『お笑いスター誕生!!』 名鑑【う】


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 拙HP「お笑いスター誕生!!」掲示板より転記した情報は青色文字で表記します。
 新規に情報を追加した場合は、赤文字で表記します。

名 前
歌メリ・マリ
初出場
 1983年3月12日(第3期グランプリシリーズ)
実 績
 2週勝ち抜き。
 第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。
 第2回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。
 第3回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。
ジャンル
 漫才。
プロフィール
 歌メリ:本名池野裕子。1959年9月5日生。岐阜県出身。
 歌マリ:本名松浦まり子。1956年8月2日生。愛媛県出身。
 デビューは1977年? 正司歌江(かしまし娘)の弟子。歌江の「歌」が亭号となっている。
ネ タ
(1週目のネタ)
 スポーツの話題で中尾ミエさんの得意種目は「走りババ跳び」といって、ネタ終了後、ミエさんに「ありがとよ」「なにがメリ・マリだよ。顔と名前が全然一致してないじゃねーかよ」とすごまれてました。太ったほう(メリ)が松田聖子のふり真似で足ぶみを思いっきりふんで、どんどん音をならすところだけ受けていましたが、2週目も同じことをやったら注意されてました。
(3週目不合格)
 クイズに正解するとご褒美として、クリームパンを食べ、不正解でもクリームパンを食べるコントをやっていたような気がする。コント終了後、司会の中尾ミエに「大丈夫?」と声をかけられていたのが印象的でした。
 歌メリ・マリは3週めでクイズに答えてシュークリームを食べるネタをやって、審査員に「内容がない」と酷評されて落ちました。その週に再チャレンジのザ・バッテリーがネタの中でシュークリームの話が出た時に、すかさずアドリブでメリ・マリのことをとりあげて、銀賞獲得しました。
感 想
 『テレビ演芸』2週勝ち。面白くありませんでした。
その後・現在
 1990年ごろ、メリの結婚を機に解散。歌マリは色々と相方を変えましたが、その後はピンで活動。吉本興業に所属していましたが、2008年ごろに退社したらしい。
 コンビ解散後、マリは転々と相方を替えています。'93年は「まり・みわ」、'94年は「まり・いろは」として「オール・ザッツ漫才」に出演。
 「エンジェル」というなんとも乙女チックな名前のコンビは実は、元「歌メリ・マリ」のマリと、吉本へ移籍した元「Wさくらんぼ」のナオコ(わかりやすく言うと「歯ぐき」の方)が結成したコンビ(91年10月結成)。
 歌マリ:歌メリ・マリ→エンジェル(91年結成)→まり・みわ(93年)→まり・いろは(94年)→(これ以降は検索をかけた結果分かったことです。私は見たことがありません)→まりちゃんず→マリ&ミリ(98年結成。ミリは元「浮世亭てっ平・ミリカ」)→マリ&ミワ(99年頃)→……
 なんだか「家系図」ならぬ「漫才コンビ系図」を書きたくなるこの「乱交ぶり」。マリ、恐るべし……。
 2008年3月22日、国立文楽劇場・小ホールで開かれた「上方演芸若手育成会」に漫才で歌マリ・メリが出演。その後も船場寄席などで活動中。
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名 前
ウッチャンナンチャン
初出場
 1985年5月11日(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ
実 績
 第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ準優勝
 第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ第4位(敢闘賞)
 第7回オープントーナメントサバイバルシリーズ優勝。
ジャンル
 コント。
プロフィール
 内村光良:本名同じ。1964年7月22日生。熊本県出身。
 南原清隆:本名同じ。1965年2月13日生。香川県出身。
 元々は二人とも横浜放送映画専門学院の出身。内村は映画監督を目指していたが、必須科目にお笑いの授業があり、内村と南原はそれぞれ別の人とコンビを組むも、うまくいかずに別れ、余った者同士でコンビを組む。講師として来ていた内海好江の前で披露すると褒められ、マセキ芸能社にスカウトされた。卒業後の1985年結成。
