シティボーイズ | |
1981年3月28日(第1期グランプリシリーズ) | |
10週勝ち抜き、グランプリ獲得。10組目。 第2回ゴールデンルーキー賞〈決戦シリーズ〉進出。 | |
コント。 | |
大竹まこと:本名大竹真。1949年5月22日生。東京都出身。 きたろう:本名古関安広。1948年8月25日生。千葉県出身。 斉木しげる:本名斉藤滋樹。1949年11月18日生。静岡県出身。 1979年結成。当時は人力舎所属。 元々は劇団俳優小劇場の養成所出身。その後劇団を辞め、三人と風間杜夫で劇団「表現劇場」を結成。風間が売れて抜けたため、三人で何をするか悩んでいた時、知り合いの劇場主に劇場をただで貸すと言われ、三人でコントを始める。客を呼ぶために、他の劇団に「予告編」をやらないかと声をかけ、その合間にコントを見せる段取りにした。それが大当たりして劇場は超満員となったが、それを見たフジテレビのプロデューサーが使い始めた。 名前は、つかこうへい劇団にあった野球チームの名前からつけたらしい。 | |
(1週目合格 No.53 1981年4月11日放送) 陸サーファーのコント。あまりよく覚えていない。と情報をいただきましたが、陸サーファーのネタは4週目らしいです。 | |
(2週目?合格 No.54 1981年4月18日放送) 学生運動ネタ。 | |
(3週目?合格 No.55 1981年4月25日放送) (シティボーイズの刈上げネタ) シティボーイズ3人で右手を挙げて、左手で脇毛を剃る格好をしていた。学校の先生と生徒みたいなコントだったかな? | |
(4週目合格 No.56 1981年5月2日放送) 陸サーファーのコントらしい。 | |
(5週目合格 No.57 1981年5月9日放送) メルヘンコント、キタキツネ物語のパロディー。 | |
(6週目合格 No.58 1981年5月16日放送) 警視庁のエリート(大竹)、平巡査(きたろう)が殺人事件の謎を解く。しかしかぶせられていた布を取ると、それはなぜか犬(のぬいぐるみ)。大竹は帰ろうとすると、「人の命も、犬の命、重さに違いがあるんじゃないですか。どっちも同じじゃないですか」ときたろうが諭す。きたろうが被害者の身内(斉木)を色々連れてくるが、まずは父犬。続いて重要参考人で愛人の手乗り文鳥のピーコ。続いて友人の風の又三郎。やっと人間が出てくるかと思ったら、扇風機が出てくる。 | |
(7週目合格 No.59 1981年5月23日放送) ※山田さんのナレ 新劇で鍛えた演技はますますさえて いよいよ7週目に突入。 3人3用のキャラクターで今週はどんな技を 繰り出すか。シティボーイズ 3人「我々は愛の戦士ラブファイターズ、地球防衛隊だ!」 きた「ぼ、ぼく、地球防衛隊、辞めるよ」 2人「ええっ!!」 きた「愛ってなんですか?平和って何ですか。そのために多くの友が死んでいった……。僕はもうやだ!いやだ!!ううううぅぅ」 大竹「ばかだなぁ。友は夜空の星となって僕たちのことを見守ってくれているんだよ」 地球防衛隊ネタで3人が「C」「B」「T」の人文字をYMCAのようにつくるというのがありました。何度やってもきたろうさんのリズムが合わず大竹さんが怒っていました。その時履いていた靴がお風呂掃除の時に履くビニールの靴で、きたろうさんが「地球防衛隊っていっても、これお風呂掃除の靴じゃあないですか~」というのもありました。 3人の地球防衛隊の話です。 宇宙に飛ぶまでのジェットコースター風の動きなど、見せる芸が多かったです。 で、宇宙に飛び立った後、 斉木「これから地球を襲う恐ろしいものをやっつけにいく」 きた「恐ろしいものとは!?」 斉木「巨大なものだ~~」 きた「巨大なものとは!!??」 斉木「それは!?」 3人「それは!!??」 斉木「タコだ~~~~~!!!!!」 きた「ぎゃああああぁぁ~~~~~」 斉木「巨大なタコだぁぁぁ~~~~~~」 きた「タコが地球を襲うんだ~~~!!! 大変だぁ~~~、たいへ・・・あれ?」 (大竹、しらけてる) 大竹「タコ?このスペースシャトルのうち上がってる時代にタコ!? どうしてリアリティがないんだ、この人達は! だめだこりゃ~~」 斉木「大竹!」 大竹「なんだよ~」 斉木「7週目だ」 大竹「タコだ~~~~~~~~~!!!!!!」 斉木「タコの襲来だ!ロケット砲用意!!」 きた「隊長!ちょっと待って下さい!よく観て下さい! タコの背中に…………赤ちゃんが……」 ここで地球防衛隊は撃てず説得し泣きながら帰るタコ きた「やったー!帰って行きます!泣きながら帰っていきます!」 大竹「何て涙もろいタコなんだ!なんて名なんだ!」 きた「京歌子(タコ)だ」 2人「いいかげんにしろ!」 ここで終ります。 米丸師匠が「どういうオチか気になってた。初めてだ、オチにこっちを持ってかれたのは」 タモリが「最後のオチは下手すりゃ外れてたね!」 人に出来ないことをやると言われ誉められてました。 | |
(8週目合格 No.60 1981年5月30日放送) (爆笑オンステージ No.181 1983年10月8日放送) (他数回披露) 大竹:フランス貴族のカザレフ きたろう:カザレフの執事 斉木:ドイツ貴族のクルトハイム 舞台にはフランスらしい椅子が一脚。 フランス貴族姿のカザレフ登場。 厳かな音楽とともに、フランス語で「ボンジュール、………」と挨拶。「イヤ、ギャルソン、ギャルソン!」と手を鳴らしながら呼び出す。執事、登場。 執事「ハンムニヤ」 カザレフ「フランス貴族やっているのに。もういい、日本語でやろう、日本語で」 執事、大げさなふりを付けながら 執事「おお、これは、わたくしに、いったい、なんのごようでございますか」 カザレフ「おまえ、オズの魔法使いか」 執事「グワァグワァ」 カザレフ「グワァするな」 カザレフ「いいか、今日はな、ドイツより5年ぶりに私の親しい友人が訪ねてくる。クルトハイムだ」 執事「なつかしいですな。あの方が」 カザレフ「いいか、そのドイツ人に、豪華なフランス料理を振る舞ってくれ」 執事「まかしといてください」 カザレフ「なにができる」 執事「こういうのはどうでしょう」 カザレフ「どういうのだ」 執事「生姜焼き定食、おかわり自由ということで」 カザレフ「庶民的だな、お前。フランス貴族だぞ」 執事「では、こういうのはどうでしょう。舌ビラビラビラビラ……」 カザレフ「びらびらびら言うな。それは、舌平目のムニエルだ」 執事「それです。そのムニに似たやつを、おおそとあれいでまとめてみました」 カザレフ「おまえ、意味わかっているのか」 執事「いえ、全然」 カザレフ「お前、知っているフランス語を言ってみろ」 執事「ここでですか」 カザレフ「ここでだよ」 執事「シャンゼリゼ!」 カザレフ「それから」 執事「パリ!」 カザレフ「それから」 執事「……凱旋門!」 カザレフ「日本語だろ。もういい、帰れ!」 執事、帰ろうとするがカザレフが呼び止める。 カザレフ「執事、ダーダン!」とフランス語で問いかけるが 執事「イーヤン」と韓国語で答えて引っ込む。 カザレフ「ダメだ。こりゃ。しまった。もうクルトハイムが来る時間だ。どうしよう」 クルトハイム、「歓喜の歌」をドイツ語で歌いながら登場。 クルトハイム「イヤ、カザレフ、カザレフ! さっきから大声で呼んでるケン! 誰も出てコーンケン! 勝手に上がってきたケーン」 カザレフが椅子にもたれかかりながら立っているのに気付かず、大声で探し回るクルトハイム。 クルトハイム「カザレフ、いるのか。おお、カザレフ」 カザレフ「わざとらしい」 カザレフ、クルトハイムを指差しながら、 カザレフ「クルトハイム、おまえのドイツ語、わかりやすいな」 クルトハイム、手を握りしめて悔しがる。 カザレフ「クルトハイム」 クルトハイム「カザレフ」 二人「なつかしい、なつかしい」 クルトハイム「どうだ、二人の出会いを祝福するかのようにだな、ジャイアンツは勝ちに勝ち、原は打ちまくっているでは、ないか」 カザレフ「何なんだ、それは。フランス貴族だぞ。だんだん演技がオーバーになっているな」 カザレフ「もういい。実はな、うちの執事が、ぜひおまえに会いたがっている。おまえの声で呼んでやってくれ」 クルトハイム「そうか、わかった、呼んでみよう」 カザレフ「御願いしよう」 クルトハイム「(普通の声で)おい執事、クルトハイムが来ているぞ」 カザレフ「待て、おまえ。そんなんで出てくると思っているのか。フランス貴族の芝居をやっているんだぞ」 カザレフ、右手を伸ばして カザレフ「執事、クルトハイムが来ているんだ、出てまいれ。俳優座風にまとめてみました」 クルトハイム「よし、じゃあこれわかるか」 クルトハイム、カザレフと同じように右手を伸ばしながら クルトハイム「執事、クルトハイムが来ているんだ、早く出ていまいれ」 カザレフ「オレと同じじゃないか」 クルトハイム「劇団四季だ」 カザレフ「どこが違うんだ」 クルトハイム「足元を見ろ」 カザレフ「つま先立ち! 劇団四季はつま先立ちだったのか」 クルトハイム「しかもここでターンだ」 クルトハイム、華麗にターンを決める。 執事、慌てて登場。 執事「おれにもやらせてくれ」 二人「おお、なんだ」 執事、両手を振って踊りながら 執事「執事、執事、出ておいで」 カザレフ「こんなのあったか」 クルトハイム「さあ」 執事「劇団ひまわりだ」 二人「知るか」 さらに執事が手をかざしながら 執事「執事!」 カザレフ「執事はおまえだ」 クルトハイム「愚か者。さすが、カザレフの雇っている執事だな。間が抜けているな。顔を見せるな」 カザレフ「クルトハイム、今の物言いはいくら親友ともいえどもゆるさんぞ。決闘だ、剣を持て」 クルトハイム「(驚きの顔で)決闘!」 執事、椅子の影からフェンシングの剣を2本取り出し、二人に手渡しながら 執事「なんと! なぜこのように仲のよい友達が急に決闘を。運命とはなんて過酷なんだ。決闘だ、決闘だ。それでは、私が媒酌人を努めさせていただきます」 カザレフ「結婚式か!」 執事「それ、いけ、やあ、はあ」 カザレフとクルトハイム、見事なフェンシングを披露。一通りのやり取りが終わって、三人が客席に拍手を要請。 カザレフ「いくぞ、おい」 クルトハイムの剣、カザレフの顔をかすめる。カザレフ、顔を押さえてうずくまる。 執事「(駆け寄りながら)ああ、ガザレフ様、血が、血が」 と言いながら、カザレフの顔に付いた傷口を拡げようとする執事。 カザレフ「拡げるなよ!」 再び、フェンシングによる戦い。カザレフの鋭い突きが、クルトハイムの剣をたたき落とす。 執事「もうダメだ」 クルトハイム「私もドイツの貴族だ。潔く死のう。刺せ」 カザレフ「(剣を引っ込めながら)拾え」 クルトハイム「すまんな」 クルトハイム、剣を拾い、そのままカザレフの尻を刺す。 カザレフ「痛いな、この、卑怯な」 執事「よかったな、よかったな」 カザレフとクルトハイム、再び剣を構える。 執事「決闘だ!」 剣を交わす二人。今度はクルトハイムの突きによって、カザレフが剣を落とす。 クルトハイム「私も貴族だ。拾うがいいわ」 カザレフ、剣を拾おうとするが、クルトハイムが剣の先を踏んでいるので拾うことが出来ない。 執事「あらー」 クルトハイム「冗談だ。ま、拾うがいい」 クルトハイム、足を剣から離す。カザレフ、剣を拾おうとするが、クルトハイムがその度に小さな突きを入れるので、剣を拾えない。そのやり取りを三回くり返す。 クルトハイム「わかった。これぐらいで戯れ言はいいだろう」 カザレフが剣を拾おうとする瞬間、クルトハイムが剣でカザレフを刺す。 クルトハイム「怒るだろうなぁ~」 カザレフ「き、きたねぇ~」 カザレフ、剣が刺さったまま倒れる。 執事、カザレフに近寄る。 執事「クルトハイム様。ひどい、あなたという人は、あなたという人は! 明日から雇って下さい」 クルトハイム「いらないわ」 | |
(9週目合格 No.61 1981年6月6日放送) 大竹:男爵いも きたろう:納豆 斉木:豆腐 幕が開いて、豆腐の恰好をした斉木が登場。周りをきょろきょろした後、正面を向く。 斉木「僕、豆腐です。奥さん、奥さーん。困っちゃったな。ねえ。いつまで台所の上に置いておくんですか。早く冷蔵庫仕舞ってちょうだい。奥さーん」 幕が開いて、男爵いもの恰好をした大竹が登場。 大竹「(体を左右にゆすりながら)ごろごろごろ。ごろごろごろ。この野郎。人がせっかくいい気持で寝ているのに。何だ、お前は」 斉木「これはどうも。どなたですか」 大竹「馬鹿野郎。これがトマトやケチャップに見えるか。俺は男爵いもだ」 斉木「あら、男爵いも。汚いなあ」 大竹「なんだ、お前、そんなこと言うのか(と豆腐に迫る)」 斉木「ちょっと待ってください。私、豆腐ですよ。もろいんです」 大竹「何を言っているんだ(と、豆腐の角を引きちぎる)」 斉木「あー(絶叫)、あー。せめて夜まできれいな体でいたかった……」 大竹「何を考えているんだ、お前は」 斉木「ひどい。奥さん、早く使ってくださいよ」 大竹「お前な、ここの奥さんが、買ったらすぐ使ってもらえるなんて大間違いだよ」 斉木「どういうことですか」 大竹「ここの奥さんな、安い物なら何でも買ってくるけれど、絶対にすぐに使わないんだ。あっ、わかった。(指差しながら)お前、特売だろ。特売の特だろ」 斉木「そうですよ。あんただってそうでしょ」 大竹「違うよ。俺はな、奥さんに万引かれたんだ。そういう奥さんなんだよ、だから。いいか、一代前に来た豆腐どうなったか知ってるか、お前」 斉木「どうなったんですか」 大竹「お勝手のステンレスの上に三日間置きっぱなし」 斉木「はあ(とおののく)」 大竹「西日ガンガン、ガンガン差すもんだから、お前。すぐに真っ黄色になっちゃって」 斉木「どうなったんですか」 大竹「醤油かけてな、横に生クリームちょっと添えてな、隣のガキにプリンだって言って食わせたんだ」 斉木「(がっくり来る)」 ここで幕が開いて、頬かむりをして腹に藁をまいた納豆のきたろうが登場。 きたろう「よう、男爵、男爵。