間に、お客さんがハッとするような、ドキッとするような、驚くような、驚くような」
石倉「はい(と、挙手をする)。はいはい、まかしてください」
松元「得意でしょ」
ばん「おいおいおい、ちょっと待て、ちょっと待て。ベースの音が出てなかったようだけど、どうしたんだよ」
松元「(ベースを弾くが)出ないんですよねえ」
ばん「出ないんですねえ、じゃないだろ」
松元「あの、これは電気を使ってますんでね。電気がどっかで(と探し回る)」
ばん「おいおい、ちょっと待て。(アンプの後ろをのぞき込む)これ、ランプがついてないぞ。おい、コード入ってないじゃないかよ。(コードを入れて、スイッチ入れて)これでOKだよ(本当にアクシデントだった)」
松元「(ベースを鳴らすと音が出る)おー(観客拍手)」
松元「僕長くやってますけど、音が出て拍手来たのはじめてです」
ばん「始まってまだ少ししかたってないのに、汗だらだらじゃないかよ。大丈夫かよ」
松元「すみません」
石倉「あのー、すみません。話どこまで行きましたっけ?」
ばん「大丈夫だよ、ワイルドな動きだ」
石倉「(思わず手を叩き)ワイルド。まかしてください」
ばん「登場の時、お客さんがハッと驚くような、そういう動きだよ。わかるね」
松元「得意だよね」
石倉「大丈夫です」
ばん「大丈夫だな」
松元「もう大丈夫です」
ばん「行くぞ、ワンツースリー」
 バンと松元、演奏を始める。後ろ向きの石倉、前を向くと雄たけびを上げ、マイクを外す。
石倉「うわー。怪獣いたこのすけじゃ。我々はこの会場を完全に包囲した。あー」
ばん「止めてあげろよ、止めてあげろよ」
松元「戦闘員、整列しました」
二人「イー」
ばん「いいわけないだろ、馬鹿野郎、本当に。何考えてるんだよ」
石倉「怪獣……」
ばん「怪獣ショーやってどうするんだよ。なあ、松元」
松元「イー」
ばん「それやめろって言ってんだろう。違うの。お前大体ね、ドンテンドンテンドンテンって怪奇音で盛り上げてたじゃないか」
松元「わかりましたか?」
ばん「聞いてたよ、俺は、馬鹿野郎。違うんだよ。俺たちはロックバンドなんだよ」
石倉「はい」
ばん「ロックバンドが始まって、いきなり怪獣が出てきたら客席はどうなっちゃんうだよ」
松元「笑いますね」
ばん「笑わせてどうするんだよ。いいか、これはチャンスなんだよ。明日のコンサートに成功してみろ」
石倉「はい」
ばん「君はたちまちビッグスターだよ」
石倉「ビッグスター」
ばん「心を落ち着けて、想像してごらん。君はたちまち人気者になって、例えば街を歩いていると、は、いつものテレビに出ているあの人じゃないか。たちまち発見されて、君はギャルに囲まれてしまうんだよ」
松元「(女声で)サインして、サインして」
石倉「(パントマイムをしながら)いやいやいや、ちょっと待って、ちょっと待って」
松元「(女声で)次は私よ、次は私よ」
石倉「(あちらこちらから引っ張られるパントマイムをしながら)ちょっと待って、ちょっと待って。(ついには髪の毛を引っ張られながら)痛い痛い痛い」
ばん「ちょっと待て、ちょっと待て」
松元「(女声で)いや、そこ痛いの、やめて、そこじゃなくて、いやそこ(と近づいて来たばんの顔をなでる。そこで正気になり、元に戻る)」
ばん「そうやってな、貴重な持ち時間を無駄に使って、馬鹿野郎。(石倉の方に向かって)わかるだろう。」
石倉「はい」
ばん「そういう感じだよ。つまりさ、派手なアクション、決まったポーズ、具体的にいえば、そう、田原だよ、田原」
松元「いいな、僕もそう思ってたんですよ」
ばん「そうだろ」
松元「こんばんは、俵幸太郎です」
ばん「馬鹿野郎。違うんだよ、トシちゃんだよ、トシちゃん」
松元「伊豆のや~ま~」
ばん「(松元の口を封じる)近江俊郎さんやってどうするんだよ。ほら、本人照れてるんじゃないかよ(審査員席にいた)。違うんだよ、トシだよ、トシ」
松元「わかってますよ~(年寄りの真似をする)」
ばん「それは年だろ、本当に」
松元「(腕組みをして考える)」
ばん「悩む問題じゃないよ」
石倉「わかった(といきなり踊りだす。マイクを取って)こんばんは、田原俊彦です(と物真似)」
ばん「いいよ、いいよ」
石倉「(物真似で)みんなね、トシのこと、馬鹿だ馬鹿だ言うけれどね、本当はね、馬鹿なんだよ」
ばん「(石倉を突き飛ばし)何言ってんだよ。そんなことやれって言ってないだろう。君ものりやすい体質だねえ、本当に。そういいかい、君、ブレイクダンスできないかい? ブレイクダンス、そう君が一番最初に見せてくれたアクロバチックな動き」
石倉「アクロバチック」
ばん「それから今の田原な感じで。これをミックスすれば、君のオリジナルなものができるよ」
石倉「やってみます」
ばん「大丈夫だよ、思い切ってやってみようぜ」
石倉「はい」
ばん「行くぞ。ワンツースリー」
 『サーフィンUSA』を演奏し、石倉がジャンプして踊る。前方回転やとんぼ返りなどを披露。さらに階段の上に上るが、いきなり変な動きになる。
石倉「鉄人28号、飛ぶぞー」
ばん「お前がどっか飛んでいけ」
 ばんが石倉を蹴ると、石倉、舞台袖まで飛んでいき消えてしまう。そしてガラスの割れる音。
松元「また怪我ですね」
ばん「どうするんだよ、松元。明日のコンサート」
松元「安心してくださいよ。そう思ってね、石倉にそっくりな奴をもう一人連れてきてるんですよ」
ばん「本当かよ」
松元「石川くーん」
石倉「はーい」
 服装が変わった石倉が登場。
松元「ほら、そっくりでしょ」
ばん「そんなにいるわけないだろ」
 最後、(ちゃんちゃん)ギターを鳴らして終わるが、この音が小さい。