ギャグ
内村に何かを頼まれても、
南原「(両手、両足を拡げて)やなこったい!」
南原「父ちゃんは大工だ!」
ネ タ
第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦)
 またまた初挑戦組の登場だ。横浜放送映画専門学院を卒業。コンビを組んでホンの数ヶ月の、二十歳な二人。果たして、どんな技を見せるか。ウッチャンナンチャンだ。

 音楽に合わせ、司会の内村が登場。青ジャケットに眼鏡姿。ゆっくり階段を下りる。マイクの前で、いきなり後方へトンボ返り。
内村「みなさん、こんにちは。教育テレビがお送りする、素晴らしきイングリッシュの世界、のお時間です。ですから、さきほどのトンボ返りは、なんの意味もありませんでした。さあ、それでは早速先生をご紹介しましょう。いつもにこやかな笑顔でお馴染みの、英語の王様、デュラン・南原先生です。先生、どうぞ」
南原、赤ジャケットでにこやかに登場。
南原「******」
内村「先生は、幼少の頃、大阪の呉服問屋で、丁稚として活躍していらっしゃいました。ほら、デュラン、ちゃんと掃除し」
南原、いきなり掃除を始める。
内村「明るい笑顔の裏に隠された悲しい過去が、条件反射となって現れたようです」
南原「掃除が終わりました」
内村「先生、今日もよろしくお願いいたします」
南原「よろしく」 内村「さあ、苦労話を聞かせて同情してもらおうなどという汚い魂胆はこれぐらいにして、早速始めてまいりましょう」
 南原、むっとした顔。
内村「先生、カメラ。笑顔を忘れずに。まず最初は、単語を正しく発音しよう、のコーナーです。今日お勉強する単語は、動物園などでよく見かけます、象、象さんですね、先生、何やってんですか」
 南原、客席に向かってにこやかに手を振る。
南原「暇だったものだから」
内村「ジッとしていなさいよ。いい子なんだからね。ではこの象さんを、先生に英語で、正しく発音していただきましょう。それでは先生、よろしくお願いします。
南原「ぞう」
 南原、笑いながら、舞台を左右に動き回る。
内村「しばらくお待ち下さい。いいですか。本番なんですから、真面目にやって下さいよ、真面目に」
南原「イッツアジョーク、ジョーク」
内村「先生は小気味よいギャグの持ち主でまいります。それでは、先生、真面目に、真面目にどうぞ」
南原「(低い声で)ぞう」
 南原、笑いながら、舞台を左右に動き跳ね回る。
内村「先生、先生、真面目な顔じゃなくてね。象さんを英語で、英語で」
南原「えっ」(おどけた表情を見せる)
内村「先生のこのいたずらっぽい目が、視聴者をとらえて離さない魅力の一つとなっているんでしょう。じゃあ先生、今度こそ本当によろしくお願いいたします」
南原「(大声で)エレファント」
内村「(すぐにさえぎり)うまい。それでは続きまして、私がやりましょう。エレ・ファン・ト」
南原「エレファント。つばを飛ばすように、エレファント」
内村「エレファント。では、カメラに向かってもう一度」
二人「(互いにつばを相手に飛ばしながら)エレファント」
内村「それではこれで、英語を正しく発音しようのコーナーを終わります。(南原、顔についた唾を内村のジャケットになすりつける)先生、先生、笑顔、笑顔。それでは続きまして、先生自ら企画いたしました、英語で物まねしよう、のコーナーです。さ、今日はどんな物まねが飛び出しますかな。先生、何気張ってんですか。それでは、よろしくお願いいたします。まず最初は、英語で、田村正和」
南原「アイアム・マサカズ・タムラ。やったー(ガッツポーズ)」
内村「続きまして、近藤正臣」
南原「アイアム・マサオミ・コンドー。やったー(ガッツポーズ)」
内村「ここでテレビをご覧の皆様にお詫び申しわげます。先生はまことに残念なことに、この二つしか物まねができません。そしてそんなにうまくももありません。このコーナーは今日でお終いです」
南原「アイアム・マッチ。おの口だけ。お、お」
内村「まあ、先生ったら」
二人(踊りながら)「チャーカチャカチャッカ、ヨイッショ。チャーカチャカチャッカ、ヨイッショ」
内村「今日でお終いです。さあ、嫌なことを忘れて、次へまいりましょう。(落ち込む南原)先生、元気を出して、元気を。続きまして、ことわざに気を付けよう、のコーナーです。It is no use crying over spilt milk. 直訳しますと、こぼしたミルクのことで泣いてもどうしようもない」
