サバイバルシリーズ |
サバイバルシリーズは、前夜祭が1983年11月15日、本戦が11月12日~12月31日まで開催された。 〈審査員〉(席順)〈1回戦〉【Aブロック】最初ということもあってか、低調な争い。年の功でミスター梅介が抜け出す。ポップコーンはすれすれの勝ち上がり。【Bブロック】第3期グランプリシリーズで安定した笑いを提供し、9週ストレートの笑ルーム、【第3回ゴールデンルーキー賞】敢闘賞のカージナルスと、二組の優勝候補が揃って高得点。他の二組も出来は悪くなかったが、相手が悪かった。【Cブロック】イッセー尾形はネタの選択が良かったか、これまでの最高得点を獲得。あとはドングリの背比べだったが、地力に勝るWコミックが勝ち上がった。【Dブロック】ネタの出来不出来の差が激しいキモサベ社中、コントパロルだが、今回は高得点。筋肉ポーズから殺陣さばきに変えたぶるうたす、ブラック嶋田も悪くはなかったが、及ばず。【Eブロック】やる気があまり見られなかったツーツーレロレロ、勢いが空回りしていたザ・ちゃらんぽらんは今ひとつ。コロッケ、でんでんは文句なしの勝ち上がり。〈2回戦〉【Aブロック】点数は不明だが、2位(多分でんでん)で79点だった記憶がある。皆緊張していたか、得点が伸びなかった。Bブロックのミスター梅介もこちらにいれば決勝進出なったかも、というぐらいである。自分の世界を作り上げているWコミック、でんでんが決勝進出。【Bブロック】Aブロックと異なりハイレベルな争いに。演じた順序も影響したか、優勝候補の一人であり、新ネタを披露したカージナルスが無念の落選。〈決勝戦〉やはり緊張したか、Wコミックは動きをとちり、でんでんは咬んでしまった。コロッケは面白かったが、「数が多すぎて焦点がつかめなかった」と言われ、惜しくも準優勝。安定した笑いを提供してきたキモサベ社中が、大穴で優勝。賞金100万円を手にした。この優勝インタビュー時、初めて「劇団民藝」にかつて所属していたことを明らかにした。 |