 点数を入れるとき、中尾ミエが「ちょっと機械のトラブルがありましたが、そこは考慮してください」とあった。また山田「リーダー(ばん)、熱が出てるのにやってるんですよね」中尾「40℃、熱があるんですって、まあ可哀そうに」というやり取りもあった。
(サバイバルスペシャル No.295 1986年1月25日放送)

松元「はい、皆様、有難うございます。ただいまからザ・トップベストテンのリハーサルいきます。照明さん、聞こえますか。聞こえますね。ただいまからばんディレクターをお呼びします。みんな、粗相のないように。ばんディレクター!」
ばん「はい、おはよう」
松元「はい、おはよう」
ばん「最近、視聴率が落ちている」
松元「落ちている」
ばん「今日は気合入れてやるように」
松元「やるように」
ばん「お前だよ」
松元「(誰かを指さしながら)お前だよ」
ばん「お前だよ」
松元「お前だよ」
ばん「(松元のほうを見ながら)お前だよ」
松元「(しつこく正面の誰かを指さしながら)お前だよ」
ばん「松元」
松元「は、私?」
ばん「お前が一番へまが多いじゃないか」
松元「(頭を下げながら)はい」
ばん「今日は気合を入れてしっかりやれよ」
松元「今日は気合い入れてやります、はいはい」
ばん「ところでね、今日から番組に活を入れるため、司会者を若々しいのにチェンジした。(松元、ばんの言葉をジェスチャーで示す)新人だからみんなで盛り立ててあげるように。じゃあ早速、リハー(松元、肩を挙げるジェスチャー)サルに(松元、サルのまね)に行く前に、えー、非常口はあちらとこちら、救命胴衣は口にくわえて空気でふくらまします(松本、当然ジェスチャーで示す)。それでは皆さん、良い空の旅を(二人で飛行機のジェスチャー)……って何を考えているんだ!」
松元「照明さんにも聞こえるように」
ばん「おれもついのっちゃったじゃないか。じゃあリハーサルを始めるから、司会者、呼んで来い」
松元「おーい、司会の石倉君(と呼びに行く)」
石倉「はーい(と、舞台袖から登場)。おはようございます。おはようございます。おはようございます(と三方に挨拶)。石倉チョッキと申します。気安くチョッ君と呼んでください」
松元「それでは、呼んでみましょう。さん、はい」
ばん「(しゃがみこみながら)チョッくーん」
ばんだけ大声を上げるが、他はだれも声を出さない。松元、とぼける。
石倉「ありがとうございました」
ばん「松元、ちょっと来い」
松元「はい」
ばん「恥かかすんじゃない、ばかやろー(とどつく)。さっさとマイクを持ってこい」
松元、舞台袖にはける。
ばん「それでは頭のセリフのところをやってもらおう」
石倉「頭のセリフ、ハイ」
松元、スタンドマイクを持ってくる。
ばん「それではよーい、キュー」
石倉「歌は思い出を呼び、明日への希望へとつなげます。1週間のご無沙汰でした。司会の石倉チョッキです」
ばん「(思わず両手で目を覆う)ちょっと、誰がロッテ歌のアルバムやれって言ったよ」
石倉「さっき松元さんがこれに変えろって」
ばん「松元が?」
松元「まあ、司会の原点に返って」
ばん「(松元をたたきながら)やかましいわ。お前の番組じゃないよ。私が書いたハローエブリバディって台本にあったでしょ。あれでいいんだ、あれで」
松元「あれでいいんだ、あれで」
ばん「よーい、キュー」
石倉「ハローエブリバディ。今最も熱い番組、トップベストテン!」
ばん「オーケー、セリフはそれでいい。君はアクション司会だからね、ブレイクダンスを踊りながら出てくる。わかるね」
松元「いいね、ブレイクダンス、チャカチャン、チャカチャン(と妙な踊りを見せる)」
ばん「わけわかんないことするんじゃないよ。フロアだって汚れてるじゃないか、掃除しとけよ」
松元「はいはい(と、袖にはける)」
ばん「ごめんなさいね、それでいきましょう。それでは、よーい、キュー」
石倉「(ばんの手拍子に合わせてブレイクダンスを踊る)ハローエブリバディ」
ここで松元、モップを持ち、バケツを転がしながら横切る。途中でバケツを蹴っ飛ばす。
ばん「うるさいな」
石倉「今、最もうるさい番組、トップベストテン……」
転がってきたバケツをばんが足で止める。
ばん「見てたよ、今。自分で蹴っ飛ばしたろう」
松元「すみません」
ばん「静かにしろよ、まったく。君、今うるさい番組とか言わなかったか」
石倉「言ってません」
ばん「頼むよ、本当に。(松元、バケツを持って前を通り過ぎる)前、通るんじゃない(と松元をたたく)。汚れてるじゃないか、ちゃんとふけ」
松元「はいはい」
ばん「よーい、キュー」
石倉「(ばんの手拍子に合わせてブレイクダンスを踊る)ハローエブリバディ」
松元、マイクを倒しながらタオルでふく。倒れるマイクに合わせて動きながらセリフを言う石倉。松元、右に倒したり左に倒したり、上に上げたりしながらマイクをふく。そのたびに石倉は動いたりジャンプをしたりしながらマイクに飛びつく。最後は松元が完全に倒したマイクに合わせ、寝転がりながらセリフを言い終える。