南原「イエス」
内村「過ぎ去ったことを悔やんでもとりかえしがつかない、といった意味ですが、これは日本では」
南原「覆水、盆に返らず」
内村「となりますよね。しかし、この覆水、盆に返らずを誤って英語に訳しますと」
南原「Mr.Fukusui doesn't return to his country in Bon.」
内村「覆水さんは、お盆には田舎には帰らない。つまり、お盆になっても田舎に帰らない、親不孝もの、といった意味になってしまいます。それでは最後にお馴染み、英会話のコーナーです。今日は、街角で友人と出会ったら。今日のキーポイントはtoo。日本語で」
二人「なになにも」
内村「ですね。それでは先生、よろしくお願いいたします」
内村「Hello,Mr.Nanbara.」
南原「Hello,Mr.Uchimura.How are you?」
内村「I'm fine.How are you?」
南原「I'm fine,(ためにためて)too.」
内村「Oh, nice boy.」
南原「You are nice Boy.」
二人「too」
内村「Bye the way,one plus one equal」
二人「(そろってポーズを取りながら)two!」
内村「では、今までの所を日本語に訳してみましょう」
内村「やあ、南原君」
南原「やあ、内村君、元気かい」
内村「ああ、元気だよ。キミは元気かい」
南原「ああ、元気だよ、おれ(ためて)も」
内村「お前っていい男だなあ」
南原「いやいや、いい男だよ、キミ」
二人「も」
内村「ところでいちたすいちは」
二人「も」
内村「これで、英会話のコーナーを終わります。みなさん、いかがでしたでしょうか。少しは勉強になったでしょうか」
南原「はい、とっても勉強になりました」
内村「先生は明日、英語検定4級試験に挑戦いたします」
南原「頑張ります」
内村「それでは来週のこの時間まで グッバイ」
南原「グッバーイ」
二人「too」
二人「どうも、有り難うございました」
第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦)
南原「内村君、ここが体育館だ」
内村「わあ、広いなあ。ここが体育館か。でも南原君って言ったよね。わざわざ放課後に学校を案内してくれて有り難う。嬉しかった」
南原「いやいや、転校してね、分からないことがあったら、オレに聞いてよ」
内村「一番最初に声をかけてくれたのは君だったもんな。嬉しかった(妙なリアクション付)」
南原「ああ、そう。まあいいや、よろしくな」
内村「ああ、よろしく。本当にいい学校に転校してきたな、って、そういう感じがするな」
南原「でもね。この学校でも最近いじめが流行っんだ」
内村「(不安そうに)え、ここでもいじめが問題になっているの」
南原「心配することないよ。いじめられるやつって大体決まっているんだ」
内村「どういうやつがいじめられるの」
南原「髪の毛鬱陶しくて、メガネかけてて、猫背でがに股で、蒼いくつはいているやつ」
内村「おーい、それじゃまるでオレみたいなやつじゃないか」
南原「おまえだよ」
内村「じゃあ、オレが、前にいた学校でいじめられっこだったっていうの」
南原「だから転校してきたんだろ」
内村「(妙に甲高い声で)よせやーい。おれがいじめられっこだったって。冗談も休み休みに言えよな」
南原「お前、変わったリアクションするな」
内村「だって、オレクラスの人気者だったもん」
南原「どんな人気者だよ」
内村「オレがクラスの席に着いたら、みんながオレの周りをわーっと取り囲んでさ。このやろ、このやろ、ポンポンポンポンちやほやしてくれていたもん」
南原「お前、ちやほやするときにな、みんなげんこつでちやほやしてなかったか」
内村「そのとき、意識がポーッとしていたからよくわからない」
南原「お前、たこられているんだよ。頭を殴られてポーッとしているんだよ」
内村「でもオレ、友だちの信頼度は高かったもん」
南原「どんな信頼度だよ」
内村「だってさ、お前は頼りがいがあるからってさ、やきそばパン売店に行って3個買ってこいってよく頼まれていたもん」
南原「休み時間か」
内村「授業中」
南原「金もらったか」
内村「いつか返してくれるって」
南原「使い走りだよ、お前。使いパシリじゃないか」
内村「(泣きながら)でもみんな親切にしてくれたもん」