よう、男爵」 大竹「うるさいな、あっち行け」 きたろう「男爵いも!」 大竹「いもって言うな、お前。向こうへ行け」 斉木「あの人がここのご主人ですか」 大竹「あれがご主人に見えるか! あれはな」 きたろう「納豆です」 大竹「うるせえな、あっち行け」 きたろう「(豆腐に向かって)いやあ、あんた、ずいぶん大きいですね」 斉木「僕はその、豆腐屋さんの豆腐です」 きたろう「ああ、どうりで大きいと思ったら」 大竹「うるせえな、あっち行け(と納豆を突き飛ばしてさらに叩こうとするが)」 きたろう「ねばねばねば、ねばった、ねば、ねば(と納豆をかき混ぜる真似)」 大竹「うわ、ねばってる(離れようにも離れられない)」 きたろう「ねばねば、ねばねば、ねばねば、ねばねば」 斉木「プッツン(と手刀で納豆のねばねばの糸を斬る)」 きたろう「あー、××できない(ここ不明)」 大竹「くそー、汚い奴め」 きたろう「あのー、奥さん今晩のおかず、何だって言ってました?」 斉木「おでんだって言ってました」 きたろう「おでん!」 大竹「今なんて言った」 斉木「おでん」 大竹「(自分を指差しながら)じゃがいも」 斉木「(自分を指差しながら)豆腐」 大竹「よし、今日は使ってもらえるかもしれない」 斉木「よかった」 大竹「いや、あの奥さんの事だ、信用できない(なぜかコマネチをやって、両手を挙げる(ビートたけしの真似))」 斉木「なんなんですか」 大竹「あの事があるからな」 斉木「何ですか、あの事って」 大竹「いや、実はな、10日前の事だ」 斉木「はい」 大竹「俺のこと、きれいに洗ってくれてな。お勝手に乗せたんだ。そして今日はコロッケを作るって奥さんが言ったんだ」 斉木「どういうこと?」 大竹「そしたらな。そこで溜息ホッとついて」 きたろう「スーパーからコロッケ買ってきたんだ」 斉木「あらら」 きたろう「ひどい奥さんなんですよ」 大竹「うるせえな、この野郎。こいつなんかな、2か月も使ってもらえないんだ。顔見てみろ、白い斑点できちゃって。可哀そうに」 きたろう「出来合いしか使わないんですよ、ここの奥さんは」 斉木「あっ、あんたの背中に青い芽が」 大竹「えっ!(思わず跪いて後ろを見る)」 きたろう「あっ!」 大竹「とうとう芽が出てしまったか」 きたろう「あっ、あっ、四つ!」 大竹「四つ!(と崩れ落ちる)」 きたろう「生ごみになりましょう」 大竹「俺もあと三、四日の命か」 斉木「あー!」 大竹「どうした」 斉木「顔にもしわが」 大竹「(起き上がり)お前、何言ってんだ(と豆腐を蹴飛ばして、壊してしまう)」 きたろう「(指差しながら)あー!、あー! 男爵が怒った、男爵が怒った」 斉木「(泣き叫ぶ)」 きたろう「これがほんとの男爵起こし、癇癪起こし、男爵……あーはっはっはっ。癇癪起こしから男爵起こし。いや、これ、面白いでしょ」 大竹「(詰め寄りながら)マジで言っているの、お前」 きたろう「だから、癇癪と男爵で」 大竹「さすが納豆。つまらんギャグで」 三人「(両手をねばねばさせながら)ねばる、ねばる」 きたろう「あー、いいんだもん、僕なんかどうなったっていいんだ(と豆腐に向かって頭突きをする真似)」 大竹「何やってんだ、お前」 きたろう「(子供っぽく)豆腐の角に頭をぶつけて、死んでしまうんだもん」 大竹「さすが納豆、臭い芝居だ」 三人「(両手をねばねばさせながら)臭い、臭い」 きたろう「(ポケットから栗の袋を取り出す)」 大竹「なんだ、何やってんだ、舞台で」 きたろう「(栗の袋を捨てる)」 大竹「お前、舞台で甘いもの捨てて、何なんだよ」 きたろう「(ポケットに手を突っ込み、うつむきながら)なんとなく、栗捨てる」 きたろう「(客席爆笑)イヤーやった、受けた、受けましたよ(と泣いている大竹を叩きながら)やりましたよ。いやいやいや、お騒がせして申し訳ありません。つまんないものですけれどどうぞ(とポケットから何かを取り出して、大竹と斉木に渡す)」 大竹「なんだ、これ」 きたろう「辛子です」 大竹「お前、ほんと、つまんないもんよこすな」 きたろう「これはどうも、あしからし」 大竹「(きたろうをどつきながら)殺してやる、殺してやる(と逃げるきたろうを追いかけまわす)水戸へ帰れ、水戸へ帰れ、水戸へ」 きたろう「そんなことすると、お父さんに言いつけますよ。偉い人なんですから」 大竹「なに、お父さんなんているのか」 きたろう「私のお父さんは、畑の肉って言われているんですよ」 大竹「畑の肉? 何がお父さんなんだ」 きたろう「大豆ですよ」 斉木「大豆! 僕のお父さんも大豆」 きたろう「弟!」 斉木「兄さん!」 大竹「チャチャチャチャチャチャ(と音楽を流す)」 きたろう「(内藤やす子の『弟よ』で)弟よ、弟よ」 大竹「二十年ぶりの対面です。辛かったでしょう。悲しかったでしょう。(斉木ときたろう、泣き始める)泣いてください。思いっきり泣いてください。ねえ、弟さん。お兄さんに会ったら、まずなんて言ってあげますか(とマイクを向ける)」 斉木「兄ちゃん」 大竹「兄ちゃん! 兄ちゃんですよ、聞きましたか。同じ大豆を父に持ちながら、離れ離れ。ねえ、弟さんに会ったら、最初になんて言ってあげますか」 きたろう「(泣きながら)弟よ、俺はお前が大好きだ」 大竹「(きたろう)細かいんだよ。いつまでつまらない小芝居、やってんだ。よし、いよいよ、ご対面です」 斉木「兄ちゃん」 きたろう「弟」 二人「わー(と二人抱き合う)」 きたろう「今度はね、ネズミ、気を付けてね、銀座の」 斉木「銀座のって大きいんだよね」 きたろう「そう、銀座の」 大竹「あの、お母さん、亡くなったんです」 二人「わー(と二人抱き合って泣く)」 斉木「泣かせるように、泣かせるように、言うんだもん」 きたろう「わー(と泣く)」 大竹「待て、待て、待て(と二人を分ける)。馬鹿なことやって遊んでる場合じゃないぞ。奥さん、奥さん帰ってきたよ」 きたろう「奥さん、お鍋におでんいっぱい持ってる」 大竹「あー、あー、全国の奥さん、手抜き料理はやめましょう」 三人「失礼!」 腰に巻いたワラでの納豆キャラがハマリ役で、審査員にも好評だったのでシリーズ化したようです。 | |
(10週目不合格 No.62 1981年6月13日放送) (サバイバルシリーズゲストコーナー No.186 1983年11月12日放送) 「さぁ、グランプリ狙いが続きます。 針の山を歩き続けて10週目。 新劇出身の技にユニークな感覚がプラスされて、 今その花が咲き誇るか?行け!シティボーイズ」 舞台には白い布がかかったテーブル。幕が開くと、エプロン姿のきたろうと斉木が登場。舞台におりて、二人で客席に向かってお辞儀。 二人「こんにちは」 斉木「お待たせいたしました。とっても楽しい、楽しい、大竹まことの料理教室のお時間です」 二人「(ポーズをつけながらメロディに載せて)昨日は何を食べたかな。明日は何を食べよかな」 斉木「のコーナーです。私、司会の斉木しげる」 きたろう「アシスタントのきたろうです」 斉木「可愛いエプロンですね」 きたろう「そんなことはありません」 きたろう「早速」 斉木「ちょっと待ってください。この料理会では、毎回試食会を行っております」 きたろう「はい」 斉木「では、ただ今より、厳正なるその試食会の抽選を行います」 二人「(客席に向かって指差しながら)あなたです。あなたです。ラッキー、ラッキー」 きたろう「おいしいものが食べられますよ」 (差された客席の女性、困惑) 斉木「えー、皆様には一つだけお願いがございます」 きたろう「はい」 斉木「大竹まこと先生は、ひじょーうに神経質な方でいらっしゃいます」 きたろう「そうですよ」 斉木「ですから、なるべく厳粛な態度で」 きたろう「はい」 斉木「盛大な拍手を持って、お迎えください」 きたろう「はい」 斉木「ご紹介いたします。大竹まこと先生です」 二人「(右手を広げながら)どうぞ!」 上手から、調理帽、調理服、なぜか下は短パンで右ひざにはサポーター。包丁を右手に持って震わせながら、大竹まことが、神経質そうに眼をかき開いて登場。客席からは笑いと悲鳴。 舞台の真ん中に来た大竹。包丁を持って震える右手を左手で抑える。 大竹「(声を震わせながら)試食会のメンバーは、決まりましたか」 二人「あちらの方です」 大竹「(服の下からロープを取り出し、きたろうに手渡して)逃がすな」 きたろう「(客席におりて女性客の右手にロープをつなぐ)いやいやいや、ごめんなさいね。(舞台に戻り、ロープを持ったまま)大丈夫ですから」 斉木「今日は野菜。最近の子供は、非常に野菜を嫌う」 きたろう「そうですね」 斉木「いかにして少年少女を野菜好きにするか」 大竹「(テーブルの上の大根を持ち上げ、いきなり生のまま食べだす。狂気を帯びた目で、周囲を見渡す)」 斉木「先生、お願いいたします」 大竹「材料」 斉木「はい。きゅうりでございます。ピーマン、そして大根」 大竹「うー(斉木の方へ向かって包丁を振りかぶる。斉木、思わずあとずさり)。何て言った!」 斉木「だいこん」 大竹「だめ、濁ったらダメなんだよ。濁音駄目。子供は純粋なんだから」 斉木「はい」 大竹「(喉をおさえ、せき込みながら)あら。たいこん」 斉木「えっ」 大竹「たいこん」 斉木「たいこん」 大竹「たいこん」 斉木「たいこん」 大竹「子供たちの世界のヒーローは、全部音濁らないよ」 斉木「なに」 大竹「スーパーマン」 斉木「ええ」 大竹「宇宙戦艦ヤマト(振りかざした包丁が斉木の顔の前に)」 斉木「ひえ」 きたろう「機動戦士ガンダム」 大竹「(きたろうの方に向かっていく)」 (ここで一部カットされたかな?) 大竹「(大根を持ち上げ、爪楊枝を刺す) 斉木「先生、それは何ですか」 大竹「麻酔だ(と大根の頭と尻尾を包丁で切る)」 斉木「早速、料理にかかっております。大根を二つに切りましてね、ええと四つ、これで千枚切りをするわけですね」 大竹「(包丁を振りかぶるが、途中で止まる)」 斉木「ご注目ください」 大竹「はっ。(客席の方に目を向けたまま、千枚切りを披露し、最後まで切った後は両手を上げる)」 斉木「次は」 大竹「次は、たいこん、にんしん、きゅうりを下ろす」 斉木「おろすんですね」 ハイの掛け声とともに、きたろうが人参、大竹が大根、斉木も大根を下ろし始める。ところが斉木が間違えたことに気づき、慌ててきゅうりに持ち変える。皆の動きが止まる。 大竹「(包丁を手に持ち)間違えたな」 斉木「失礼いたしました」 斉木「続きまして、味付けでございます」 大竹「野菜を適当に切っておく!」 斉木「野菜を適当に切ってください」 大竹「(テーブルの下から、ガラスの器を取り出し)器」 斉木「このような器を」 大竹、テーブルの上のまな板に器を力強く置くも、底が割れて、客席から悲鳴。 大竹「騒ぐな、たかがガラスくらいで」 斉木「は、は、は、」 大竹「死ぬわけじゃないんだから。盛り付ける!」 きたろう、器を手で支える。 斉木「まず、大根の擂ったものを一番下に置きます」 大竹「はっ」 斉木「次はニンジンでございます」 大竹「はっ、はっ」 斉木「次にはキュウリでございます。三食の色合いがきれいですね」 大竹「はっ、はっ」 斉木「次は、これは卵ではありません。玉葱の芯でございます。これを真ん中に置きます・そして人参でございます。茄子を綺麗に斬ったものをこれに沿えるわけでございます。そして彩に赤かぶ、きゅうりをトントン、赤かふですね、失礼いたしました」 大竹「(続いて絞り器を取り出す)」 斉木「続いてジャガイモ、失礼しました(大竹詰め寄る)、しゃかいもですね。しゃかいもの練ったものを彩りで添えるわけでございます」 きたろう「本当に食べられそうですね」 大竹「(両手をバンザイ。客席から拍手)」 きたろう「これを食べていただきましょう(客席の女性、苦笑い。ところがきたろうが手を放し、器が倒れて中身がこぼれてしまう)。いやー、そのー」 大竹「(目を向き、包丁を持ってきたろうの方へ行く)」 斉木「何をするんだ、君は。なぜ倒したんだ」 きたろう、逃げる。大竹が追いかけ、斉木はその後ろをついていく。 きたろう「動くな(と、テーブルの上のトマトを手にする)。動いたら、このトマトの命はないぞ」 大竹「やめろー、やめろー。トマト質だ。トマトが死ぬ、トマトが」 きたろう「あのロープを取れ」 大竹、膝をついてロープを取る。 きたろう「あの子に謝れ、謝るんだ」 大竹「あいつ、まだ何もしてないじゃないか」 きたろう「しないと無茶苦茶にするぞ」 大竹「(客に向かって威張りながら)悪かったな」 きたろう「審査員に、10週勝ち抜かせるように、お願いしろ 二人「それは無理じゃないか」 きたろう「お願いしろ」 斉木「先生、お願いします」 大竹「(土下座しながら)そういうわけですからムニャムニャ」 きたろう「何て言ってた?」 大竹「知るか、そんなこと。お前の方から頼んでみろ」 斉木、こしょうをきたろうに向かって振りかける。きたろうの眼がくらんでよろついたところを、斉木が羽交い絞めにし、大竹がトマトを取り返す。しかし大竹、そのままトマトを食べてしまう。 二人「あっ」 大竹「うまい。やっぱり野菜は食べなきゃね」 三人「失礼」 赤塚「狂気の世界だね。僕はこういうのが好き。調理人のタイプがユニーク。こういうナンセンスの滅茶苦茶なネタを纏めるのは相当なもん」 唄子「やりようによってはおかしなものになる(と感心)」 米丸「独特なものだよね」 啓介「はじめは感激してみていた。中ごろから、綱をかけるところなど、計算が滅茶苦茶になっているような感じがする」 唄子「きれいに料理ができたところですパッと終わった方が」 タモリ「先生の異常さ、これはものすごい迫力でおかしかった」 と好評だったが、後半弱いと不合格。確かにガラスの器が割れてからだいぶドタバタしていた気がする。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈激突シリーズ〉1回目 34点 No.66 1981年7月11日放送) (ゲストコーナー No.186 1983年11月12日放送) 何かの公開番組のコント。