石倉「トップベストテン」
松元「疲れるでしょ」
ばん「何、世間話してんだよ。石倉君、今の動き良かったね」
石倉「は?」
ばん「ブレイクダンスなんて、古いからやめよう。向こうからね、飛び込み前転しながら出てくる。松元、お前はマイクを放るんだ。そしてそれを受け取ってしゃべる」
松元「はあはあ」
ばん「変更しますからね」
松元「変更、変更」
ばん「それじゃいくよ」
石倉「はい(と舞台袖に隠れる)」
ばん「それでは、よーい、キュー」
石倉、ジャンプしながら飛び込み前転を格好よく決める。そこへ松元、マイクスタンドごと投げようとする。
石倉「わあー(と倒れ込んで逃げる)」
ばん「(松元をたたきながら)プロレスでもやるつもりか。(スタンドからマイクを取りながら)これを放るんだ、これを」
松元「はあ、これ取れたんだな」
ばん「大ボケだな、お前。しっかりやれよ。石倉君、君は良かったよ。できればもうひとひねりして、派手目にしようか」
石倉「はい」
ばん「がんばってね。それではよーい、キュー」
石倉、横っ飛びで回ってセンターに立ち、マイクをもらうポーズ。松元、マイクを投げつけ、石倉の頭に直撃。石倉、倒れ込んで悶絶。予想外にいい音がしたのか、ばんも苦笑い。
ばん「大丈夫か、石倉君。(後頭部をさすりながら)おお、絶壁になってる」
石倉「元からですよ、それは」
松元「(マイクを拾い)テステス、ウー、シャンシャンシャン(と歌い出す)」
ばん「何やってんだよ。ちゃんと間合いを図って、すれ違いざまに抛るとか、少しは自分で考えろよ」
松元「すみません」
ばん「石倉君、君は良かったよ。できればもうひとひねり加えて、もっと派手目にしようか」
石倉「(少し苦笑いしながら)はい」
ばん「頼むよ、石倉君。それではよーい、キュー」
石倉、横回転、後方回転を決める。そこに松元がマイクを放り、きれいに受け取る。松元もマイクを投げた後、前方へ綺麗にでんぐり返し。
石倉「ハローエブリバディ。(松元、石倉の後ろで踊る)今最も熱い番組、トップベストテン!(と二人で決めポーズ)」
ばん「(松元を突き飛ばしながら)なんでお前が出てくるんだよ。しっかりしろよ」
松元「すみません」
ばん「松元、お前がうまくやんないと、このコント自体終わんないんだよ」
松元「はい」
ばん「石倉君、君は良かったよ。できればもうふたひねり加えて、もっと派手目にしようか」
石倉「(疲れた表情で苦笑いしながら)はい」
松元「お願いします」
ばん「しっかりやれよ。それでは行きます、よーいキュー」
石倉、横回転、後方回転、後方回転を決める。そこに松元がマイクを放り、きれいに受け取る。松元もマイクを投げた後、前方へ綺麗にでんぐり返し。
石倉「ハローエブリバディ。今最も熱い番組、トップベストテン!」
石倉、セリフを言い終わった後、疲れたように後ろへ倒れ込む。
ばん「(手を叩きながら)いやあ、よかったね。それじゃあ曲紹介、全部アクションを付けながら行こうか」
松元「いいですねえ」
ばん「さっそく行ってみようか」
二人「第50位から」
石倉「できるわけないだろ」
エピソード
 最初の頃は、審査員に古い、遊びがないなどとさんざんな言われようでした。後期の活躍ぶりを見ると、信じられないでしょうが、本当に動きは堅いし、笑いは少なかったです。オープントーナメントサバイバルシリーズになると、上位入賞の常連。常に笑えました。
 登場初期は「笑・パーティー」と明記されていた。名前は笑パーティー初期の頃、マネジャー役に回った杉浦さんが発案し、メンバーのチョッキがデザイン化したものです。彼は桑沢デザインを優秀な成績で卒業してまして、いわゆる「ポップ」と呼ばれるデザインはごきげんでした。
 当初は「・」がはいってましたが、テレビ局のほうで入れたり入れなかったりで、次第に当人たちも、気にしなくなりいつしか無くなっていったものと思われます。
 所属するドゥー企画の社長であった杉浦正士(ダ・カーポの初代マネージャー)が構成や演出を担当していた。ドゥー企画は後にトリックスターと名を変え、ザ・ニュースペーパーが所属する。
 第4回オープントーナメントサバイバルシリーズで見事優勝。舞台の裏で感極まって泣いたら、京唄子に「なんで舞台で泣かんかったの!」と言われた、とか。松元ヒロは、TVの世界は凄いなあ、プロの道は厳しいと思った、とのこと。
 NHK演芸大賞をキャラバンと並んで優秀賞。パントマイムの壁のギャグを良くやっていました。NHK新人演芸コンクールでは、ゴムひもを使ってスキーとかチャンバラを演じたコントで賞を取りました。
感 想
 初期の頃は、確かに達者でしたが、笑いが上手く取れなかったことを覚えています。オープントーナメントサバイバルでは上位の常連でしたが、この頃は面白かったです。
受賞歴
 1986年 第1回NHK新人演芸コンクール<演芸部門>優秀賞受賞
レコード
「雨の丸の内」(1987.10)。テレビ東京の歌番組にも出演。