南原「泣くなよ」
内村「だってさ、オレが弁当を食っていたらさ。おかずがなくなっちゃったからどうしようかなって思っていたらさ、白いふりかけでもかけて食べろよって、ふりかけを書けてくれたもん」
南原「それ、妙に石灰臭くなかったか」
内村「その時、鼻血を出していたからよく分からない」
南原「それ、チョークの粉だよ、チョークの粉」
内村「でも、おれクラブ活動なんかも一生懸命やっていたしさ」
南原「お前、文化部だっただろ」
内村「なんだよ、いきなり」
南原「文化部の暗いところにはいるやつはな、いじめられっこが多いんだよ」
内村「文化部をバカにするな」
南原「そーれ、文化部だった」
内村「おれはサザエさん研究部の部長をやっていたんだ。サザエさんについて色々と討論し合うんだよ」
南原「討論?」
内村「カツオくんの髪の毛がなぜ伸びないかとかさ」
南原「そんなやつだから、いじめられるんだよ」
内村「オレはいじめられっこなんかじゃなかったよっ(南原、いきなり学生服の胸元を掴む)ひっ、(横を向きながら)やめろよ」
南原「ほら、条件反射でびびってんじゃないか、条件反射で。お前がいじめられっこだってわかったんだよ」
内村「何だよ、さっきまであんなに仲良くしてくれていたのにさ」
南原「別にオレはお前を攻めているんじゃない。むしろ、オレはお前の味方なんだ」
内村「味方? ホント?」
南原「オレは前々から、いじめをなくしたいと思っていたんだ」
内村「本当に、味方になってくれるの?」
南原「ま、オレがいるから、せいぜい妊娠しろ」
内村「妊娠しろ?」
南原「安心しろ」
内村「しゃれのつもりかい(南原、いきなり学生服の胸元を掴む)ひっ、(横を向きながら)やめろよ」
南原「その顔がダメなんだよ。おれが特訓してみるから、襟を掴んで見ろ」 内村、南原の学生服の胸元を掴む。
南原「(無駄に笑いながら)やめろよ、やめろよ」
内村「お前、どうしたんだよ」
南原「笑ってんだよ」
内村「何で笑うんだよ」
南原「いじめっこはこんな顔をしていたらな、余計にいじめたくなるんだよ。笑っていたらな、こいつこんなときでも笑っているんだ。なんて心に余裕があるんだ。心が広いやつなんだってって思っちゃうんだよ。」
内村「なるほどなあ」
南原「笑わないと、陰、陰にこもってしまうんだ」
内村「なるほど、おれあまり自己主張っていうものができないもんな」
南原「思ったことを、相手にはっきりいってやらないとダメだ」
内村「うん」
南原「それには、まず発声だ」
内村「発声?」
南原「な・か・ま・に・い・れ・て・よ」
内村「お前それ演劇部がやっている発声練習じゃないのか」
南原「いいからやってみろ」
二人「く・ち・き・い・て(二人で可愛くポーズを決めながら)ね」
内村「おまえ、大丈夫なのかよ」
南原「物事ははっきりいえって、物事を。これができたら、次は歌だ。」
内村「歌?」
南原「明るく歌って、性格も明るく。暗い歌はいじめられるぞ。どんな歌が好きだ?」
内村「好きな歌?『遠くへ行きたい』」
南原「『遠くへ行きたい』?」
内村「(振りつきで歌う)知らない街を、歩いてみた〜い。どこ〜か遠く〜へ、(しゃがみながら)行ってみた〜い〜」
内村「青い空」
南原「広がる海……こら!」
内村「どこか二人で遠くへ行かないかい」
南原「行きたくないよ。もっと明るく歌うんだよ、明るく」
内村「明るくってどうやって」
南原「(いきなりミュージカル風に明るく)知らない街を、歩いてみた〜い」
二人「(明るく踊りながら)どこ〜か遠く〜へ、(なぜか二人でしゃがみながら暗く)行ってみた〜い〜」
内村「澄み渡る空」
南原「長い雲……こら!」
内村「ねえ、ふたりでどこかへ遠くに行かないかい」
南原「こら、こら」
内村「明るくなんて無理だよ」
南原「こうなったら、先生に相談するしかないな」
内村「先生になんか相談してみろよ。てめえ先生にちくったな、告げ口したなって、余計いじめられるだけなんだぞ」
南原「じゃあおまえ、いつもどうしてんだよ」
内村「しょうがないからさ、部屋に貼ってあるキョンキョンのポスターに話しかけてんだ」
南原「キョンキョンのポスター?」
内村「キョンキョン、今日もいじめられたよ、って。そうしたら、まあ、可哀相ねって」
南原「自分で答えるの?」
内村「うん」
南原「本当に可哀相だよ。本当に可哀相だよ、それじゃ。先生もな、こっちから信頼してどーんとぶつかっていけばさ、ばーんと返してくれるもんなんだよ。それじゃあさ、俺を先生だと思って相談してみろ」
(南原、黒板に書いているふり)