大竹と斉木でやり取りをした後、実験台か何かで、客席から一人段に上げる。選ばれたのは、なぜか客席に座っているきたろう。しかもひもでつながっている。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈激突シリーズ〉2回目 40点 No.70 1981年8月8日放送) 悲しい音楽が流れ、三人が登場。野良着姿の大竹は、藁を藁打槌で打っている。斉木は学ラン姿で、呆然とした様子。子供姿のきたろうは、藁の掛け布団をかぶって寝ている。咳き込むきたろう。そんなきたろうを見て、大竹と斉木は深くため息。 大竹「つれえか。つれえだろうな」 きた「大丈夫だあ」 大竹「きたろう。つれえなら、つれえっていっていいだぞ」 きた「つれえ」 斉木「あらぁー」 きた「とっつあん」 大竹「なんだ」 きた「ネギくれ、ネギ」 大竹「またネギか。しげる。ネギくれてやれ、ネギ」 斉木「やあだよ。こいつ、くせえんだもん」 大竹「ばかたれが。病人がくせえのは、当たり前じゃねえか。何考えてんだ。(置いてあった長ネギを取り出す)ほら。」 きた「とっつあん。すまねえな。(ネギを本当に食い出す)うめえ、うめえ」 大竹「しかし、こまったもんだなあ」 大竹・斉木「この納豆病にも」 斉木「朝昼晩、納豆ばっか食っとるから、納豆病なんかになっちまうだよ」 きた「とっつあん」 大竹「なんだ」 きた「からだ、こねてくれ」 大竹「(蕨打ち道具を片付けながら)もう、ネギの次はからだこねろ、こねろ、うるせえんだから。(長い棒を二本取り出し)こねてやるから、くせえなあ。さあ、こねるぞ。(きたろうの体の上で棒をこねくり回す)どうだ」 きた「(歓喜の表情で)気持ちいい(と絶叫)」 斉木「とっつあん。あんまりこねるな、くせえから」 大竹「ねばってきたあ」 きた「ねば、ねば」 大竹「そりゃあ(棒を上げる)」 きた「(腰がどんどん上に上がる)」 大竹「(足を踏み鳴らす)」 きた「(腰が落ちる)」 斉木「とっつあん。飛んだ。ねばりが飛んだ」 きた「とっつあん」 大竹「なんだ」 きた「からし、背中に塗ってくれ」 大竹「ばかこくでねえ。からしなんか塗ったら、またねばりが増すでねえか。何考えてんだ、おめえは」 きた「とっつあん」 大竹「なんだ」 きた「咽喉、乾いた」 大竹「ああ、咽喉か。納豆病には、醤油が一番だ。くれてやれ」 斉木「(醤油のラベルが貼ってある瓶を渡す)」 大竹「たんといけ」 きた「(醤油の便に口を付けて、飲みだす。大竹たち、驚く。客席から悲鳴)」 斉木「こんな悲惨な生活、俺はもうやだ。俺は、東京行くんだ。東京へ行って、歌手になるんだ」 大竹「しげる。お前、何て言ったんだ」 斉木「歌手になるって言ったんだよ」 大竹「歌手! そったら夢みたいなこと言って、お父ちゃんと二人を置いていくんか、この馬鹿垂れが(と斉木を叩き出す)。馬鹿垂れが、馬鹿垂が」 斉木「何すんだよ、この野郎(と突き飛ばすと、大竹、きれいに後方回転してうつ伏せになる)」 きた「何すんだよ」 斉木「こんな村居たら、俺まで納豆病になっちまうだよ」 大竹「しげる。今出ていくんだったら、もう親でもなければ子でもねえ。親子の縁、切ってから出ていけ」 斉木「ぶちっ(と手刀で切ってしまう)」 大竹「(後ろにひっくり返る)」 きた「(切った縁を結びなおしながら)そんなに簡単に親子の縁は切れるもんでねえ」 斉木「とっつあん」 大竹「しげる」 斉木「ぶちっ、ぶちっ、ぶちっ」 大竹「(後ろにひっくり返る)」 きた「ずったずたにしちゃったなあ」 大竹「わかった。もう何にも言わねえ。きたろうに挨拶してけえ」 斉木「わかった。きたろう、ごめんな。最後に、俺にしてもらいたいことがあるか」 きた「あったけえご飯くれ」 斉木「ご飯。こんなときにも、おめえ、なにもご飯って言うことねえじゃねえか(とおひつからどんぶりに入ったご飯を取り出し、さらにしゃもじでご飯を山盛りにつぐ。そしてどんぶりをきたろうの目の前に置く)ほら、喰え」 きた「(立ち上がりながら、奇声を上げる)」 大竹「(きたろうを羽交い絞めにしながら)きたろう、いくな。納豆病の症状が進んだんんだ。」 斉木「えっ」 大竹「あったかいご飯に、乗りたがるんだ」 きた「(もがきながら)ご飯の上に、乗せてくれ!(大竹を振りほどき、ご飯の上でジャンプ)」 大竹「(どんぶりを横に逃がす)」 斉木「(じゃんぷしたきたろうをキャッチ)」 きた「乗せさせてくれ」 斉木「どうすんだ」 大竹「(藁布団を取り出す)藁に来るんだ。ほら、きたろう、きたろう、きたろう」 きた「(藁に飛び込み、くるくるッと回って、藁に包まる)」 斉木「なんちゅう病気だ」 大竹「(藁に包まったきたろうをさすり続ける)」 きた「(落ち着いて、いびきをかき出す)」 大竹「いびきかくようになったら、大丈夫だ」 きた「にーほー、にーほー」 大竹「寝言まで言っとるだ。やっぱし、納豆病には、藁だなあ」 斉木「とっつあん」 大竹「なんだ」 斉木「じゃあ、俺行くよ(と立ち去ろうとする)」 大竹「待て、しげる」 斉木「(振りむく)」 大竹「母ちゃん、母ちゃん、お前のことが一番好きだったんだぞ」 斉木「(涙ぐみながら頷く)」 大竹「墓参りぐらい、してくんだぞ」 斉木「うん」 大竹「(歌い出す)かあさんが、よなべをして」 斉木「やめてくれ」 大竹「てぶくろ」 斉木「その歌だけはやめてくれ」 大竹「あんでくれた」 斉木「(ふりむいて、大竹の手を取り)とっつあん、とっつあん」 大竹「しげる」 二人「(互いの手を取りながら)くせえ」 大竹「待て、しげる。しげる。わしも東京へ連れてってくれ」 斉木「じゃあ、きたろうは」 大竹「あいつ、あのままほっとけば、納豆になっちゃうだろう」 斉木「じゃあ、行くか」 きた「待てい。(両手から蜘蛛の糸を出し、二人の体に巻き付ける)ネバ、ネバ」 斉木「うわあ」 大竹「うわあ」 きた「ネバ、ネバ」 大竹「ありがとうございました」 終わった後、中尾ミエが鼻をつまみながら「臭い」と絶叫。「発想が面白い。展開がもうちょっとのところがある」「動きが綺麗だった」 | |
(ゴールデンルーキー賞〈激突シリーズ〉3回目 41点 No.73 1981年8月29日放送) アランドロンの映画「太陽がいっぱい」のテーマソングが流れて、白いタキシードに白いハットで渋くハードボイルド路線で決めたヤクザ、大竹組の大竹まことだけがカーテンから登場。 大竹「あ~暑い。今日はなんて暑いんだ!!」 大竹「あ~暑い。太陽がいっぱいだあ。1つ 2つ 3つ……数え切れないっ(爆笑)。」 しかし不合格時の音が流れてがっくり。音響にお前は敵かと食って掛かる。 そこへ出てきた子分のマサ(きたろう)が登場。子分がやられた、誰にやられた、環七で死んだとのくだり。 大竹組は二人になったから、マサに募集させたら、街角案内だの朝日ジャーナルなどへんてこりんなところでがっくり。そこへ現れた、白いタキシードでばっちり決めた男(斉木)。あれは大物だとスカウトしたら、帽子を脱ぐとカールしたパーマ男。しかも前身はお笑い芸人。がっくりする大竹、二人しかいないからと何とかしようとするマサ。そこへスケバンが通りがかり、大竹はおどおどしながら小遣いを、結局財布事渡す。「脅されているだけじゃないですか」とのツッコミを受け流し、環七に子分の弔い合戦に行く。勢いに乗る二人だが、大竹がやったのは緑のおばさん。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈激突シリーズ〉4回目 45点 No.76 1981年9月19日放送) 虫歯のばい菌コント。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈激突シリーズ〉5回目 40点 No.80 1981年10月17日放送) 医者と看護婦のコント。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈決戦シリーズ〉1回目 44点 No.82 1981年10月31日放送) きたろうさんが「新しいパンが完成しました」と言って試作品を持って来ました。 最初は挟んであった紙鉄砲を鳴らして「パン!」でキレた大竹さんがソファーのクッションで殴りましたが、その次にも何かパンのネタがあって、また大竹さんが暴れました。その次にカッペパンだったと思うんですが、その間のネタだけ思い出せません。 確認はしていませんが、食パンを何個か繋げて 「何だこれは?」(大竹) 「これはパンパースといって…」(きたろう) 食品を使った下ネタだから、審査員に言われるのを逆手にとって暴れたんだと思います。 コッペパンにサツマイモを挟んだ「カッペパン」を売り出す。 ちなみにカッペパンは当時流行したピップエレキバンの会長から 「会長一言」 「ピップカッペパン」(斉木) で爆笑したCMネタでしたね。 薩摩芋を挟んだカッペパンを会長が絶賛したものの、誰が試食するかとなり、会長が3食パンを取り出して「勿論、餡を引いた奴の負けじゃ」と言って各自取り、一斉に口にし 『「ジャムだ」(大竹)「クリームだ」(斉木)「納豆だ」(きたろう)』ですが、クリームだが調理師役のきたろうさんで、納豆が会長役の斉木さんでした。 で「納豆なんかありません会長」と2人が詰め寄り、会長が口にし、旨いと言いながらも胸につかえて死にそうになり「一度でいいから、マクドナルドを食べてみたかった」2人「いい加減にしろ」てオチに繋がったと記憶してます。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈決戦シリーズ〉2回目 37点 No.85 1981年11月21日放送) ナメねこのコント。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈決戦シリーズ〉3回目 41点 No.86 1981年11月28日放送) 雪山遭難コント 合言葉を言わせて、仲間かどうかを確認していた。 大竹「山」 きたろう「川」 大竹「おおう、同士~~~」 (大竹&きたろう、抱き合う) 大竹「じゃあ今度はお前だ!!山」 斉木「川」 大竹「ホッテントット!!」 斉木「・・・は?」 大竹「ホッテントット(怒)!!」 斉木「・・・え?」 大竹「バカ者~。「ホッテントット」と言ったら・・・」 きたろう「「エンヤートット」だろうがぁ~ 貴様~!!」 大竹「おおう、同士~~~」 (大竹&きたろう、また抱き合う。斉木一人だけ、おいてきぼりをくらう) 斉木「俺たちはいつも一緒に生きてゆこうと誓い合ってきたじゃないか!!」 大竹「そうか俺たちはいつも一丸となって生きてきたじゃないか!! あの冬の八甲田山の遠足を思い出せ!!」 きたろう「あの時は一丸となった!!」 (先頭から「きたろう」⇒「大竹」⇒「斉木」の順で電車ごっこのように連なり、吹雪に立ち向かい、かがみながら前へ進む) きたろう「おい! ロープを放すんじゃないぞ!!・・・ア~~ッ雪崩だぁ~・・・ロープ、ロープを・・・」 大竹「おー、いけない・このままでは全員死んでしまう。ここは全員わたらなければならない。・・・プッツン!」 (大竹が斉木をハサミで切り落とし、斉木だけを置き去りにしてきたろうと一緒に進む) 斉木「おぉーーお~~~っ」 オチは、頂上がゴールデンルーキー賞。 | |
(ゴールデンルーキー賞〈決戦シリーズ〉4回目 43点 No.88 1981年12月12日放送) 背景の書いてある、四角い段ボールの箱の向きを変えることによって三人の人物設定が変わるコントです。警察→ギャング→銀行だったかな。結構難しいと思いましたが、上手かったですね。 | |
(10週目2度目の挑戦不合格 No.117 1982年7月10日放送) 斉木「あなたの人生はヘアスタイルから始まる。いらっしゃいませ、ビューティーサロン『北の家族』でございます」 掃除を始めると、『かけめぐる青春』の「ビューティ、ビューティー」と歌いながらきたろうが登場してくる。 斉木「あれはシャンプー係のきたろうだわ」 きたろう「ビューティ、(音程下げる)サーローン」 斉木「(ずっこけ、おもわずブラシで自分の髪の毛をいじくる)」 きたろう「あら、乱れた、乱れたわ」 斉木「先生に怒られちゃう」 きたろう「綺麗にしてあげる」 斉木「ちゃんとやってね(と椅子に座る)」 きたろう「(斉木の髪の毛をまくり上げて)あんた、老けるわねえ」 斉木「よしなさい。よしなさいよ、そういうことやるの」 きたろう「ちゃんとしてあげる」 斉木「ちゃんとしてよ」 きたろう「髪型ね」 斉木「ナウいのね」 きたろう「(前側のサイドをまくり上げて)林家三平」 斉木「(右手を挙げてものまねしながら)どーも、すいません。つい手を出しちゃったよ。もう見本見せてあげる」 きたろう「可愛くやってね」 斉木「(ブラシをかけながら)可愛くやるわよ。(髪の毛をまくり上げて)あんたの方が老けるじゃない」 きたろう「人のやったことやらないでよ」 斉木「可愛くやるわよ」 きたろう「ちゃんとやってね」 斉木「これが流行っているのよ」 きたろう「ナウいのね」 斉木「(髪の毛をいじって)日本航空で流行っている片桐カット。逆噴射しているみたいでしょ」 きたろう「あんた、遊んでるんじゃないわよ」 そこへ、中央の幕が開いて、はさみとブラシを手に持ち、スーツ姿の大竹登場。 斉木「あ、先生だわ」 チャコフスキーの「 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23:第1楽章」が流れ、ふりをつけながら階段を下りてくる。 斉木「いつもながらの派手な登場、ありがとうございます」 大竹「誰だ!」 斉木「は?」 大竹「お前たち二人の仲に、玄関のアジサイにシャンプーをかけた奴がいる」 斉木「(怯えた表情で顔がうずくまる)」 大竹「(指差しながら)やっぱりお前か」 きたろう「申し訳ございません」 大竹「行くぞ。今月末に新人ヘアーコンクールが開かれる。