 シルビア「そして、いい女」(1987)のB面「昔の恋は木曜日」は"笑パーティー"とのデュエット(ジャケに小さく「デュエット:笑パーティー」と表記。しかしジャケ写のどこにも"笑パーティー"の姿はない)
その後・現在
 1988年、昭和天皇重病による「歌舞音曲自肅」の嵐の中、仕事がなくなったため、同じ境遇のキャラバンを解散した松崎菊也、渡部又兵衛、ジョージボーイズの計8人で社会派コント集団ザ・ニュースペーパーを結成。
 ばんきんやは1990年に退団、ソロとなり、コミックバンドを中心に活動。その後、バンバンGを結成。メンバーを変えながらも、現在も活動中。
 ばんきんやさん個人のホームページはこちらです。
 ばんきんやさん所属オフィス・バンのホームページはこちらです。
 ばんきんやさんは、JR目黒駅東口から歩いて1分位のところで、『ライブハウス バンバンG』を経営。残念ながら2009年11月に閉店となりました。
 ばんきんやのブログがあります。ツーリングの記事が中心です。
 松元ヒロは1998年に退団してソロとなり、舞台、ラジオ、公演等で活躍中。
 ヒロポンのインターネット大作戦は、松元ヒロさんを、勝手に応援する秘密集団「ヒロポンの会」のHP。松元ヒロさんご本人もメンバーに入っている公認サイトです。最新情報などが載っています。
 石倉チョッキは1998年頃に退団し、ソロとして活動。2001年あたりから「他言無用プロジェクト」と称して元キャラバンの松崎菊也、ザ・ニュースペーパーのすわ親治とともにライブ活動を定期的に開いている。また石倉チョッキ(直樹)はすわ親治と2002年夏、お笑い流し「浦安ナイトクラブ」を結成した。他言無用プロジェクトは2007年4月より、「はだかの王様」と改名。2012年4月終了。
 株式会社ブレーンのページで、石倉チョッキの「世相を斬るニュースな風刺画」を2013年から連載。
 笑パーティーの演出を担当していた杉浦正士は、1988に結成されたザ・ニュースペーパーが所属していたトリック・スターの社長を務めるとともに、プロデュースを担当。しかし2007年、ザ・ニュースペーパーと袂を分かつ(原因は杉浦の多角経営失敗?)。会社は倒産? 2008年1月より杉笑太郎と名前を変え、替え歌シンガーに転身。主に政治や時事ネタを扱い、ライブなどで活動。2008年5月~11月時には、元MLB通訳兼エージェントでトランスジェンダー後はギタリストとして活動していたコータとのデュオで話題になった。
 現在は(株)パフォーミング・アーツ青葉社長。ライブ活動の他に、スタジオ経営や高田馬場でパントマイム教室(杉浦は元ヨネヤマママコに師事)を開いている。
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名 前
笑ルーム
初出場
 1983年7月9日(第3期グランプリシリーズ)
実 績
 ストレートで9週勝ち抜き、金賞獲得。
 サバイバルシリーズ2回戦進出。
 1983年度最優秀新人賞受賞。
 第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦進出。
 第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
 第3回オープントーナメントサバイバルシリーズ準優勝。
 第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
 第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦進出。
 第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝進出。
ジャンル
 漫才。
プロフィール
 中浩二:本名中元浩二。1958年11月27日生。大阪府出身。出演当時は24歳。(禿げている方)
 神田雄介:本名神田民雄。1955年12月16日生。鹿児島県出身。
 雄介は1973年に音楽ショウの「ザ・パンチャーズ」に入門。その後「秋田みちお・たみお」、「秋田イチカ・バチカ」のコンビで活動後に1978年7月に正司歌江門下の歌正二と「大阪笑ルーム」を結成したが、翌年解散。前名:秋田たみお、秋田イチカ。
 その後、中浩二と大阪笑ルームを再結成。当初は吉本興業所属で、『ヤングおーおー』の文珍のビッグファイトのコーナーに、阪神巨人、小つぶ、きん枝とともにメンバーとして登場。「浩二」のフサフサのときの顔は映画『ガキ帝国』で確認できます。
 番組出演時はフリーに近い立場で番組と関わっていました。
ギャグ
 浩二がハゲだったので、ハゲネタが多かったです。
 浩二が足を開いた正座の姿勢で倒れ、そのまままた起き上がる。
 浩二が両手で耳を引っ張り「悪魔が来たりて笛を吹く」
ネ タ
(2週目合格 No.169 1983年7月16日放送)