内村「先生?」
南原「(いきなりチョークを投げつける)そこ、静かにしろ。うるさい」
内村「先生、もう授業終わっています」
南原「そうか、なんか二人きりで変だと思っていたんだ」
内村「(首をひねりながら)先生、実は相談があるんです」
南原「何?」
内村「実はですね、クラスのやつが、ぼくのことを、いじめるんです」
南原「がんばれ」
内村「相談できないじゃないの!」
南原「親だよ、親」
内村「そうか、親だよな。自分の子供のことだもん。真剣に考えてくれるよな」
南原「そうだよ」
(いきなり、かんなで木を削る真似をする) 内村「父ちゃん、何やってるの」
南原「父ちゃんは大工だ!」
内村「うち大工だったっけ」
南原「そうだ(いきなり金槌を投げる)仕事場に入ってくるなっていっただろ」
内村「父ちゃん、金槌投げるの、よくないよ。父ちゃん、話があるんだ。実はね、学校の友達が、ぼくのことをいじめるんだ」
南原「そうか、大きくなって(またかんなで木を削る)」
内村「父ちゃん?」
南原「ダメだなあ、父ちゃん、仕事熱心で」
内村「じゃあ、どうすればいいの。結局一人で悩むしかないんじゃないか」
南原「こうなったらな、楽しむしかないな」
内村「楽しむ?」
南原「いじめられているのを楽しんじゃう」
内村「どうやって楽しむの? 例えばさ、ご飯にチョークの粉を振りかけられたときはさ?」
南原「赤チョークと青チョークを振りかけて、あら、三色弁当になっちゃった。カラフルだな」
内村「じゃあさあ、ズボンを脱がされたときは」
南原「ねえ、私、今日フリル。明日、ブルマにしちゃおうかしら。ねえ、みんな私のことをクラスのリカちゃんと呼んで」
内村「(態度を変えて)南原、南原」
南原「私、リカちゃん」
内村「南原」
南原「リカちゃん」
内村「お前ひょっとして、この学校のいじめられっこだろう」
南原「よせやーい。」
内村「何、動揺してんだよ!」
南原「(おどおどしながら)そんな目で見るなよ。あ、お金なら持っている。(内村に手渡しながら)このお金で、二人でどこかへ行こう」
内村「ざけんじゃねーよ」
第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝)
 ラグビー部の先輩(南原)と後輩(内村)のコント。内村が受験勉強の塾に行くのでラグビー部を止めたいと、南原に告白。南原があの手、この手で内村の退部届を引っ込めさせる。
 コントを一通りやった後。「僕たち二人は友達がいません。いつも二人でこうして遊んでます」と告白する。南原の「どうせ、俺は大工のせがれだい」というセリフが耳に残っています。
オープントーナメント初挑戦で決勝進出したネタ
(♪チャイム〜)
内村「ナオコちゃ〜〜ん 大好きだよ〜〜〜ロレイホォ〜〜。 私はスイスで生まれました。名前はロッテリア。・・・い 今のギャグナオコちゃんに言ったら受けるかな・・・今日こそはナオコちゃんに自分の気持ちをうちあけるんだ。」
南原「内村〜」(手を水平にして 腰をくねらせ歩く)
内村「あっ 一番やな奴に出くわした・・・。」
南原「内村じゃねえか 何やってるんだ」
内村「ちょっと音楽室で・・・その歩き方止めてよ。」
南原「いつも2人でやってるじゃねえか」
内村「今日は1人でブラついていたいんだ」
南原「まさか恋してるんじゃネェだろうなあ」
内村「よ〜せやぁ〜〜い 僕が恋してるって・・・それもB組の鬼ヶ島ナオコちゃんに・・・冗談も休み休み言えよな!!」
南原「・・・お前 そのリアクション何とかならねえか?」・・・・
「ウッチャンナンチャン」のバレンタイン大作戦!
 2人、学生服の上に赤いハッピを着て歌いながら踊り出す(会場からも手拍子がきていた。)内村がメインパートで、南原が合いの手を入れる。
「♪年に一度のバ〜レンタイン」(あ そ〜れ!)
「学園祭〜で 大〜儲けぇ〜」(あ  そ〜れ!)
「チョコが 飛び交う」・・(あー どっこいしょ〜)
???・・・(なにやら会場から手拍子を打つ空気に飲まれたらしく、内村、次の歌詞を忘れるが・・・勢いで乗り切る)・・・???
「お〜どり〜だ〜すっ」(さぁ〜のよいよいっとぉ〜〜)
南原「・・・祭りだからわかんねぇや!」(・・とすかさず相方内村の失敗をフォローする。)
第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝)
 パジャマ姿の内村。
 入院して1週間。沢山の友達が見舞いに来たが、来てほしくない友達もいる。南原!