シャンプーボーイ10年の君、きたろう君にぜひとも出てもらいたい」 きたろう「先生、私、辞退します」 大竹「何? 頑張るんだよ」 きたろう「だって、四畳半ですし、便所も共同ですし」 大竹「何を言っているんだよ」 きたろう「部屋のコンクールでしょ」 大竹「面白い」 大竹「部屋じゃない、ヘアーだよ。Haのヘアーだよ」 きたろう「Ha? それじゃ『ハ』ではないでしょうか」 大竹「え、え、Haer」 斉木「(即座に)ir」 大竹「え、え、Haer」 斉木「(即座に)ir」 大竹「え、え、Haer」 斉木「(即座に)ir」 大竹「er」 斉木「ir」 大竹「er」 斉木「ir」 大竹「(きたろうの方を振り向く)」 きたろう「erだと思います」 大竹「2対1だよ、君」 斉木「(思わず口ごもる)」 大竹「2対1だよ、君。民主主義だよ。大正デモクラシーだよ、君。君、最近気にはよく私に逆らうね。私に逆らったね、今、フォークランドでアルゼンチン相手におでん屋やっている奴がいるんだよ。フォークランドでね、はんぺんを串にさしているんだよ。フォークランドでね、袋に詰めて」 きたろう「先生、先生、フォークランドの戦争は終わっています」 大竹「(思わず上半身を前に倒す)誰だ、私の話の腰を折ったのは」 大竹「いいか、君にぜひヘアーコンクールで優勝してもらいたい」 きたろう「わかりました」 大竹「今日は特別にモデルの方を」 きたろう「やらせてもらえるのですか」 大竹「是非やってもらいたい」 斉木、後ろからテーブルを持ってくる。 大竹「今日はね、特別美しいモデルの方を用意した。その方は……」 大竹、舞台の袖を見る。きたろうと斉木も、舞台の袖を見る。しかし大竹は…… 大竹「この方だ!(とテーブルの下から、台に立てた大根を取り出す)」 斉木「(大げさに)大根! だいこーん!」 大竹「(斉木の方をにらみつける)」 斉木「申し訳ございません」 大竹「君のね、そういう演技が、みんなに迷惑をかけている」 大竹「(きたろうに向かって)奥様だよ、奥様。優勝だよ、君」 きたろう、串を取り出して大根の葉に当てようとするが…。 きたろう「先生、串が通りませんけれど」 大竹「君、そんなことをしている場合じゃないんだよ。カットしたまえ、カットを」 きたろう「(食いしばりながら)クー、クー」 大竹「カーッとしてどうするんだよ。そういうギャグやらないって言っただろ。もういい、もういい。見本だ、見本だ、君」 きたろう「見本だ!」 大竹「君が威張ってどうするんだよ。さあ、見本だ」 斉木「わかりました。さあ、奥様、お着物が汚れます(とハンカチを大根に巻く)」 大竹「こういう気づかいが大事なんだよ」 斉木「奥様、緑の黒髪、美しゅうございますね。水分を図らせていただきます。99.9%(当時のCMネタ)」 大竹「わかってるね、君。(ほおっかむりをしたきたろうを見て)何をやっているんだ、君」 きたろう「技術を盗もうと思いやして」 大竹「美容師なのに、そんなことするんじゃないよ」 きたろう「(ほおっかむりを外して)じゃあ、これは?」 大竹「用務員のおじさん」 きたろう「当たり!」 大竹「何やってるんだよ」 斉木、いつの間にかハンカチを持ち上げると、ハンカチの後ろの大根が宙に浮く。 大竹「おお、奥様が宙に浮いている」 斉木、元の位置に戻す。ところがハンカチが外れ、ネタがばれる。 大竹「ネタがばれているんだよ。ここでお客さんを静かにさせちゃ、困るんだよ。ここは盛り上がっていくところはないか、何をやっているんだよ」 斉木「すみません(と、ハンカチを仕舞う)」 大竹「もういい。君たちには頼まん。私が見本を見せる」 二人「見本!」 大竹、テーブルの下から包丁を取り出して、大きく構える。 斉木「おお、レザーカット」 大竹、包丁を3回横に振りながら、葉っぱの部分を切っていく。 大竹「刈り上げ!」 きたろう「奥様だったじゃないですか」 大竹「うるさいな。夏だからこうなったんだ」 きたろう「私だってね、大根じゃなきゃできますよ」 大竹「大根じゃなきゃ、大根じゃなきゃできるんだな。これならどうだ、これならどうだ。やってみたまえ」 大竹、大根をよけ、テーブルの下からパイナップルを取り出す。 大竹「できんだろ、できんだろ。私にはできるんだよ。私に任せてみたまえ。行くぞ、ハーっ」 大竹、包丁を頭から三回振り下ろし、葉っぱの部分を切っていく。 大竹「テクノ!」 きたろう「先生の心がわかってきました」 大竹「わかってきたか、有難う!」 きたろう、パイナップルの葉の部分を掌で押しつぶして下げる。 きたろう「おかっぱ」 大竹「よくやった。わかってくれたな」 きたろう「私は優勝できますか」 大竹「できるぞ」 斉木「できるわけないだろ」 赤塚「久しぶりに見たナンセンスで、僕はこういうナンセンス好き。非常に楽しめましたよ、面白かった」 京「ずいぶんダジャレがでてきた」 鳳「チームワークが大変よくなった」 赤塚「シティボーイズのスタイルが確立したって感はあるね」 東「先の楽しみができてきて、いいなと思う」 結構受けたのだが、10週目にしてはネタが弱いといわれて不合格。「山野愛子」をネタにしましたが放送ではカットでした。 | |
(爆笑オンステージ No.163 1983年6月4日放送) 斉木:倒産寸前の弁当会社社長 大竹:重役 きたろう:経理課長 社長、重役とともに嘆きながら登場。後ろに沈痛な顔の課長。課長から赤字の総額が50億円を聞いて愕然とするが、課長曰く「会社の赤字は1億円、残りの49億は私への接待費、交遊費、家を建てて、公園に私の銅像を建てて」 重役にぶっ飛ばされる。起死回生の手段で新しい弁当で当てようとする。 きたろう「今度の企画はこのアメリカン弁当」 二人「アメリカン弁当」 きたろう「これは米がうす味になっておりまして……。」 二人「駄目じゃないか。こりゃ。」 きたろう「そしてこれ」 大竹「(鼻をならして)ふん、ふん臭いな」 斉木「臭いですね」 きたろう「おなかをこわしていいように、正露丸弁当!」 二人「いいかげんにしろ!」 本当に弁当に正露丸が入っていて、楽屋が臭かったと山田康夫に暴露される。 | |
(爆笑オンステージ No.173 1983年8月13日放送) 大竹が経営するサラリーマン金融「阿漕」に、お金を借りようと土方姿のきたろうがやってくるが、2千円貸してくれ、サーフィンをする、銀行員だと適当なことを言いまくって、大竹に追い返される。 そこに、スーツでびしっと決めた斉木が登場し、椅子に座る。「いくらご入り用ですか」と尋ねる大竹に「家族計画のセールスに来ました」と斉木が答え、全員ずっこける。 お金を借りようとする斉木だが、利息が「とおとお」と聞いて首をひねる。なんと、10日で10割。そんな利息で借りた人なんていないでしょう、と二人で言っていたら、じつは大竹はその借りた人物だった。20万円借りたはずが、今では580万円だと嘆く大竹。そこで手提げ金庫に入っている金を見て、狂言強盗を思いつくきたろう。名案だとその計画に乗る二人だったが、きたろうが山分けの場所を言わなかったり、特定できないところだったりと、いい加減なことを繰り返す。さらに狂言強盗に必要だとおもちゃのピストルを出すは、ポケットから出したきゅうりを大竹の手にもたせ、さらに玉ねぎまで出してそばに置く。そのとき、斉木がピストルを出し、お金を全部奪って逃走。そうすればよかったか、ときたろうがあらためてピストルを構え、金を出せ、というが「きゅうりしかねえよ」と叩いて落ち。 | |
(10週目再挑戦合格 グランプリ受賞 No.177 1983年9月10日放送) (ナレーション) 久々のグランプリ狙いの登場だ。ここまで来るのに二年。まさにスターの道は細くて長かった。いけ、グランプリ。シティボーイズだ。 核シェルターのコント。生きている事を確認するため「僕らはみんな生きている」を暗く歌うギャグに爆笑。きたろうが飲料水を入浴に使いパ二ックに。 この後、三人はかつて仲間だったじゃないか、と懐かしの「探検隊遭難ネタ」「学生運動ネタ」を披露。再び核シェルターの場面に戻り、最後はタイムカプセルに何を残そうかという話になる。 | |
(爆笑日米野球 No.234 1984年10月27日放送) 三人の審判のミーティング、的なネタで、判定を外人選手が不服として盾ついた時の対処などをやってました。 | |
(五周年記念特別企画 傑作・名作特集パート3 No.259 1985年4月27日放送) 超常現象が存在するかどうかを検証するテレビ番組のコント。司会が斉木。超常現象研究家がきたろう。存在を否定する科学者が大竹。 きたろうは傘とおみやげの袋を持って登場。大竹に「結婚式帰りのおじさんか!」と突っ込まれる。 きたろうは超常現象の存在を証明するために、まず詩の朗読をする。当然「なんで詩の朗読なんだよ!」と突っ込まれる。 詩の朗読後、数々の超常現象を証明した写真を紹介。集合写真で手が一本だけ多い(後ろに一人隠れているんだよと突っ込まれる)とか、「普通の心霊写真は手が映ってますよね。この写真には足が映ってます」と、逆さに足が映っている写真、あとから別の写真を貼り付けましたとしか言いようのない顔だけ浮かんだ写真(貼り付けただろうと突っ込まれる)とか、UFOを指さす二人(大竹はわざわざ灰皿二枚をポケットから取り出し(あんた、こんなものいつも持ち歩いているんですかと逆突っ込み)、こうやっただろうと突っ込む)など、ばればれのインチキ写真ばかり。 さらに私には超能力がある、念力があると、司会の斉木に傘を渡す。「私の念力で傘を開いて見せます」というが、大竹は「まさか自動傘を開くんじゃないだろうな」と突っ込む。動揺しながらも念力で見事傘が開き、斉木は驚く。 呆れて帰ろうとする大竹を捕まえて、きたろうは最後、「私には予知能力がある」という。 オチは……忘れた。 | |
1971年秋、俳優小劇場付属俳優養成所を中退した仲間で劇団「表現劇場」結成。 このときの仲間が風間杜夫さんとシティボーイズの3人です。 | |
東京の大学生だった3人と風間杜夫はラーメン屋でアルバイトをしていたそうです。 大竹まことと風間杜夫は気性が荒く、出前先のお客としょっちゅうぶつかっていたそうです。結局解雇されてしまったそうです。 斉木しげるはとにかく要領がよく、仕事を覚えるのが早く、出前みたいな大変な仕事はせず、トラブルからは上手く逃げたり、都合よくアルバイトを休んだり、辞める時は潔く何のトラブルも抱えずに辞職していったそうです。 最終的には、不器用なきたろうが残って皿洗いや、出前や、掃除や、調理と何でもやらされる羽目にあった……ときたろうさんが言ってました。 なんか三人の個性が出ている話でした。 NHK『YOU』の青春プレイバックに風間さんが出た時、一緒に住んでたと(まだ出立ての)シティボーイズが付き添ってて、そんなに売れてなかった大竹さんが平気で風間と呼び捨てにしてました。凄い態度だなと思ったけど、あれが自然だったのですね。 風間さんの本でもシティボーイズの事に触れてましたから…。 | |
元々は番組当初に出演する予定だったが、フジテレビのレギュラー番組(1980年10月4日から1981年3月28日、12:00~12:30に放映された『大進撃! おもしろ組』。マギー司郎、ゆ~とぴあ、春やすこ・けいこの名前もあり)が入り、出演せず。そのレギュラー番組がパッとしなくなり、出演しなくなってからお笑いスタ誕挑戦。 | |
食わず嫌いに大竹さんが出てて、当時の話をされてました。 (お笑いスタ誕)当時は方南町に稽古場があって一緒にネタを見せ合っており、とんねるずのネタをみて大竹さんが「いいんじゃねぇかお前らそれで。解んねーよお前らのよ」と言ってたらしいです。 シティボーイズはコント前に発声や走り込みに柔軟体操をしてたのに対して、とんねるずはいきなりコントを始めてたのが、大竹さんには驚きだったそうです。何か2組の個性が出てる話ですね。稽古場のレンタル料はシティボーイズ持ちで、返せお前らって言ってました。 | |
グランプリ受賞時の大竹の台詞。「私は落ちる方に賭けていたんですけれどねえ」。 | |
第2回オープントーナメントサバイバルシリーズに出場する予定であり、前夜祭までは登場したが、きたろうが交通事故にあったため消滅。代打出場はぶるうたす。 | |
(大竹さんは) 確かシティボーイズとして、「花王名人大賞」の新人賞か何かを受賞した時に、コメンテーター役をしていた横山やすしのインタビューに感想を聞かれたにもかかわらず、全く何も答えなかった記憶があります。 | |
大竹さんと言えば花王名人大賞。 さだまさしさんと一緒の舞台に立ち、あの目付きで「おい、さだ」と絡み始め、挙句の果てに「そこのハゲ」と暴言吐いて全員に止められたシーンが未だに忘れられません。 「(この人、凄いわ)」と感心してたら、やっぱ売れました。 その後にさださんの番組に呼ばれて、萎縮してたのも面白かったです。全員でコントやってたし、受け入れたさださんも大したもんでしょう。 | |
芝居は本当に上手かったです。シュールな笑いが好きでした。ただし、よく審査員の赤塚不二夫から言われていましたが、「笑いが一歩も二歩も先に進んでいる。半歩でいいんだよ。そうじゃないと客が付いていかないよ」という意見にも納得は出来ました。 | |
1986年 第14回日本放送演芸大賞ホープ賞受賞(最優秀ホープ賞はコント山口君と竹田君) 1986年 第6回花王名人大賞最優秀新人賞受賞 | |
大竹まこと「俺の背中に火をつけろ」(1987) 大竹まこと「文藝春秋」(LP)(1987.2) 大竹まこと「スピノザ」(1988.6) 斉木しげる「恋人たちのゴム脳」(1994.5) シティボーイズ「愚者の代弁者、西へ」(全13曲)(1994.12) 他多数 | |
多数あるので省略 | |