 浩二が昔田舎の暴走族だった話。悪いことをしまくったというが、どれもピントの外れた話ばかり。後半は警察官の雄介が暴走族の浩二を捕まえる。
(3週目合格 No.170 1983年7月23日放送)

 雄介が体操部だったという話からスタート。さらに雄介が空手をやっていたという話から体を鍛えようという話になり、浩二は上半身裸に、雄介も上着を脱ぐ。途中、相手が脱いだ服の上に自分の服を置く、準備運動で体の柔らかさを見せるなどのくすぐりを入れる。二人で戦い、浩二が蹴りを雄介の尻に見舞う。浩二「痛かった?」雄介「痛くないもん」。さらに蹴りを入れると雄介、涙目になりながら「泣かへんもん。鍛え方が違うもん」。もっと強い蹴りを入れると「泣けへんもん。泣いたらママに叱られるもん」。最後、浩二が頭を軽く叩くと雄介、大泣きして終わり。
(4週目合格 No.173 1983年8月13日放送)

雄介「髪の毛多いから大変やわ。ハゲがうらやましいわ」
浩二「あーんた、いやみなこやね」
雄介「何がやね」
浩二「ハゲのこうじでございます」
雄介「その頭やったら、女にもてんやろ」
浩二「アホー、女の子にはもてるわい」
雄介「うそーつけ。なら、今日これだけ女の子おるから聞いてみよか」
浩二「何がや」
雄介「君みたいな男性でも恋人にほしいかどうか聞いてみよか」
浩二「わかった」
雄介「ちょっとお願いします。彼みたいなハゲ頭でも、醜いハゲ頭でも、醜いアヒルの子でも……」
浩二「ちょっと、醜いが多すぎるやん」
雄介「うっさいわい。まあ、とにかくいっぺんでもデートしてみたいわという方、拍手お願いします」
拍手、ほんのちょっと。
雄介「みてみい、お前」
浩二「お前ら、帰れ」
雄介「まあまあ、ええやないか。では、彼みたいなハゲはいやわあという方、拍手お願いします」
前より拍手多し。
浩二「あんたら、知ってる」
雄介「何がや」
浩二「結婚っていったら、ここ(ハート)と金よ」
雄介「ここがあるかもしれへんけど、金はない、毛はないって情けないわ」

以下、髪の毛を生やす方法をためす。
最初は頭に刺激を与えると、何度も叩く。何があったかな、と思って皮膚から顔を出したら、パッとつかむ。
それでもだめだったら薬を使う。汚いものは手でつかむな、と割り箸を使って髪の毛をわけ、薬をすりこむ。
ひりひりする、と浩二が文句を言いながら、何を塗ったかなと聞くと、七味唐辛子。
最後はかっこよく見せると、唇シールを貼り、セットするといって、髪の毛をいじくりまわし、二本の角みたいにする。
(5週目合格 No.174 1983年8月20日放送)