 そこへ登場したのは、学生服姿姿の南原。
 内村は南原に悩みを打ち明ける。自分は不治の病ではないかと。
 南原は必死に否定するが、最後の一葉は南原が自分で取ってしまうし、持ってきた本は丹波哲郎の「大霊界」。歌を歌えば「お馬の親子」でポックリ♪
 オチは、友達のいない兄内村のために、弟南原がお芝居を付き合ってあげたというもの。
第7回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦)
 内村のマザコン刑事。南原が母親。
 10回目のお見合いに失敗し、銀行に籠城している為島を内村刑事が説得しているところへ、母親の南原が登場。必死に説得を続けるが、南原が茶々を入れて失敗。最後は籠城している銀行に二人で突入、見事犯人逮捕!……と思ったら、実は朝仕事に出かける前の訓練だった、というオチ。
第7回オープントーナメントサバイバルシリーズ3回戦)
 忘れ物をした教育実習生内村と、それに付き合う元同級生で用務員の南原。夜中に忘れ物を取りに行くが、12時を過ぎると何かが出ると南原に脅され、結局二人で取りに行くことに。ところが南原が色々と脅し、そのたびに内村が悲鳴を上げる。
 色々あったが、何れも幽霊ではなくホッとする内村。忘れ物は、実習で内村を馬鹿にした生徒の名前を貼った藁人形だった。
エピソード
 稽古場の黒板にネタみせするメンバーが順にADによって書かれるのですが、そのとき勝手に芸名がきまってしまうケースがよくありました。ウッチャンナンチャンがそうでした(最初の名前は「ちょうなんず」だった)。
コンビ名の由来
「カンナビール」→「ちょうなんず」→「ウッチャンナンチャン」

 はじめに二人の実家の名前を付けようとして内村が熊本の大工屋、南原が香川の酒屋というところから「カンナビール」とつけようとしたがあんまりしっくりくるものが無く却下。学生(日本映画専門学校)当時、内村は「ウッチャン」、南原は「南原」と呼ばれてるか、顔が似ていたためか「蟹江敬三」と呼ばれていたらしいが無理矢理「ナンチャン」と呼ばせて「ウッチャンナンチャン(仮)」で日本テレビにコンビ名を一応提出。次に二人の共通点をコンビ名に付けようとしたら、二人とも長男だったので「ちょうなんず」ってのはどうかしら、今までの芸能界に無い発想じゃないかと日本テレビに「ちょうなんず」で行きたいと言いに行ったら、もう既に大道具の技術スタッフが電光掲示板に「ウッチャンナンチャン」の表記してしまったと言われてガッカリしたらしい。
 ウッチャンナンチャンは当時コンビ名に不満があったらしく、年を取って「ウッチャン」「ナンチャン」は無いよなといっているらしい。定着してきたから何の違和感も無いが、当時コンビ名を変えたくて仕方なかったそうだ。
 当時内村と南原はキャラクターがハッキリしていなかった為、PDから「内村、メガネをかけろ」と言われたそうだ。だから内村光良はサバイバルシリーズのコントのほとんどがメガネをかけていた。もし内村がメガネで大成していれば「ウッチャンナンチャンのメガネのほう」と呼ばれていたはず……。
 出演初期の頃は、「ウッちゃんナンちゃん」と表記されていた。
 番組後期の女性人気は、松竹梅と並んでダントツだった。三番手がPALCO
 内村光良が監督した映画『ボクたちの交換日記』(2013年3月23日公開)の完成披露試写会で、内村は過去のコンビ解散危機を告白。「1回だけあります。『お笑いスター誕生!!』3回目の挑戦の時。今度優勝できなかったら解散しようかって私が言ったら、南原も『いいよ』って。そしたら優勝しちゃったんで、そこから冬の時代…営業の日々が始まった」と苦笑いで振り返った。
感 想
 『お笑いスター誕生!!』に出ていた頃は若者向け青春コントが主流。後期の会場人気は松竹梅とともにダントツでした。
 ショートコントというジャンルはこの人達が流行らせたと思います。とんねるずとともに『お笑いスター誕生!!』が生んだ二大スター。
受賞歴
 1988年 第26回ゴールデンアロー賞芸能賞新人賞受賞「フレッシュなコントがデビュー以来好評。ユニークなギャグのセンスは期待性十分」
 1990年 第6回浅草芸能大賞新人賞受賞
その後・現在
 ゴールデンタイムで冠番組を数本持つなどの売れっ子に成長。その後の活躍はここに書くまでもなし。
 所属するマセキ芸能社のオフィシャルサイト、マセキ芸能社 ホームページ内に、タレントプロフィール、活動情報が載っています。
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名 前