現在は三人ともアッシュアンドディ・コーポレーション所属。それぞれソロでも活躍すると共に、年に1回、三人による舞台も行っていました。息のあったコントは健在です。お笑いスター誕生当時のネタはシティボーイズライブではやらないそうです。 2017年を最後にシティボーイズとしての公演は行われていないが、2019年8月「ASH&Dライブ2019」でコントを披露。2021年5月放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)で勢揃いしている。2023年2月17日のラジオ特番『SAYONARAシティボーイズ』ではトークのほかにコントも披露した。 2023年4月1日より新番組『SAYONARAシティボーイズ』(土曜午後7時~同7時半)が文化放送でスタート。冠番組はラジオ・テレビを通じて初とのこと。 | |
きたろうの公式HPPINKY YELLOWがあります。きたろうさんのエッセイや読んだ本の感想、シティボーイズのライブ状況などが載っています。 | |
斉木しげるのトークショーのHP、しげるの素 斉木しげるトークショーです。 |
清水アキラ | |
1985年1月19日(第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ) | |
第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。 | |
ギターものまね漫談。 | |
本名清水章。1954年6月29日生。長野県出身。 元ザ・ハンダース。ハンダース時代に出した『ハンダースの思い出の渚』はかつてのGSの名曲をものまねで綴るという趣向ですが、これが30万枚の大ヒット。このとき、ほとんどのものまねをしたのは清水アキラでした。関係ないけれど、元国体出場のプロスキーヤー。 お笑いスタ誕には、最初アキラバンドとして登場。 | |
「すにーかーぶるうす」の替え歌。かなり不適切な歌詞。 とんねるずの生ダラで貴明さんがこれを唄って、サビの所が「ピー」でした。 あんな不適切な歌詞でも80年代はオンエア出来たんですネ。 ♪ペアで揃えたじか足袋 春夏秋と駆け抜け… じ~いさんさん じいさんばあさん ×××××♪ (後に「ものまね王座」でも披露) | |
あまり面白くありませんでした。 | |
清水アキラ「ブラブラ族」(1981):ストリーキングの歌 清水アキラ「OKANE・かして」(1985.11) 青江三奈&清水アキラ「ラーメンブルース」(1991.9) 清水アキラ、小林由紀子「長野オリンピック音頭」(1992.7) 清水アキラ「今この道を」(2007.11) 他にもあり。 | |
後にフジテレビ『ものまね王座決定戦』のものまね四天王としてブレイク。もっとも、この人の場合は再ブレイクと言うべきか。ブレイクするまでは、かなり苦労されていた様子。ものまね四天王としてのコンサート以外にも、個人でのコンサート、ミュージカルなどに出演。清水アキラ事務所を作り、色々な場所で活躍しています。下品な部分はありますが、自分の芸風というのをしっかり持った上でものまねをするのですから大したもの。 現在は「清水エイジェンシー」を設立し、頑張っています。所属タレント(斉藤ルミ子など)とともにミュージカルも行っています。 | |
2007年で芸能生活30周年。こちらにその記事が出てきます。 2007年11月21日、東京・目白の椿山荘で開いた30周年感謝パーティーで、ハンダースが27年ぶりに再結集。桜金造、あご勇、中本賢、鈴木末吉が集まり、1日限りの再結成を果たした。 また、2007年12月25日のフジテレビ「爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル」でも5人が出演。「ハンダースの想い出の渚2007」を披露。 |
じゃんけんぽん | |
1980年5月10日(第1期グランプリシリーズ) | |
1週落ち。 | |
殺陣コント。 | |
東野正志:本名東野圭祐。1954年3月15日生。大阪府出身。 笠谷史郎:本名市井範博。1948年6月21日生。兵庫県出身。 柴洋子:本名:大柴繁代。1953年生まれ。 芝居畑の2人に柴洋子を加え1978年、異色の剣劇トリオを結成。松竹芸能所属。 | |
新聞紙を束ねて破り、切られた音をやっていました。後半唐突にじゃんけんを始めるのが変でした。メンバーにやたらぶるうたすに似た人がいました。(テレビ演芸にて)0週勝ち抜き。 | |
コントとしては完成されていない。 | |
1980年 第1回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール 福笑い大賞受賞 1983年 第13回NHK上方漫才コンテスト最優秀賞受賞 | |
宝塚61期生のファッションモデル・田村ケイなる女性が歌う『大阪・盛り場24時』(1982)のB面『大阪ロンリーナイト』のデュエットの相手がじゃんけんぽんの東野正志(しかしジャケには登場せず)。 | |
春やすこ・けいこ、ミヤ蝶美・蝶子、ミヤ蝶代・花代、Wさくらんぼ、この4組の面々で1980年ころ、「ギャルズクラブ」と称して、当時なんばCITYにあった小ホールで定期的に公演を行なっておりました。後にやすこ・けいこさんが大変忙しくなった為でしょうか、参加されなくなり、残りの3組プラス「じゃんけんぽん」の柴洋子さんを加えた7人で、漫才ありコントありといった感じのライブを1981年半ばまで行なっておりましたね。お笑いスタ誕の影響もあって、蝶美・蝶子さんが大変な人気だったような記憶があります。 ミヤ蝶代さん(後の町野あかりさん)のギャグ「うとうとーとしてた」もここでは浸透してたような気が……。 ギャルズクラブ、下北沢でもライブやったんですよ。スーパーマーケットというライブハウスで。 やすけいは『GORO』でヌード披露したばかりで大人気。2曲をうたってさっさと帰りました。あとは6人でコントやったりトークやったり。仕切りは蝶美でした。ちなみにゲストがブレイク前のコサキン。当時同じ場所でミッドナイトコントをやってた関係からだったんでしょうね。 | |
NHK上方漫才コンテスト受賞後の1984年、柴が脱退。男性2人組で、関西を中心に活動。殺陣コントはそのまま。 | |
2005年頃解散。それ以前にも笠谷さんが病気で休んでいたので、それが原因か? 笠谷さんは中央区千日前で串かつ処「いちい」という店をやっています。(すでに閉店か?) 東野正志はピンで活動。所属する松竹芸能のオフィシャルサイト、松竹芸能 オフィシャルサイト内のタレントプロフィールに経歴等が載っています。 |
松竹梅 | |
1985年5月11日(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ) | |
第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ第3位(敢闘賞)。 第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ準優勝。 第7回オープントーナメントサバイバルシリーズ準優勝。 | |
コント。 | |
松みのる:本名松下信幸。1953年1月14日生。兵庫県出身。 梅村達也:本名中村達也。1966年3月5日生。大阪府出身。 竹田倫克:本名信田倫克。1962年5月14日生。大阪府出身。 松みのるは、元吉本興業所属。Wヤング門下で、みのる&ゆたかとして1977年デビュー。交通事故にあって吉本興業を辞めた後、東京で出会った二人を誘い、1985年正月に松竹梅結成。 | |
女装ネタでは、竹田が割と常識的な鎌田よしみ、梅村がちょっととぼけたところがある早乙女れいこ、松が完全にずれていておっさんくさい亀岡のりこという名前で固定されていた。 | |
松「左乳首のほくろから5cmくらい毛が生えてるの。引っ張って」 竹田が「ぴっ」と引っ張ると 松「いった~い!のぉ、亀岡のり子です」 | |
締めのところでよく使われたのが、3人ハモってふりを付けながら 「やりとうて、やりとうて、たまらん」、とか「情けのうて、情けのうて、たまらん」というのが定番だった。 | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ前夜祭 1分間PR合戦 No.261 1985年5月11日放送) 燕尾服を着た3人が登場。真ん中になっている竹田はラジカセを持っている。 ラジカセを置き、三人は無言でガッツポーズ。 竹田がラジカセのスイッチを入れると、三味線の音が流れる。そして「浪花節だよ人生は」のイントロが始まると同時に、左右にいた松と梅村が背を向け、燕尾服をまくり上げ、背をかがめると、ズボンのお尻の左右部分が丸くくりぬかれている。 そしてリズムに乗り、竹田が二人のお尻を交互に叩きまくる。 最後の音楽が終わる直前、二人は元通り正面を向き、今度は竹田が背を向け、お尻を見せるとそこには左右部分が丸くくりぬかれていて、「終り」の文字。 ちょうどこれで1分。 PR合戦で全くしゃべらなかったのは初めて。初登場にして、インパクトのあるネタだった。 | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦 82点○ No.263 1985年5月25日放送) 松と竹田が大阪から東京へ逃げ出してきたヤクザ。そこへ梅村が扮する色々な人が通りかかるので、カツアゲをしようとするが、ことごとく失敗するというもの。 特に梅村が女子高生に扮してきたときは、松が「おい、カモがネギしょってきた」とほくそ笑んでいたら、本当に梅村が長ネギを口にくわえていた。 今ひとつのところがあったが、5組中3番目とギリギリ1回戦突破。講評の中で京唄子が、「女装可愛かったわあ、面白かったし」と言ったことから、以後は女装コントに開眼する。 | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦 91点○ No.267 1985年6月22日放送) 松:亀岡のりこ 竹田:鎌田よしみ 梅村:早乙女れいこ OLの鎌田、早乙女がベンチで話をしていると、嫌われ者のOL亀岡が現れる。 亀岡「あんたたち、お昼に何食ったの」 早乙女「社員食堂のAセット」 鎌田「私はBセット」 亀岡「貧乏ったらしいわね。私なんかフランス料理よ」 早乙女「凄いわねえ」 鎌田「それで、本当は何を食べたの」 亀岡「焼きそばとたこ焼き」(二人ずっこける) 鎌田「あんた、彼とどこまで行ったの」 早乙女「最後までよ。最後まで」 鎌田「ええ、Cまで行ったの。自分を大切にしなくちゃ」 早乙女「だって、彼のこと、愛して居るんだもん」 亀岡「そうよ、彼のこと愛していたら、Cなんて当然よ」 鎌田「あなた、Cまで行ったことあるの」 亀岡「勿論よ」 鎌田「ところで、Cってなんのことか知っているの」 亀岡「勿論。千代の富士」 早乙女「違うわよ。長州力」 (ずっこけながら)鎌田「じゃあBは?」 早乙女「ボボ・ブラジル」 亀岡「播竜山」 (ずっこけながら)鎌田「じゃあAは?」 早乙女「アニマル浜口」 亀岡「天の山」 亀岡を放っておき、早乙女と鎌田でバトミントンを始める(ラケットは本物。羽根はなし)。 鎌田「ねえねえ、れいこ。彼、何のお仕事やっているの」 早乙女「うん、売れないけれど絵描きなの」 鎌田「凄いわねえ。ところで本当は?」 早乙女「看板描き」 鎌田、思わず羽根を落とす。 亀岡「ねえ、ねえ。私もバトミントンやりたい」 鎌田・早乙女「はい」(と二人ともラケットを渡す) 亀岡、二本のラケットで行ったり来たりしながら、バトミントンを始める。 亀岡「ねえねえ、のりこ」 亀岡「なあに、のりこ」 亀岡「あんたの彼氏、何やってんの」 亀岡「ギタリスト。弾き語りやっているの」 亀岡「すごーい。それで本当は?」 亀岡「ひびきわたる」 (ラケットを放り出して)「やってられんわ」 | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝Aブロック 98点○ No.270 1985年7月13日放送) 竹田「私、このヘアサロン、サロン・ド・マーキュリーの店長、ビューティー澤地山でございます。(腕時計を見ながら)しかし、今日から新しいインターンの子が来るって聞いてたのに、遅いわね。最近の子は、全然時間を守らないでしょ。嫌になるわねえ。インターンまだかしら、インターン。インターン、インターン」 松 「おはようございます」 竹田「あなたが新しいインターン?」 松 「はい」 竹田「遅いじゃないの」 松 「待ってへん」 竹田「何を言ってんの」 松 「踊ってへん」 竹田「しょうもないことは言わんでいいから」 松 「はい」 竹田「早速今日からここで仕事をしてもらいますからね」 松 「はあい」 竹田「あなたの名前は」 松 「亀岡のりこ、どえーす」 竹田「何が亀岡のりこ、どえーす、よ。そんな田舎臭い名前は、このサロン・ド・マーキュリーには似合いません。私のような、アメ~リカンナイズされた名前に変えなさい」 松 「じゃあ、マドンナのりこ、どえーす」 竹田「誰がマドンナよ」 松 「(歌って踊り出す)ライク・ア・バージン」 竹田「あんた、顔と名前がバラバラやないの。じゃあ、私が考えてあげますから」 松 「はい」 竹田「あなたの名前は、そう、ゴンザレスのりこ」 松 「ゴンザレス~?」 竹田「そう、いい名前でしょ」 松 「のりこいやーん、のりこいやーん、のりこいやーん」 竹田「変わった自己主張するわね。じゃあもうマドンナのりこでいきなさい」 松 「(歌って踊り出す)ライク・ア・バージン」 竹田「踊らんでいいから。じゃあまず、ここの専門用語教えますからね、まず」 松 「(手を上げながら)はい、先生。専門用語は勉強してきました」 竹田「あら、勉強してきたの」 松 「はい」 竹田「えらいわねえ。じゃあ、言ってみてごらんなさい」 松 「醤油が紫で、ショウガがガリで、お茶があがりです」 竹田「誰が寿司屋の専門用語言えって言ったの」 松 「男がロセンで、女がタレです」 竹田「それは芸能界用語でしょ。私が教えますから。おトイレ」 松 「おトイレ」 竹田「おトイレはサンサンと言います。