 浩二はかつらをかぶって登場。以下、かつらのやりとりをするが、暑いと言って結局外す。
 夢の話から小学生の頃、劇で桃太郎をやっていたという話になりら、桃太郎の話をやる。最初はおばあさんが桃を切ると桃太郎が不気味に出てきたり、笑いながら出てきたり。次に桃太郎がチェンジするが、きび団子のネタのくだりを忘れる。浩二が犬の役をやって一ネタ。続いて浩二が船の役をやって鬼が島に行き、浩二が鬼の役をやり、最後は、縁日であるような、鬼の腹に玉を当て、倒れるネタをする。
(6週目合格 No.175 1983年8月27日放送)

 禿げネタから、子どもの頃の遊びの話へ。昔はお下げ髪に赤いほっぺの女の子と遊んだという話から、雄介が浩二にお下げの髪を付けさせるが、これがゴムにお下げ髪を付けただけのものであり、しかもゴムは禿頭にかけるものだったので、引っ張って離すと痛い、痛い。男の子役の雄介と女の子役の浩二が遊んだのは奴凧ごっこ。嫌がる浩二だが、お下げ髪を引っ張られて泣く泣く了解。
 雄介がひもを引っ張たりゆるめたりする(格好をする)と、足を開いた正座の姿勢で倒れたり起きあがったりするいつものネタを見せた後、今度は雄介が紐を引っ張り回して奴凧の浩二が周囲を走り回る。ところが紐が切れると、前方へひっくり返る浩二。これを何回も繰り返す。最後はなぜか二人の役目が入れ替わる(が、これは外した)。
(7週目合格 No.176 1983年9月3日放送)

 どちらもショートパンツで登場。浩二は囚人みたいな青と白のストライプの海パン帽子をかぶって登場。浩二が悩みがあって、髪の毛が生えてきた、今まで「禿げてんねん」と言ってきたのに、「生えてんねん」と言わなければならない、と小ぼけ。
 ヤクザになりたい、ヤクザは刺青をしなければならないといって、雄介が色鉛筆を取り出し、帽子を捲っておでこに「ヤクザ」と書くが、客笑わなかった、と浩二怒り出す。
 続いて、やくざといえば着物、と言われ、浩二は着物を持ってきたと袖に下がり、唐草模様の風呂敷を持ってきて、中から着物が出てくるが、どうみてもホテルの浴衣。ボケながら着物を着る。
 次はかまし一発、びびらさなければならない、と雄介が言ったら、浩二は浴衣を捲ってショーパンを見せながら怒り出す。そうじゃない、と言って
雄介「これに物言わすんじゃ(と、握り拳を前に突き出す)」
浩二「これが物を言うねん」
雄介「しょうもないことを言っていると、これに物を言わすぞ」
浩二「おう、言ってやれ」
雄介「(握り拳をパクパクさせながら)おはよう」
浩二「こんにちは」
雄介「だれがこれに物を言わすんや。オウムか。違うわ、キャリアや」
浩二「あっ、キャリア」
雄介「おうそうや、何年この世界にいると思っているんや。15年いるんだぞ」
浩二「いまだに売れへんぞ、情けない」
雄介「違うわ。あかんかったら、モノや。一対一、さしで勝負や、さしで」
浩二「はい、さし(と物差しを渡す)」
雄介「おい、これで何を計るんや。さしと違う。ドスや、ドス」
浩二「はい、ドス(とドスを渡すが、つかの方を渡して雄介がひっぱったので、ドスは持ったまま)」
雄介「(力いっぱいドスを取ろうとするが、当然ドスが無く、顔が真っ赤になっていく)」
浩二「顔、まっ赤」
雄介「血圧、高いから……。違うわ。刃のある方を渡せ」
浩二「(刃の方を渡す)」
雄介「(刃で受け取って)危ないだろ」
浩二「いいじゃない、指紋が増えて」
雄介「指紋じゃないだろ」
浩二「生命線が増えて、楽しい」
 このあと、ドスで切り合いの小芝居を雄介一人で行い、ドスを自分で落としてしまう。
浩二「よくやるわ、一人で」
雄介「ドスでダメなら、銃や。銃を出せ」
浩二「(風呂敷から、水鉄砲を取り出す)」
雄介「撃てや」
浩二「撃っていいの」
雄介「いいから、撃てや」
 浩二、水鉄砲で雄介の顔が水浸しで、終わり。

 前半は受けが少なかったが、後半は盛り返した。途中、「受けない」「ネタを飛ばした」などを頻繁に言ったため、それを審査員に咎められる。東八郎は「五分五分」と言っていた。厳しい意見も出たが、先週もよかったので、もう1週見てみよう、ということで合格。ただし、金賞はよほどいいネタを持ってこないと厳しい、と京唄子にはっぱをかけられた。
(8週目合格 No.177 1983年9月10日放送)