海原さおり・しおり
初出場
 1980年10月25日(第1期グランプリシリーズ)
実 績
 5週勝ち抜き、銀賞獲得。
 第1回ゴールデンルーキー賞出場。
 第2回ゴールデンルーキー賞<決戦シリーズ>進出。
ジャンル
 漫才。
プロフィール
 海原さおり:本名西山(旧姓弥永)日呂子。1957年5月22日生。京都府出身。
 海原しおり:本名網谷(旧姓阪本)しおり。1955年1月26日生まれ。鹿児島県出身。
 コンビで1977年に「美空ひばり特別公演」に出演。1978年、「花の110番しおり・ひろこ」としてデビュー。翌年に海原小浜に弟子入りし、「海原さおり・しおり」に改名した。ケーエー・プロダクション所属。
ネ タ
(多分1週目 一応、ミニスカート、関係ないけれど)
しおり「パッと見、遠慮深いところあるんですよ」
さおり「そうなんですよ、ほんまに」
しおり「こないだだって、喫茶店へ行って帰りしなにお金言われて、遠慮してそのまま帰っていって」
さおり「食い逃げやないの」
しおり「いちいちうるさいわねえ。この人なんか、全然遠慮しませんからね」
さおり「どっちかというと、そういうとこあるね」
しおり「この間喫茶店に行ったら、トイレットペーパー(両手で抱える格好で)持って帰って」
さおり「アホか。この人かてやらしいんですよ」
しおり「何がやらしいの」
さおり「コーヒーカップ盗むんですよ」
しおり「誰がコーヒーカップなんか盗むか。スプーンだけやないの」
さおり「アホや。盗んでるやないの」
しおり「いいじゃないの別に。いちいちうるさいわねえ。でもね。性格も違うけれど、趣味も違うんですよ」
さおり「趣味は全然違うね」
しおり「そうよ」
さおり「私、本読むの好きでね」
しおり「あんた、本読むの好きかいな」
さおり「そうよ」
しおり「私かて、本読むの好きやわ」
さおり「これは奇遇やわあ」
しおり「あんた、今何読んでんの」
さおり「私、四季・奈津子。あんたは」
しおり「私、電話帳」
さおり「アホか。電話帳読んで、どないすんの」
しおり「冗談もわからへんの。いやや思いません」
さおり「あ、冗談ね」
しおり「私今読んでんの、ドラえもん」
さおり「アホか」
しおり「いいやないの、漫画かて立派な本や」
さおり「何となく似てませんか、ここの彼女。わかりませんか。じゃりん子チエ」
しおり「誰がや」
さおり「そっくりやで」
しおり「まあ、ええよ。ほんまに似てると思うねん、私。この間ね、監督さんがウチのところ来て、チエの映画作るから、チエの役で出てくれまへん?って」
さおり「主役ですよ、主役」
しおり「私、主役ですよ。この人も出てくれないかって」
さおり「そう、共演者としてね、出てくれって」
しおり「通行人」
さおり「アホか」
 さおりがしおりのことを良く高木ブーに似てるといっていました。
さおり「さおりちゃんは牛乳風呂にはいります」
しおり「しおりちゃんは牛肉風呂にはいりました。今度は、牛と一緒にはいりたいと思います」
テンポがいいので笑ってしまった。
 漫才の内容は毎度同じさおりが落ち着いた大人っぽいツッコミ、しおりが子供っぽいボケなのだが……
 さおりがしおりに対しあまりにヒドい中傷した時にしおりが使うギャグ

「エーンエーン しどい しどいわ(ヒドい ヒドいわ)! どぼちて どぼちて!(どうして どうして)こんなに可愛いししおりちゃんを、そんなにそんなにイジめるの? エーンエーン(ウソ泣き)……可愛いでしょ〜!!」
 ヒッチハイクのネタ。
さおり「ヘイ ほらほら、さおりの方にランボルギーニが止まった」
しおり「ヘイ」
さおり「ほらほら、しおりちゃんの方に、トラクターが止まった」
さおり「ヘイ ほらほら、さおりの方にポルシェが止まった」
しおり「ヘイ」
さおり「ほらほら、しおりちゃんの方に、おじいちゃんの運転している軽トラが止まった」
しおり「なんでさおりちゃんの方ばかりいい車止まるの?」
(ゴールデンルーキー賞で)
 二人とも浴衣で漫才。男たちの視線を集める。
漫才のつかみ

さおり「ハイどぉ〜も こんにちは「海原さおり・しおり」でぇ〜す」
しおり「可愛いでしょ……」(……と必ずお客に同意を求める)
エピソード
 銀賞を取ったとき、しおり思わず泣き出す。
 審査員のタモリは、海原さおり・しおりをひいきしていた。これは本人も公言していたため、裏話ではない。
 レコード「大阪パラダイス」は知名度ゼロの漫才が、えらい宣伝は派手だと思ってました。
 売れてからは、何か出してるのでしょうか?