お客さんの前で、おトイレに行くというのは失礼にあたるでしょ」 松 「わかります」 竹田「おトイレはサンサン。これだけはしっかりと覚えておくようにね」 松 「わかりました」 竹田「あとそれからね」 梅村「すみませ~ん」 竹田「あら、お客様だわ」 梅村「すみません」 竹田「やりながら教えますからね」 松 「はい」 竹田「いらっしゃいませ」 松 「(何もしない)」 竹田「あんた、横で何ボーっと立ってるのよ。お客様が来られたらご挨拶でしょ」 松 「いらっしゃ~い、社長。千円ぽっきりよ」 竹田「そんなのどこで覚えたの」 松 「(スカートの裾をまくりながら)クイーンズサロン」 竹田「そこまでせんでいいから。それではお荷物、お預かりします」 梅村「お願いします」 竹田「(鞄を受け取り、松に渡す)はい」 松 「(鞄を受け取り、仕舞う)」 竹田「(椅子を準備しながら)お客様、こちらの席へどうぞ」 梅村「どうも」 竹田「今日はどんな風になさいますか」 梅村「あのね、松田聖子の可愛いやつあるでしょ。あんな感じでお願いします」 竹田「かしこまりました。あんた、何そこでボーっと立ってるの。お客様の髪型が決まったら、クロスを掛けるんでしょ」 松 「はい(と、梅村の首元にクロスチョップをする。何回もする)」 梅村「(思わず、猪木の顔で応戦)」 竹田「(松の背中を叩く)」 松 「(竹田にもクロスチョップ)」 竹田「誰がクロスチョップ掛けって言ってるのよ」 松 「(ロープを渡す)」 竹田「(ロープだったのは、首吊りの輪。梅村の首にかける)お前が、サラ金に手を出したばっかりに」 梅村「後は頼むでー。(首をがくっと落とす)」 竹田「何で、私が首吊りの片棒を担がないとあかんのよ。そこの布でしょ、もう」 松 「これですか(と渡す)」 竹田「もう、この子は。(梅村にシャンプーの時のクロスを描ける)これをクロスっていうの。お客様に謝って」 松 「どうも、すみません(とまた、クロスチョップを掛ける)」 竹田「何やってんのよ、もう」 梅村「あなた、面白い人ねえ」 松 「はい」 梅村「いいクロスチョップだったわよ」 松 「ありがとうございます」 梅村「お名前、何て言うの」 松 「マドンナのりこ、どえす」 梅村「いやあ、可愛い名前ねえ」 松 「マドンナのりこです」 竹田「やかましいわね。(梅村の髪を見ながら)じゃあ、失礼します。あら、お客様。だいぶ毛が痛んでます」 梅村「そうなんです。最近枝毛でね、困ってるの」 竹田「困りますわねえ」 松 「先生、サンサンのおしっこに行きたいです」 竹田「あんた、何言ってるのよ。教えたでしょ」 梅村「先生。まだ入ったばっかりなんだから、何もわかんないんだからね」 竹田「すみません、もう。もう一度言ってごらんなさい」 松 「はい。(しゃがみこみながら)サンサン行きた~い」 竹田「何やってるのよ、もう。いい加減にしなさい」 梅村「先生、あたしのことだったらもういいんだから、もう早く髪をして」 竹田「そうですか。のりこさん。綺麗な人はサンサン行かないの。あなたは」 松 「じゃあ、のりこも行かな~い」 竹田「そうでしょ。次は洗髪ですから、頭にかけるやつ」 松 「はい、先生(と手渡す)」 竹田「サザエさん家のふりかけ(と袋のふりかけを頭にかける)。ちゃららーん(とふりかけの袋を捨て、ポケットからスリッパを取り出す)」 松 「(あとずさりながら)先生。唄子師匠が、スリッパで頭を叩いたら、あかんって」 梅村「(頭のふりかけを落としながら)あんたたち、なにするのよ。(ふりかけの匂いを嗅ぎながら)タラちゃんね」 竹田「もう、洗髪と言ったらシャンプーに決まってるでしょ。早くして」 松 「はい(とシャンプーのボトルを渡す)」 竹田「じゃあ、失礼します。(シャンプーを本当に梅村の頭にかける)はい、これ持ってて(と松に渡す)」 松 「はい(と受け取る)」 竹田「(髪の毛をシャンプーで洗いながら)お客様」 梅村「はい」 竹田「どこか、かゆいところはございませんか」 梅村「最近ね、ふけ症で困ってるんですよ」 竹田「本当にそれは、困りますわねえ」 松 「先生、先生。私にもシャンプーやらせてください」 竹田「あなたにはまだ早いから、そこで見ていなさい」 松 「先生、それぐらいでしたら私にもできそうですから」 竹田「あんた、そんなにやりたいの。」 松 「やりとうて、やりとうて、たまらん」 竹田「いちいち変わったリアクションするわねえ。やってみなさいよ」 松 「ありがとうございます。本当にきれいな頭ですね。(髪の毛をてっぺんでとがらせながら)先生、見て」 竹田「ちゃららーん(ポケットからスリッパを取り出す)」 松 「先生、唄子師匠」 竹田「(スリッパをポケットにしまう)もっとまじめにやって」 松 「はい。(再び梅村の頭に戻る。今度は角を二つ作って)先生、見て。鉄腕アトム」 竹田「(『鉄腕アトム』の唄にのせて歌い出す)ランランララララーン」 三人「(京唄子の方を指差しながら)見てる~、唄子~、電球見てる~(点数ボードの方)」 竹田「ここはミュージカルバー? 何を考えてるのよ。お客様に謝って」 松 「どうも、すみません(とまた、首筋にクロスチョップ)」 梅村「あなた、いいクロスチョップねえ。本当にあなたって、可愛いわ(と立ち上がる)。あなたみたいな(と突き飛ばす)」 松 「いやあ」 梅村「ほんとうに(と投げ飛ばす。帰ってきたところを投げ捨てる)あほかー」 松 「(スライディングになったため、腹を押さえながら)あつあつ」 梅村「何考えてるんや(と投げ飛ばし、倒れ込んだ松を踏みつける)この野郎」 竹田「お客さん、お客さん」 梅村「なんや!」 竹田「男になってます」 梅村「もう、怖いお店だこと」 二人「ええかげんにせい」 三人「どうも、ありがとうございました」 最後の出演者だったこともあり、審査発表でも梅村はシャンプーを付けたままだった。 「不気味なところもあるが、笑いですべて消し去っている」「新鮮な魅力と変な魅力がある」「女性の形だが男性のギャグで笑わしている」「最後の度付き合いは止めた方がいい」「涙流して笑った。グロテスクなところがあるけれど面白い」 | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ決勝 85点3位 No.272 1985年7月27日放送) 3人の女子高生が修学旅行で同じ部屋に泊まるネタ。緊張していたか、慌てて作ったのか、ネタとしては今ひとつ。 | |
3人でビーチバレーか何かをしている時に、誤って客席の方にボールを飛ばす(もちろんネタ)。 すかさず松がとりに行ってボールを舞台に戻したのはいいが、背が低いせいか自分が舞台に上がれない。 そこで竹が松の頭を片手で掴んで引きずり上げる(持ち上げられる時、松は軽くジャンプしてガニマタ状態で舞台に着地)。 元ネタは関西の「ジュン&ダン」という人達だそうです(僕は見たことありません)。 →(漂泊追記)吉本興業所属の「隼ジュン&ダン」です。 | |
(第6回オープントーナメントサバイバルシリーズ準決勝 98点○ No.292 1985年12月21日放送) 松:亀岡のりこ 竹田:鎌田よしみ 梅村:早乙女れいこ 売り子姿の二人が登場。 竹田「さあ、今日も一日頑張りましょう。れいこさん、今日は新幹線、東京福岡往復ですからね」 梅村「はーい」 竹田「それと、今日から私たち新幹線車内販売に、新しくアルバイトの子が入りますからね。あなたもその子のお手本になるようにね」 梅村「はーい。ねえ、よしみさん。どんな子が来るんですか」 竹田「どんな子? そーねー、ここに履歴書があるからちょっと読んでみるわね」 梅村「えー、読んで読んで」 竹田「えーと、名前が亀岡のりこ」 梅村「亀岡のりこ」 竹田「そう。長所、本田美奈子に似ている」 梅村「えー、本田美奈子!」 竹田「そうよ」 梅村「れいこより本田美奈子に似ていたら、(ふりを入れながら)どーしよ、どーしよ、どーしよ」 竹田「どこが本田美奈子なのよ。なんて履歴書なの」 梅村「のりこさんはまだ来ないの」 竹田「(腕時計を見ながら)おかしいわね、もうそろそろ来るはずなんだけど。(舞台脇を見ながら)あらー、あれ違うかしら?」 梅村「あー、来たー」 松「おー、おおおおおー。咽喉から血が出るじゃないの」 竹田「やかましいわね。あんた、誰よ」 松「左乳首のほくろから5センチくらい毛が生えてるの。引っ張って」 竹田「ピ(と引っ張る)」 松「痛ーい、でおなじみの亀岡のりこです。(三人でお辞儀)」 竹田「それはそうと、あんた今何時だと思ってるの?」 松「やだー」 竹田「顔は本田美奈子に全然似てへんし」 松「うそー」 竹田「いきなり遅刻してるでしょ」 松「いんけーん?」 竹田「あんた馬鹿にしてんの!」 松「びえーん(と泣きだす)」 竹田「何泣いてんのよ」 松「のりこ泣いたりして、まだまだ甘えんぼさん。世間知らずさんね」 竹田「なーにが甘えんぼで世間知らずよ。鬼に金棒の身の程知らずが」 松「えー」 梅村「無理もないわ、初めてなんだから」 松「頑張るぅ」 竹田「頑張るじゃないでしょ。じゃあ早速今日から新幹線に乗ってもらいますが、その前に練習してもらいます」 松「稽古ですか?」 竹田「まずは私がお手本を見せます。よく見ておくように」 松「わかりました」 竹田「こうやってワゴン押してきて、自動ドアが開いた。お邪魔します。(ワゴンを押す真似をしながら)あったかいコーヒーにサンドイッチ、ウイスキーの水割りにビール、おつまみはいかがでございます。カスタードプリンにヨーグルトムース、アイスクリームはいかがでございます」 松「ちょうだい、ちょうだい(と手を出す)」 竹田「何を言ってんの(と手を叩く)。今のようにやってごらんなさい」 松「おじゃまします(となぜかしなを作る)」 竹田「あなたは南洲太郎か? もっとちゃんとやって」 松「お邪魔します。お邪魔します。お邪魔します」 竹田「こら。あんたは邪魔してばっかりやないの。この先を言わな、あかんでしょ。あったかいコーヒーでしょ」 松「はいはい。あったかいコーヒーにあったかいビール、あったかいアイスクリームはいかがですか」 竹田「こら。あんた、みんなあったかいやつじゃないの。違うでしょ、他にもっということがあるでしょ」 松「他に言うことが、あったかい?」 竹田「チャララーン。じゃあ次は、実際にワゴンを使って練習しますわね。じゃあ、ワゴン持ってきて」 松「はい(と舞台脇に行く)」 竹田「もう、こんなことやったら、私、先が思いやられるわ」 梅村「よしみさーん。れいこがいるから、大丈夫」 竹田「あなたも心配やわ! じゃあのりこさん、持ってきて」 松「(ワゴンを持ってくる)なんか、乳母車みたいですね」 竹田「そう?」 松「可愛いベイビー♪」 竹田・梅田「(手を振りながら)はいはい」 松「(歌い続けようとするが)」 竹田「ちょっと。なんで歌わないとあかんの。あんたはいったい何年居るつもり」 松「可愛いベイビーも、今は39歳ベイビー。(中尾、山田大爆笑)○○○(ここ、爆笑が多くてよく聞こえず)」 竹田「あるか、そんなもん。作ってるわけないでしょ。第一、ワゴン持ってきたら最初は景気よくご挨拶でしょ。では、もう一度れいこさんにお手本みせてもらいますから、れいこさん、もう一度見せてあげて」 梅村「はい。(ワゴンを持って)おじゃ、おじゃ、(男声で)お邪魔します!」 竹田「びっくりさせてどないすんのよ。元気出しすぎでしょ。もっと力を抜いて」 梅村「お邪魔しま~んよ」 竹田「あんたは井上竜夫か。力抜きすぎじゃないの。見てごらんなさい。のりこさん、いまだにおひいきやってるじゃないの」 松「(なぜかバレーボールのしぐさ)」 竹田「何がワールドカップよ。いいですか。じゃあ次は、沿線名物やってもらいます。これはれいこさんも入ってやってもらいますからね。」 梅村「わかりました」 竹田「じゃあのりこさんは、これ持って(と立ち売り箱を渡す)」 松「わかりました」 竹田「ちゃんとしてね。じゃあ、れいこさんからね、先」 梅村「失礼します。(ワゴンを動かしながら)東京名物、雷おこしは、いかがでございます。失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「じゃあ今の要領でね、やってごらんなさい」 松「(立ち売り箱を持って歩きながら)お邪魔します。浜松名産、夜のお菓子、うなぎパイはいかがでございます。どうも失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「はい、次」 梅村「(左手の舞台脇からお菓子を持って登場)お邪魔します。名古屋名物、青柳ういろうはいかがございます。失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「はい、次」 松「(左手の舞台脇から立ち売り箱を持って歩きながら)お邪魔します。浜松名産、夜のお菓子、うなぎパイはいかがでございます。失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「はい、次」 梅村「(左手の舞台脇からお菓子を持って登場)お邪魔します。京都名物、生八つ橋はいかがございます。失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「はい、次」 松「(左手の舞台脇から立ち売り箱を持って歩きながら)お邪魔します。浜松名産、夜のお菓子、うなぎパイはいかがでございます。失礼しました(そのまま右手の舞台脇に急いで消える)」 竹田「はい、次(どんどんテンポが速くなる)」 梅村「(左手の舞台脇からお菓子を持って登場)お邪魔します。(そのまま走って)失礼しました(そのまま右手の舞台脇に消える)」 竹田「はい、次(さらにテンポが速くなる)。早くしなさいよ」 松「(左手の舞台脇から立ち売り箱を持って歩きながら)お邪魔します。浜松名産、夜のお菓子、うなぎパイはいかがでございます。失礼しました(疲れて声がかすれている。そのまま右手の舞台脇に急いで消える)」 竹田「何を言ってるの。れいこさん、今度は広島よ、広島、急いで」 梅村「(左手の舞台脇から走りながら)広島名産(そのまま右手の舞台脇に走り去っていく)」 竹田「何を言ってるか、わからないやないの。のりこさん、じゃあ今度は山口よ、山口。もううなぎパイはあかんわよ」 松「(左手の舞台脇から猫車を動かしながら)山口名物、宇部セメントはいかがですか」 竹田「何運んでんの?」 松「生コンです」 竹田「違うわ。新幹線で生コン埋めてどないすんの。しょうもない、あんた、早くどっか行きなさい」 松「(右手の舞台脇に歩きながら)私、えらいわ」 竹田「早く行きなさい」 松「のりこのことは、そんなに責めんと」 竹田「まだ言うとるの」 松「(慌てて走り去る)」 竹田「じゃあれいこさん、今度は終点の福岡ですからね。れいこさん。れいこさん、あら。(反対を向きながら)のりこさん、のりこさん。あらあ、おかしいわね。(声を怖くしながら)まさかあの二人、さぼってるわけじゃないでしょうね(と中央のステージを見る。幕が開くと、二人が座ってくつろいでいる。気付いたれいこが慌てて煙草の火を消す)」 梅村「(階段を下りながら)博多名物、ハイライトに」 松「博多名物、ひよこの食べさしはいかがでございます」 梅村「(右手をよしみの方に差し出す)」 竹田「もー、あんたら何油売ってんの(とれいこの右手を叩く)」 梅村「(その右手が、隣にいるのりこの頭を叩く)」 三人「あ~、なさけのうて、なさけのうて、たまらん」 中尾ミエ、「化粧直させてください」というぐらい大爆笑。 | |