 身体を鍛えている、と言って雄介がバク天を披露。浩二は頭を鍛えていると言って、百円玉2枚をおでこにくっつけ、落ちないと笑わせる。さらに灰皿をおでこにくっつけ、客を驚かす。誰でもできると言って浩二が雄介のおでこに付けようとするが、何回も叩きつけるので、痛いと雄介が怒りだす。
 雄介は浩二に逆立ちをしてみろと言って、浩二はしてみるが、おでこが床に着いてしまう。よし、床に着かないようにするためにいいものがある、と言って脇から持ってきたのは剣山。浩二は逆立ちをしようとすると、雄介が剣山を頭の方に持っていくため、刺さるじゃないかと怒り出す。
 最後はキックボクシングを見せると言って、浩二は雄介に主役をやらせる、と言って雄介は受けるが、主役とはサンドバック。浩二は雄介を蹴りだし、雄介は逃げ出す。雄介は、年老いた両親の面倒を見てくれ、行き遅れの姉をもらってくれ、借金を立て替えてくれ、と言いだし、浩二はすべて受け入れる。最後に浩二が蹴ると、雄介は倒れだし、死んだから借金返してくれとぼけておしまい。

 逆立ちまでは爆笑だったが、キックボクシングのところは微妙。
(9週目合格 No.178 1983年9月17日放送)

 浩二が黒いサングラスをかけて登場。黒澤明か、と突っ込まれて松山千春や、と返す。
 サングラスをしていると、客が見えなくてあがらない、漫才が楽。サングラス取れ、言われてサングラスを取ると、あがって漫才ができない、漫才止めると言って、オカマになるといって、やり取り。
 私は女に生まれたかったと言って踊りを学んでいた、踊るから歌って、といって歌ってもらうが、いきなりテノールを歌いだす。
 続いて女の仕草をすると言って、ブラジャーをはずす、パンツを脱ぐ、という仕草を見せた後、座り込んで三面鏡を除いて化粧をする仕草。途中、髪の毛を立てて「サリーちゃんのパパ」という小ネタを挟み、今度は神田がおかまになって化粧を教えてと迫る。怖いわとなって、今度は浩二が迫る。
 浩二が気持ち悪いからやめようと言いだすが、しつこく続ける神田。
 最後はおすぎとピーコみたい、というとおはげとプーコだ、と言ってて終わり。

 段取りがあるんだろうけれど、アドリブの連続のようで、軽くてうまくて、面白い。6週目ぐらいだと、途中で面白くないところがあったけれど、金賞を取ったあたりからまた面白くなったと言われて合格。
(10週目不合格 No.179 1983年9月24日放送)

 浩二が紋付き袴を着ていて、刀を差し、跪いて客にあいさつ。しかも鬘を付けてきた。引っ張っても取れないからと言われ、雄介が取ろうとすると簡単に取れてしまう。
 鬘を捨ててしまう雄介。恵子ちゃんと名前を付けて拾おうとすると蹴飛ばしてしまう。
 せっかく刀を差してきたからチャンバラごっこをしよう、赤胴鈴之助を雄介、妖怪を浩二がやれと雄介はポケットから妖怪の覆面を用意する。付けても外しても同じだ、ちょん髷をするといって、尻尾みたいな鬘を準備。
 その後、妖怪対侍の対決。妖怪は簡単に切られたが、切られた、切られた、と大声を上げてオーバーな演技。
 目立たないのはいや、といって妖怪と侍が入れ替わる。侍が浩二の鬘を切ってしまう。さらに侍が鬘を踏みつけて、浩二が頭が痛いと言って終わり。

 どこまで漫才なのか、素なのかがわからないけれど、面白い。面白いことは面白い。ただ、最後はちゃんとチャンバラをやってほしかった、と言われた。
(サバイバルシリーズ1回戦 89点〇 No.187 1983年11月19日放送)

 浩二は帽子をかぶって登場。はずせと言われて帽子を外して「はげてんねん」と言ったら笑いがあったのに、まだ受けるぞと驚く。
 おかあさんと一緒に風呂に入っている話になり、24歳と浩二が言ったら客席が驚いて、浩二が客席に文句を言う。おかあさんは浩二を父と間違えて風呂に入る、布団に入るという話。
 仕事で東京の来た時に街で絡まれた話から、3週目に披露した喧嘩の仕方ネタ。雄介はとんぼ返りを披露。最後は雄介が泣く。

 本人緊張していると冒頭で言っているが、客席のやり取りでアドリブを入れるなど、相変わらずの自由なやり取りで大受け。京唄子からは、緊張してこれだったらふてぶてしいわ、と言われた。
(何週目かは不明)
雄介「出てきて挨拶する取るぐらい帽子取れ」
浩二「帽子取るのやめようや」
雄介「何でや」
浩二「はげてんのに」(と帽子を取る)