 お笑い勢の、のど自慢番組では常連で「ろくでなし」とか「お祭りマンボ」とかはかなり気合いはいってましたが。お笑いスタ誕でも、レギュラーメンバーののど自慢があって「ろくでなし」を歌ったと思います。
感 想
 海原さおりの方が背が高く美人、しおりの方が背は低くちょっと幼い、というイメージでした。アイドル漫才として売り出し中でした。
受賞歴
 1980年 第1回ABC漫才・落語新人コンクール審査員奨励賞
 1980年 第11回NHK上方漫才コンテスト優秀賞受賞
 1981年 第16回上方漫才大賞新人奨励賞受賞
レコード
「大阪パラダイス」(1979.12)
「MR.DOCTOR」(1982.7)
「好きなら好きやというてんか」(1991.5)
 私がガキの頃、さおり・しおりが地元のスーパーに営業に来ました(レコードのキャンペーンと言った方が聞こえがよいかも知れませんが…)。
 その時に歌ってた曲は(上手かったので強烈な印象が残っています)「大阪パラダイス」と「ろくでなし」でした。
 推測ですが「ろくでなし」がB面だったのではないかと……(注:違います)。
 ちなみに「大阪パラダイス」は「大阪ラプソディー」の再来!!という触れ込みでした。
その後・現在
 90年ぐらいにしおりの化粧が「不良少女とよばれて」の伊藤麻衣子ばりに濃くケバくなるが、二年ぐらいして元に戻る。あれは何だったのだろうか。あのケバい化粧の期間は「高木ブー」のギャグは使えなかったに違いない。
 現在も主婦の井戸端会議風漫才として活躍中。その他、講演や単独での舞台なども。
 海原さおりは1985年に大木こだまと結婚。女児2人の母。長女は、静岡第一テレビアナウンサーの西山加朱紗。
 海原しおりは元競艇選手の網谷茂と結婚。一男一女を産んだが、2005年2月に離婚。
 創新美味 しおりは海原しおりの店。元々は元旦那の網谷茂がオーナーだったが、離婚後はしおりがオーナー。2008年に「調理師免許」を取得した店主のしおり自らが1階カウンターの板場を仕切っている。寿司職人はしおりの実兄。しおりの体調不良が理由で2012年8月16日に閉店した。
 2009年2月1日には大阪で、2月21日には東京で30周年記念公演を開催。しかし2009年5月に長年所属していたケーエープロダクションを退社。その後はフリーとして活動していたが、2010年2月19日付で吉本興業に所属。
 しおりは2012年7月6日、なんばグランド花月での通常公演の出番を終えた後、「フラフラする」とめまいに似た症状に見舞われ、兵庫県内の病院に入院した。検査の結果、初期の脳腫瘍と診断された。8月27日に、大阪府内の病院の脳神経外科に再入院。手術を受けた後、放射線など再発防止のための治療を行い、2012年度の仕事をすべてキャンセルした。
 その後、定期的に通院していたが、2013年12月下旬に体調を崩し、再入院。1月2日に容体が急変し、意識がなくなった。2014年1月3日午前8時33分、脳腫瘍のため、入院先の大阪府豊中市内の病院で死去した。58歳没。
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名 前
海原はるか・かなた
初出場
 1980年7月19日(第1期グランプリシリーズ)
実 績
 2週勝ち抜き。
ジャンル
 漫才。
プロフィール
 海原はるか:本名酒和泉秀一。1948年5月6日生。熊本県出身。
 海原かなた:本名西尾伊三男。1947年11月12日生。奈良県出身。
 海原小浜の弟子。1970年デビュー。
ネ タ
 不明。
感 想
 不明。
受賞歴
 2000年 第35回上方漫才大賞奨励賞受賞
その後・現在
 しばらく雌伏期が続いていたが、1999年頃から海原はるかのハゲネタがヒット。かなたがはるかの頭をフーと吹くと、地肌が表れる。しかし、くるっと頭を振ると髪の毛が元に戻るというネタです。
 所属する松竹芸能のオフィシャルサイト、松竹芸能 オフィシャルサイト内のタレントプロフィールに経歴等が載っています。
 松竹芸能師匠たちのオフィシャルブログ「アラ還ブログ」があります。酒井くにお・とおる横山たかし・ひろし、海原はるか・かなたによる癒し系ブログです。海原はるか師匠の書き込みが圧倒的です。
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