対決:東京の人vs大阪の人 ・竹田:ジャッジ(解説)する司会者 ・梅村:東京の人(何をするにしてもドライでクールに決める) ・松 :大阪の人(何をするにしてもイヤやしく暑苦しく決める) 竹田「東京の人と大阪の人はナンパする時、どういう違いが出てくるでしょうか? 徹底検証してみましょう。……まず東京の人からです。……」 梅村「ねえ彼女、僕と一緒におしゃれなレストランにでも行かない?」 竹田「さすがは東京の人ですよねぇ。これならたいがいの女の子はイチコロですよね~。一方の大阪の人はどうでしょう……」 松 「なぁ、ネエちゃん、茶~すすらへんか?……ズルズル(お茶を飲む仕草をする)……」 竹田「こんなんでついて行くオンナの顔が見てみたいですよねえ。」 竹田「次にキスをたくさんしたい時は、どう表現するでしょうか?……まず東京の人!」 梅村「キスしまくる(いともあっさり言う)」 竹田「続いて大阪の人……」 松 「ネブり倒す!!(と言い、 いやらしい手つきをする)」 | |
(第3回紅白大合戦 100点 No.303 1986年3月22日放送) 竹田:司会者 桂小金子 梅村:依頼人 早乙女麗子 松 :尋ね人 当時の人気テレビ番組『それは秘密です!!』(日本テレビ)のパロディ。 オープニングテーマが流れ、梅村が登場。 竹田「雨止んでひと傘を忘る。兎角人間は時の流れに過ぎし日のことを忘れがちなものです。推理と思い出のご対面。それは秘密です!! 私が司会の桂小金子です。それでは早速、今日の秘密さんに出てもらいましょう。秘密さん、どうぞ」 「かあさんの歌」のインストが流れ、梅村が登場。 竹田「今日の秘密さん、お名前は」 梅村「それは、秘密です」 竹田「(ずっこける)すみません、それはちゃんと言ってください。お名前は」 梅村「麗子はね、早乙女麗子です」 竹田「今日はどちらの方から」 梅村「麗子はね、耳に息を吹き替えるのは、止めてね。(梅村が耳を差し出し、竹田が息を吹きかける。梅村、悶えながら)あ~~、ちょんじる~~大阪です」 竹田「本日はどうも、有難うございます。それでは早速、麗子さんから頂いたお手紙を読ませていただきます。5歳の時に、生き別れになった妹を探しています。妹さんをお探しですか」 梅村「はい。もう別れて20年になります」 竹田「20年にも。妹の顔は、本田美奈子にそっくりです。(梅村の方を向きながら)本田美奈子さんにそっくりなんですか」 梅村「はい。でも、麗子より本田美奈子に似ていたら、どーしよ、どーしよ、どーしよ、マリリーーーーン(踊りながら、『1986年のマリリン』を歌う)(我に返り、ハンカチを目に当て泣き出す)」 竹田「それでは、続きを読ませていただきます。私の妹の特徴は、左の乳首のほくろから5cmくらい毛が生えているの。引っ張ってピー痛い。こんな私にそっくりな妹を探してください。妹には、去年死んだ父の財産を半分与えなければならないのです。(梅村)お父さんの財産を」 梅村「はい。もし見つかれば、全部上げてもいいです」 竹田「あなたの気持ちはよくわかります。でも麗子さん、安心してください。私たちのスタッフが一生懸命探した結果、妹さんはなんとハワイに住んでいました」 梅村「ハワイ!」 竹田「はい。そしてハワイの人に引き取られて、今の名前はのりこ・デュペシュ・亀岡という名前になっております。それでは、20年間、離れ離れになっていました妹さんに出ていただきましょう。妹さん、どうぞ」 ムームーを着て、例を首にかけ、ハワイアンにのって登場。 松「私、ハワイから来ましたよ。のりこ・デュペシュ・亀岡です。イーローハー。ノー。アーロ―ハー」 竹田「あなたが妹ののりこさんですね」 松「オー、イエス!」 竹田「それでは失礼ですが、もう一度妹さんかどうか、試させていただきます」 松「はい」 竹田「あなたは、本田美奈子さんにそっくり?」 松「はい。マリリーーーーン」 竹田「どこが本田美奈子や」 松「長い、髪を、ほどけば」 竹田「わかりました。それでは、もう一つの特徴は?」 松「レッド、乳首のほくろから、ファイブセンチくらい、毛が生えているの。引っ張って」 竹田「ぴっ」 松「いたーい。マリリーーーーン」 梅村「間違いありません(と泣き崩れる)」 竹田「(梅村の方を向きながら)よかったですね。ではお姉さん、妹さんとの昔話をしていただけませんか」 梅村「子供のころ、二人でインコを飼ったことがあるんです」 竹田「インコを飼った。辛かったね」 梅村「そのインコに芸を教えたんです」 竹田「芸を教えた。悲しかったね。(正面を向いて)幼い姉妹(兄弟と呼んでいた)は、インコを飼って芸を教えました。辛かった。悲しかった。(松の方を向きながら)それではのりこさん、インコを飼ったことを覚えていますか」 松「イエース」 竹田「そのインコに芸を教えたことを覚えていますか」 松「オフコース」 竹田「そのインコにどんな芸を教えましたか」 松「プリーズ。お手」 竹田「お手?」 松「はい」 梅村「(顔をハンカチで隠しながら号泣)」 竹田「(正面を向いて)幼い姉妹は、インコを飼ってお手を教えました。辛かった。悲しかった。(松の方を向いて)寂しかった」 松「そして、そのインコを二人で仲良く」 竹田「可愛がった」 松「食ーべましたー」 竹田「食べた?」 松「はい」 竹田「のりこさん。いくらなんでも、インコは食べません。(梅村の方を向きながら)そうですね」 梅村「いただきました」 竹田「いただいたー」 梅村「はい」 竹田「(正面を向いて)幼い姉妹は、インコを飼って芸を教えて食べました。辛かった。悲しかった。(松の方を向く)」 松「うまかった」 梅村、立ち眩みのように倒れてしまう。 竹田「(慌てて梅村を立たせる)お姉さん、大丈夫ですか。お姉さん、興奮のあまり、倒れてしまったようです。それではお姉さん、妹さんの子供の頃のお話をお聞かせ願えます思い出は何かありませんか」 梅村「はい。麗子が、お父さんに叱られたときのことです。妹は叱られた私のために、フォークを口で加え、グレープフルーツを受けてくれました」 竹田「グレープフルーツを。幼い妹は、父に叱られた姉をかばうために、フォークを口で加え、グレープフルーツを受けました。辛かった。怖かった。さあ、本日はここで、それをやってくれるとのことです(と、テーブルの陰からフォークとグレープフルーツを取り出す)」 松「ノー、ノー。フォーク。グレープフルーツ。シュート。キャッチ。ディフィカルト」 竹田「イージー」 松「ノットイージー。フォーク。グレープフルーツ。シュート。キャッチ。ベリーディフィカルト」 竹田「イージー」 松「ノットイージー」 梅村「もしやってくれたら、財産全部上げるのになあ」 松「(フォークを掴んで)イッツシュート」 竹田「妹さん、やってくれる気になりました。それではお姉さん、お願いします(とグレープフルーツを渡す)」 梅村「(舞台の袖から)じゃあ、のりこ、行くわよ」 梅村、振りかぶって投げようとしたので、松、慌てて止める。 松「ノー、ノー。イッツ危ない。アンダースロー。イッツキャッチ、オーケー」 竹田「それではお姉さん、もう一度お願いします」 梅村「のりこ行くわよ」 松「(フォークを口にくわえ)うん」 梅村、グレープフルーツを放るが、松、額で受けて倒れる。 竹田「(グレープフルーツを拾いながら)のりこさん、頭で受けるのではなく、フォークで受けてください」 松「イッツ、ディフィカルト」 竹田「妹さん、だいぶビビっているみたいですね。それではお姉さん、もう一度お願いします(とグレープフルーツを渡す)」 梅村「はい。のりこ、いくわよ」 梅村、グレープフルーツを放る。松、口にくわえたフォークでナイスキャッチ。 竹田「お姉さん、良かったですね。他に話はありませんか」 梅村「はい。麗子がお母さんに叱られたときのことです。妹は私のために、火のついた紙を食べてくれました」 竹田「幼い妹は、叱られた姉をかばうために、火のついた紙を食べました。辛かった。熱かった。さあ今日は、これもやってくれるそうです(と、紙とライターを取り出す)」 松「オーノー。ペーパー。ファイヤー。マウス。イン。ベリーデンジェラス」 竹田「イージー」 松「ノットイージー。ペーパー。ファイヤー。マウス。イン。ベリーデンジェラス」 竹田「イージー」 松「ノットイージー」 梅村「もしやってくれたら、最優秀個人取れるのになあ」 松「プリーズファイヤー。最優秀個人取れるなら、やるがな。二十万円欲しいがな」 竹田「妹さん、かなりエキサイトしてきました。それじゃあ行きます」 竹田、松の持っている紙に火をつける。 松「ほんまに熱いがな。いくぞ、よし(と火のついた紙を口の中に入れる。口から白い煙が立ち上がる)」 最後、二人竹田の後ろに隠れる。 竹田「麗子さん、今日は本当に良かったですね。最後はお二人の絆を見せてください」 二人、顔を出し、口から紙テープを引っ張り出す。 竹田「あー、なんて素晴らしい。麗子さん、今日は本当に良かったですね」 梅村「はい。でも本当は、もう一人兄がいるんです」 竹田「どこにいるんですか」 梅村「こちらです」 舞台中央の幕が開くと、ブラック嶋田が登場。口から七色の紙テープを取り出す。 嶋田「ブラック嶋田だよ」 三人「あー、情けのうて、情けのうて、たまらん」 嶋田「何もない(嶋田の決め台詞)」 コント山口君と竹田君以来の100点獲得。 | |
(第7回オープントーナメントサバイバル準決勝Bブロック 94点○ No.316 1986年6月28日放送) (赤いドレス姿にカクテルグラスを持って竹田登場) 竹田「あー、やっぱり同窓会っていいわね。あ、ケイ子、久しぶり。そうよ、私今回の同窓会の幹事でしょう。私? 私、卒業して直ぐ結婚して子供もいてんのよ。おばんでしょ? いやあねえ。それじゃまたね。どうも~」 (梅村、白いドレス姿にカクテルグラスを持って登場) 梅村「どうも。元気久しぶり。あら、よしみ~」 竹田「あら、れいこ、違う?」 梅村「そうよ」 竹田「早乙女れいこさん?(グラスをテーブルに置く)」 梅村「うん(グラスをテーブルに置く)」 二人「(右手でハイタッチをしながら)いやあ久しぶり(左手でハイタッチをしながら)もう、肥えたわね(両手でハイタッチをしながら)うーん、お互いよ」 梅村「でも、大変やったね」 竹田「そうよ、私幹事なんて初めてでしょう。でも、クラス46人みんな揃ったわよ」 梅村「ホントね。ちょっと待って。うちのクラス、47人違うかった?」 竹田「そう?」 梅村「そうよ、一人足らんわよ」 竹田「あ~、亀岡のりこでしょ」 梅村「そうそうそう、あの汚い亀岡のりこ」 竹田「来えへんわよ」 梅村「ちょっと遅れてると違う?(と腕時計を見る)」 竹田「絶対、来えへんわ」 梅村「なんで?」 竹田「案内状、出してへんもん」 梅村「(手を震わせながら)ひど~い。でも良かった」 竹田「どっちやねん。どっちや」 梅村「れいこ、幼稚園の時から嫌いやったもん」 竹田「なんでよ」 梅村「髭剃り跡、濃いもん」 竹田「そんなことないわよ。それより、乾杯しましょ(とテーブルに置いてあったグラスを取る)」 梅村「乾杯しましょ」 二人「かんぱ~い」 (舞台左手から、ピンクのドレス姿に枡を持って松登場) 松「みんな~、久しぶり。(司会席に向かって)あら、山田さん、来てたの。中尾さんも、お久しぶり~。あ、れいこさんによしみさん、久しぶり~」 竹田「鏡割りなら向こうでやってるわよ」 松「ありがとう(と向こうへ行こうとして、慌てて戻る)。あんたなんで、私のこと無視するの」 竹田「当たり前やないの。どこの同窓会に、一号枡持ってうろうろしている人いるの」 松「これ、カクテルグラス言うてたよ」 竹田「どこのグラスに塩盛ってんの」 松「ソルティドッグって言ってたもん」 竹田「な~にがソルティドッグよ、ブルドッグみたいな顔をして」 梅村「っもう、よしみ、いいやないの」 松「ねえ」 梅村「髭剃り跡、濃いねんから」 松「わお。ねえ、私も挨拶して」 竹田「あんた、よくここ来れたわね」 松「私、匂いでわかるの」 竹田「あんた、犬か。ああ、挨拶ね」 三人人「(右手でハイタッチをするが、松は背が低くて届かず)いやあ久しぶり(左手ででハイタッチをするが、松は背が低くて届かず)もう、これたね(二人で松にハイタッチをしながら)うーん、向こう行って」 松「私も入れてよ」 竹田「しょうがないわね。入れてあげるわよ」 梅村「ねえねえねえ、よしみ。こんな楽しい席でないけど、れいこの悩み、聞いてくれる」 竹田「悩みって?」 