浩二「ここで待っててね、ミチコ」
雄介「ミチコって何や」
浩二「ミチコが帽子の名前。ミチコちゃんに(髪の毛指して)ケイコちゃん」

雄介「ここに出てくるときぐらい、セットをしろや」
浩二「どうやって」
雄介「センターで分けるとか、七三にするとか」
浩二「この髪型でどうやってセンターに分けるっていうのや」
雄介「出来るがな。真ん中にマジックで線を引けばいいんや。他にパーマを当てるとか」
浩二「この髪にパーマ当てたって、お茶の水博士になるだけや」
雄介「そんな髪だったら女にもてないやろ」
浩二「バカいうな。俺だって大阪に帰ったら女が待ってるんや」
雄介「誰や?」
浩二「おやじの」
雄介「それ、おかんやないか。待ってるいうんかい」
浩二「ええやないか。この間、後ろ姿で立っておったら、おやじと間違えられたぞ」
雄介「情けないわ」
エピソード
 「ハゲネタはやめなさい」とよく言われていた。京唄子さんに「実力があるのに、やる気がない!」としょっちゅうおこられてました。
 笑ルームの浩二とザ・バッテリーのキャッチは1983年当時、同じ町内会だった。
その他
 笑ルームのヒョイッ!は日本で初公開したのは国際プロレスに来日したエルマンソブラザースだったと思います。お笑いのほうでも彼ら以前に鳳キング・ポーカーのポーカーがやってたらしいですね。
感 想
 結構しっかりした漫才だったと思います。グランプリシリーズの頃はよかったのですが、サバイバルシリーズでハゲネタをやめるようにと京唄子に言われてから、精彩を欠いたように思えます。
受賞歴
 1981年 第12回NHK上方漫才コンテスト優秀賞受賞(大阪笑ルーム)。
その後・現在
 1990年に解散。
 神田雄介はその後、本名の神田民雄名義で映画やVシネマなどのプロデューサーとして活動。
 笑ルームの神田さんは2006年にお亡くなりになったそうです。2006年まで「ミナミの帝王」の制作に関わっていたそうです。
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名 前
松鶴家千とせ
初出場
 1984年4月28日(第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ
実 績
 第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ第3位。敢闘賞受賞。
ジャンル
 メルヘン漫談。
プロフィール
 1938年1月9日生。本名小谷津英雄。福島県出身。
 もともとは歌手志望。1953年に福島県から上京して松鶴家千代若・千代菊へ入門。1967年、三代目“松鶴家千とせ”を襲名。1975年に出したシングル『わかんねェだろうナ』がヒット、翌年ビクター音楽産業株式会社よりヒット賞を受賞している。
 しかし、簡単に飽きられ、2年後にはレギュラーをなくす。対人恐怖症になるも妻と共に克服、1980年にはボランティア団体“さつまいもの会”設立。
ネ タ
 この人といえば、
「俺が夕焼けだった頃、弟は小焼けだった。父さん胸焼け、母さん霜焼け。わっかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。イェーイ」
 この懐かしのフレーズ、「わかんねぇだろうなあ」は当時の流行語になる。
 ネタの最中に顔の周りに蝿が飛んできて「こらっ、この蝿が・・・」と手で追い払ったために場内爆笑。京唄子さんに「蝿までも味方につけたねぇ」と言われてました。
第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ決勝 84点3位(敢闘賞) No.219 1984年7月14日放送)

金襴緞子の帯締めながら~、シャバダバ~
花嫁御寮はなぜ泣くのだろう、シャバダバ~
ヘイヘイヘイ、シャバダバ~

おれが昔花嫁だった頃、わかるかなあ
金襴緞子の帯を締める代わりに、角帯を締め、
打ち掛けを着る代わりにどてらを着て、
角隠しの代わりにきんかくしをかぶったっけ。
こら、重いで~(思い出)。
 トーナメント出場後にNHKのラジオに出たのを聴いたのですが、客層にネタを合わせたせいか面白くなかった。♪おいでませ、んあ~。という変な歌でした。
エピソード
 芸能生活30周年の節目として番組に出場。存在感を示す。
感 想
 実際に見ると、単なる洒落なんですよね。それをつなぐ間というか、あの口ずさむ音楽がなんとも言えないおかしさを醸し出しています。
受賞歴
 1976年 ビクター音楽産業よりヒット賞受賞
 1977年 第5回放送演芸大賞漫談部門賞受賞
 1984年 第8回パロディ部門展 特別部門賞優秀賞受賞
レコード
「わかんねェだろうナ(夕やけこやけ)」(1976.4)
「或る雨の詩」(1976.9)→作詞:景山民夫/作曲:湯原昌幸
「わかるかナ、千とせの世界 わかんねェだろうナ」(LP)(1977.7)
松鶴家千とせ・賀川ひろみ「娘よ」(不明)
「人生達磨坂」(1985.2)
「庄助さんブルース」(1987):千とせの早すぎたラップ挑戦。「おいでませ んあ~ という変な歌」と名鑑で紹介されている歌の正体はおそらくこれでしょう。正確には「おいでませ」ではなく「Oidenase」。
その後・現在
 番組の後、アメリカで音曲漫談を3,4年やっていた。
 カーリーヘアこそ禿げたものの、サングラス、そしてあごひげの姿は今も健在。「やきそばUFO」のCMにも出演、各地の営業活動で頑張っている。また、CDもリリース中。東京演芸協会協会員、常任理事。
 2021年現在、千とせプロダクション所属。
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