梅村「れいこ、今、不倫してるの」 二人「えー、不倫!」 竹田「まさか、妻子ある人と?」 梅村「そう。その彼とのことで」 竹田「れいこと私の仲でしょ。何でも聞いてあげるわよ」 松「ねえねえねえ。私も悩みあるの、聞いてくれる?」 竹田「髭剃り跡濃いことでしょ?」 松「そう、メイクしてもわかる……って違うでしょ。私も不倫してるの」 梅村「あんたも~。二人とも聞いてあげるわよ、座りましょ」 松「(二人は座るが、松はいきなり『FU・RI・NE』(増田恵子)を歌い踊り出す)FuRiNe FuRiNe FuRineな恋は~」 竹田「あんた、ホンマ悩んでんの?」 松「(慌てて座る)」 竹田「で、れいこの彼ってどんな人?」 梅村「大阪から単身赴任してきた、れいこの上司」 竹田「あら~よくあるパターンねえ。のりこさんの彼は?」 松「私の彼はね」 二人「うん」 松「左きき(「わたしの彼は左きき」という曲がある)」 竹田「(呆れ顔をした後、松を無視して)それでれいこさんの彼は」 松「ごめんなさい、ごめんなさい。私の彼もね、大阪から単身赴任してきてるの」 竹田「それ、先に言いなさいよ。それでれいこは彼とどういうきっかけで?」 梅村「あれは忘れもしない、4月の第3金曜日だったわ。(小林明子『恋に落ちて』が流れ出す)れいこが残業していると、後ろからそっとやってきて、終わったら食事で行かないかって、誘われたの」 竹田「それで?」 梅村「その日は食事だけで帰ったわ」 竹田「うそ~」 梅村「それから毎週金曜日。彼の部屋に行くようになったの」 竹田「真剣?」 梅村「だから人はれいこのこと、金妻って呼ぶわ」 竹田「金妻? マジ? マジマジマジ?」 梅村「マジよ」 竹田「うそ~」 松「のりこの話によく似てるわ」 竹田「ホンマ?」 松「のりこがバイトしていると、後ろに来て」 竹田「首絞めに」 松「キューって違うわ。バイトが終わるといっしょに」 竹田「自衛隊入らないかって」 松「待って。なんで私が駐屯地行かなきゃならないのよ。私も食事に誘われたの」 竹田「勿体ない」 松「勿体ないって。それから私も毎週、土曜日に彼の部屋に行くようになったの。だから人は、私のことを土妻って呼ぶわ」 竹田「どつく?」 松「土妻。土妻やないの」 竹田「マジ?」 松「マジマジマジ」 竹田「マジマジマジ」 松「マジマジモジ」 竹田「モジやないわ。あんた音楽ないんだから、座りなさい。(れいこに向かって)でもそんな関係だったら、デートするのも大変でしょ」 梅村「そう。だから、ホテルで会ってホテルで別れるの。小さな恋のお話(『ホテル』島津ゆたかの歌詞)」 竹田「そんなことなってんの」 松「のりこもそうよ。トイレで会ってトイレで別れ。これがホントのくさい仲」 竹田「歌丸さんの座布団、二枚取れ」 松「うわー」 竹田「こんなことしてる場合違うんや。この後かくし芸大会やわ~」 松「かくし芸大会あるの?(左手で水のグラスを取る)」 竹田「のりこ、今何時?」 松「今ね、ちょうど2時(腕時計を見ようとするため、グラスが横になり、水が服にかかる)。いやー、冷たいやないの。れいこに聞いてよ、れいこに 」 竹田「ごめん、ごめん。れいこに聞くから。今何時?」 松「濡れるぞ」 梅村「(立ち上がって、松の頭でグラスを傾けながら)今ね、ちょうど2時半(グラスの水が松に全部かかる)」 松「やっぱり美女はビジョビジョ」 竹田「ついでに座布団、三枚取れ。でもまた二時半だから、話聞いてあげるわ」 梅村「ありがと」 竹田「で、れいこの彼って幾つ?」 梅村「れいこの彼は34歳」 松「えっ、のりこの彼も34歳」 二人「(立ち上がって手を取り合いながら)偶然ね」 竹田「で、どこに住んでんの?」 梅村「千駄ヶ谷」 松「えっ、のりこの彼も千駄ヶ谷」 二人「(立ち上がって手を取り合いながら)偶然ね」 竹田「名前は?」 二人「伊藤啓って(立ち上がって手を取り合いながら)偶然ね~(二人気付いて前に出てきて、手を放す)ちょっと待てい!」 梅村「それ、私の彼よ」 松「それ、私の彼氏よ」 梅村「何を言うてんの。あんたみたいな子、相手にせえへんわ、フン、ブス」 松「フン、チビ。(内海)好江師匠みたいな顔をして」 竹田「それはあんた」 梅村「彼に気に入ってもらおうとしたら、その髭、どうにかして」 松「あんた、この口が(と相手の頬をつまむ)言うんか」 梅村「何よ。あんた、れいこの言うことが(と相手の耳たぶをつまむ)聴こえてないの(と思い切り引っ張る)」 松「うわー、耳が、耳が。あんたなかなか粋なこと(ガムテープの切れ端を竹田からもらう)やってくれるや(ガムテープを相手の口に張る)ないの!(と思い切りガムテープを引きはがす)」 梅村「なによ(と相手の頭を掴んで上を向かせ、口を開けさせる)あんたこそ(と竹田からタバスコの瓶をもらう)なかなか(と相手の口の中にタバスコを何回もかける)粋なことを(相手の口をふさぎ、ガムテープを口でふさぐ)やってくれるやないの(ガムテープを引きはがす)」 松「うわー、アチャアチャアチャ。水水水」 竹田「水はないわよ。あ、ビール?」 梅村「はい(とテーブルの上のビール瓶を掴み、相手を叩く)」 松「わー。あんた、ついに私を怒らしたわね」 竹田「あんた、今頃怒ってんの」 松「あんた、私を怒らしたら怖いんだからね。この腕に物言わせたろか」 梅村「何が怖いねん」 松「行くでー。(裏声で)この野郎。びびったやろう」 竹田「別の意味でびびったわ。ねえ」 梅村「(裏声で)お前!」 竹田「あんたもかい」 二人、どつき合う。 竹田「止めなさい(間に入って止めようとするが二人に叩かれる)。(切れながら)止めえ言うとるのがわからんのかい、ボケ。ちょっと。あんたの言ってる彼って、この日と違う(とパネルを取り出すと、そこには鳳啓介の顔写真)」 二人「そうよ、この人よ」 竹田「こんなエロガッパの、どこがいいの」 二人「エロガッパ!」 梅村「なんであんたがそんなこと言うのよ」 竹田「だって私この人の五番目の妻やもん」 三人「あー、遊んでばかりで最低やん」 「盛り上がりは良かったが、僕の写真が出てくるのはいただけない」「ネタ的にあまり感心しなかった」「男が女を明るく演じるから楽しく見える。今日は暗かった」「人が見て不快に感じる笑いに繋げない方がいい」 準決勝Aブロックに比べ皆の点数が低く、審査員からも厳しい言葉が多かった。最初3組が低調だったことも救われ、勝ち上がる。 | |
テレビ東京の「一口寄席」でカンフーのコントをしていた。 | |
はるか昔なんですが、花王名人劇場で”若手芸人発掘…”みたいな番組をやっており(タイトル忘れました)、若手芸人が4、5組くらい出ている中で松竹梅と岡けん太・ゆう太が出ていました。 その時、松竹梅のやったコントの中で、松みのるが火のついた紙を口の中に入れて消火するというネタがあったんですが、司会の横山やすしに(何て言ったかは忘れましたが)「そこまでして笑いとるな!」みたいな事を言われてお叱りを受けていました。 でも実は以前に「お笑いスタ誕」の「爆笑紅白大合戦」の中でも同じネタをやっており、その時の点数は何と、「第3回サバイバルシリーズ」初出場のコント山竹君が出して以来の100点満点! 同じネタでも見る人によって全然評価が違うって事ですかね。 | |
番組後期の女性人気は、ウッチャンナンチャンと並んでダントツだった。三番手がPALCO。 | |
女装ネタはあまり好きでないです。女性には凄く受けていましたが。 | |
1985年 ABCお笑いコンクール新人賞受賞。 | |
ふけとりシャンプーの「ミカロン」のコマーシャルに出ていました。美容院の客と新米美容師と先生という、コントそのままみたいな設定で「シャンプーして」「しました」「フケよ」「え?!」という流れのコマーシャルだったと思います。 | |
松みのる『元よしもと・ホリプロ芸人の芸能裏話』(スリースパイス,2017)(電子書籍) | |
サワズ・カンパニーにスカウトされるも、マネージャーと喧嘩して事務所を出る。1989年、ホリプロにスカウトされる。1992年に解散。 | |
梅村、竹田で「ディスカス」を結成。平成版『お笑いスター誕生!!』になりそこなった『GAHAHAキング』に出ていましたが、達者な分逆に笑えませんでしたね。現在は不明。 | |
梅村達也と竹田倫克の「ディスカス」の『GAHAHAキング』における実績 (1週目) 梅村:結婚式場の案内人 竹田:婚約者を連れた新郎 竹田は結婚式の下準備で式場に訪れる。そこへ式場の案内人の梅村がとんでもないプランを立てて竹田を怒らせる。式場のコース料理が鍋料理、お母さんへの花束贈呈がロシア民謡など……。 (2週目) 梅村:同じマンションに住む住民 竹田:子供づれのマンション住まいのお父さん 日曜日を迎えて家族仲良くキャッチボールをする竹田に、変な子育てのアドバイスをする梅村。2人ともベンチ越しに座って会話、梅村が竹田の息子を犬扱いするコント。竹田の息子の「健太」くんを梅村が「スコフト」と呼んで石を投げる。「どこのロシア人やねん!!(竹田ツッコミ)」 (3週目) 梅村:カツラの研究員 竹田:カツラを試着した顧客 新型のカツラを愛用している竹田に、その経過を伺う梅村、次々変な場面の設定にいかにそのカツラが対応できるか実験する。「ジェットコースターの時、頭を押さえるとこいつヅラや!!と思われるの嫌でしょ~う(梅村ボケ)」 (4週目)ここで敗退 梅村:マンションの管理人 兼 お祭り実行委員 竹田:マンションの住民 毎年恒例のマンション総出のサンバカーニバルを実行しようとする梅村と嫌々企画に応じる引っ越してきたばかりの竹田。サンバが盛り上がってきたら素っ裸になって「ハイ!ニバって下さいっ!!(梅村)」「嫌やわ!!(竹田)」言うコントだった。 | |
松竹梅の梅村さんですが、1997年頃に「ディスカス」を解散した後に、TVガイドのスター名鑑に出ていました。 立ち読みだったのでうろ覚えですが、事務所はホリプロではなく移籍したものと思われます(どこかは覚えていない)。そして、経歴の中に何かゴルフのビデオに出ていたことがかかれていました(何のビデオかは覚えていません)。 次のスター名鑑には名前がなくなっていたので1988~99年頃に引退したと思われます。 そういや、ディスカスがGAHAHAに出たとき、審査員の島田洋七に「あとにいいもの残そうなんて思うなよ!住所も家も知っとるんやで!こんなとこで会うとは思わなかったわ!」とハッパをかけられていました。 | |
梅村は格闘技好きで有名。親友川田利明(元全日本プロレス)の必殺技、ストレッチ・プラムの考案者及び命名者。プラムは梅村の“梅”から来ている。当初は“梅コブラ”だったが、格好悪いので変更したとか。UWFスネークピット・ジャパンでときどきトレーニングもしていた。 | |
梅村は2001年、大阪プロレスの入場テーマ曲集CD「大阪プロレスOSAKA」で、桂三枝とともに「くいしんぼう仮面のテーマ」を歌う。 また2009年7月4日、ディファ有明で行われた故三沢光晴さんのお別れ会に参加している。 | |
竹田はお好み焼き屋をやっていたとのこと。 | |
松みのるさんは、お笑いタレント養成塾を主宰、お笑いライブのプロデュースをされておられます。詳しいことは、松稔お笑い塾で。 ブログ松稔(マツミノル)の芸能裏話があります。電子書籍も出版されました。 |
翔と遊 | |
1984年1月28日(第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ) | |
第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。 第3回オープントーナメントサバイバルシリーズ出場。 第4回オープントーナメントサバイバルシリーズ2回戦進出。 第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦負け。 | |
漫才。 | |
翔(ちょっと肥った方)と遊のコンビ。関西出身。芸名は翔んで遊んでという意味(そのまんまやん)。 片方は兵庫県出身らしい。その片方は高校時代、友人と漫才コンビを組んで『素人名人会』(毎日放送)で名人賞を受賞している。高校卒業後、養成所(松竹?)で相方を見つけてコンビを結成。 | |
(第1回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦 77点× No.197 1984年2月11日放送) 小学校、中学校、高校、大学でどういう男性がもてるかというネタ。 個人的には面白さを感じなかったし、予想通り1回戦で負けたが、大山のぶ代あたりは「翔が可愛い!」とはしゃいでいた。そんなに可愛かったかな? | |
(第5回オープントーナメントサバイバルシリーズ1回戦 78点× No.266 1985年6月15日放送) ファンの声援から少年隊とシブガキ隊のネタ。 翔「少年隊っておるな。ヒガシと西と南と北と」 遊「違うわ、ヒガシと錦織と植草や」 翔「シブガキ隊ももう終わったな」 遊「何でや」 翔「足したらもう60歳や」 遊「足すな! 平均したら20歳で若いやろ」 翔「あと、一番売れているのが、杉山清貴とオメガトライブ!」 遊「ふたりの夏物語」 翔「トップテン(うわー日テレらしい)でようやく1位を取ったな」 遊「よかったな」 翔「だけど杉山清貴、昔はソロだったんだぞ」 遊「ソロだったんか。アイドルでもやっていたんか」 翔「演歌や」 遊「演歌?」 翔「知ってるか。小野さとるって言うんだ」 遊「誰や、それ」 翔「知らんのか。よこはまババって歌だ」 遊「違うやろ! よこはまチャチャや」 | |
『テレビ演芸』にも出演。 | |
あまり面白くないという印象しかないです。 | |
1984 年の第5回ABC漫才・落語新人コンクールにもエントリーされているが、ダウンタウンに負けている。 | |
翔と遊もどっきりカメラ仕掛け人で出てたのを見ました。お笑いスタ誕に出てすぐだったので覚えてます。 現在は不明。 |